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グレン・グールド 89回目の誕生日とJ・S・バッハ

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こんにちは、
ともやんです。

今日9月25日は、カナダ出身のピアニスト、グレン・グールドの89回目の誕生日です。
長寿の多いピアニストの中では、この年齢まで活動する人もいるくらいですが、残念ながらグレン・グールドは、39年前の1982年10月4日に50歳で永眠しました。

当時社会人1年目だった僕は、衝撃を受けましたが、50歳の年齢に対してはあまり深くは考えませんでした。

しかし、現在自分が50歳はおろか、60歳も超えたことを思うと、50歳の人生と言うのはあまりにも短いものだったと言えます。

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グレン・グールドを聴いていると

東京の青山一丁目の交差点近くにカナダ大使館があります。
その中に図書室があり、日中でも人が少なく、PC作業が捗る空間です。

もっとも、以前は近くの会社に勤務していた関係で時々利用しましたが、サラリーマンを止めた現在、わざわざそこまで行くこともないので、現在では当時を懐かしく思い出す程度です。

その図書室に行くと、グレン・グールドのコーナーがあり、関連書籍やCDの貸出をしてくれます。

それがそこそこのスペースを取っていて、日本におけるグールドの人気なのか、それとも世界的な人気なのかわかりませんが、他の著名人のコーナーが、あまり見受けられないところを見ると、やはりカナダが誇る芸術家として位置づけなのかと感じました。

グレン・グールドは、ある時期からコンサート活動を止めて、録音だけで自身の音楽を届けるという活動になりました。

クラシックの音楽家たちは、実演こそ自身の芸術の真髄を伝えるものとスタジオでの録音には、積極的ではない人が多い中、実演を一切やめてスタジオでの録音のみで、自身の芸術を伝えるというのは稀有な存在です。

だからグレン・グールドを表現するのに奇才という言葉がよく使われます。

つまり変人だったわけです。

夏でも黒いコートとマフラーをしていたとか、録音の中でも普通に聴かれますが、曲に合わせて口ずさんだりしています。

ただ、単に変わった人だっただけなのでしょうか?

僕はよくわかりません。

彼のピアノを聴いていると多分理屈っぽいひとだったんだろうなとも感じるし、その感性の深さと早熟さにも驚かされます。

多分僕には生涯グールドの音楽は、理解できないと思うのです。

でも感じることはできるのでこれからもグールドの録音を聴き続けてきたいと思います。

グレン・グールド J.S.バッハ インヴェンションとシンフォニア

J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
※各調性での曲順はすべて2声(インヴェンション)→3声(シンフォニア)です。

(1)(2)第1番ハ長調 BWV772, 787
(3)(4)第2番ハ短調 BWV773, 788
(5)(6)第5番変ホ長調BWV776, 791
(7)(8)第14番変ロ長調 BWV785, 800
(9)(10)第11番ト短調 BWV782, 797
(11)(12)第10番ト長調 BWV781, 796
(13)(14)第15番ロ短調 BWV786, 801
(15)(16)第7番ホ短調 BWV778, 793
(17)(18)第6番ホ長調 BWV777, 792
(19)(20)第13番イ短調 BWV784, 799
(21)(22)第12番イ長調BWV783, 798
(23)(24)第3番ニ長調 BWV774, 789
(25)(26)第4番ニ短調 BWV775, 790
(27)(28)第8番ヘ長調 BWV779, 794
(29)(30)第9番ヘ短調 BWV780, 795

(31)イギリス組曲第1番イ長調 BWV806

グレン・グールド(ピアノ)

録音:1964年3月 ニューヨーク、30丁目スタジオ(1)-(30)
1973年3月&11月 トロント、イートン・オーディトリアム(31)

バッハ:インヴェンションとシンフォニア 他 グレン・グールド

わずか50年の人生を疾走した孤高の天才グレン・グールドの芸術の精華は、生涯にわたって演奏し続けた大バッハの音楽とされています。

このアルバムでグールドは、教育用音楽と考えられていた「インヴェンションとシンフォニア」に新たな生命を与えたといえるでしょう。

録音に使用したピアノは第二次世界大戦以前のスタインウェイCD318で、グールドがバッハの演奏に不可欠と考えていたノンレガートの特性が見事に生かされた名演奏となりました。

カップリングのイギリス組曲はバッハの生きる喜び、音楽の喜びが溢れている軽やかな舞曲集で、グールドはここでは愉悦に満ちた生き生きとした演奏を聴かせます。



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