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クーベリック ベートーヴェン交響曲全集より

こんにちは、
ともやんです。
チェコが生んだ大指揮者ラファエル・クーベリック(1914-1996)が、1971~75年に掛けて9つのオーケストラと録音した全集がSACD化されて発売されます。
一般的な全集の場合、指揮者とオケは固定していますが、曲ごとに9つのオケを振り分けるという面白い企画です。
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クーベリックが、ベートーヴェンの9つの交響曲を振り分けたオーケストラは次の9つのオーケストラです。

第1番 ロンドン交響楽団
第2番 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
第3番”英雄” ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
第4番 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
第5番”運命” ボストン交響楽団
第6番”田園” パリ管弦楽団
第7番 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第8番 クリーヴランド管弦楽団
第9番”合唱” バイエルン放送交響楽団
世界的な錚々たるオーケストラが並んでいますが、残念なのは、自国の名門オーケストラ、チェコフィルとの録音がないこと。
これはしかたないことで、クーベリックは、第二次大戦後チェコが社会主義国家となったことでイギリスに亡命し、チェコの民主化により当時のハヴェル大統領の要請で亡命先のイギリスより帰国して「プラハの春」音楽祭で復活のしたのは1990年のことでした。
私がいつも感じるのは、ヨーロッパでのクラシック音楽家の社会的な地位の高さです。やはりこれは歴史の違いでしょう。日本はまだ100年少々ですから。
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ベートーヴェンの交響曲全集は売れる!?

さて、ベートーヴェンの交響曲全集は、これでもかというほど多数録音があります。
それこそ指揮者になったらこれだけは録音したいと思うのか、それともレコード会社は、ベートーヴェンの交響曲全集なら、ある程度知名度がある指揮者、オケなら売れると思うのか、多分その両方だと思いますが、普段ベートーヴェンを得意としていない例えば巨匠ではアンセルメ(1883-1969)なども全集を録音しています。
確かジャーナリストの木村太郎さんが、ベートーヴェンの交響曲全集が出るとすぐ買っちゃうので、もう100セット以上家にあります、なんて言っていました。
多分、そんな人は多いと思います。
私も多分20~30セットは家にあると思います。
その中でクーベリックの全集は、9つの交響曲が、全て別々のオケで録音したという唯一無二の存在で、発売以来市場に出ています。
実は、私自身、クーベリックのCDは、あまり聴いていません。
いくつかのモーツァルトやマーラーは聴きました。
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クーベリック ベートーヴェン交響曲第4番&第5番

どれも美しく端正な演奏で、曲を堪能できるのですが、いまひとつパンチがないというか、クーベリックでなきゃいけない、という感じがないのです。
そんなこともあり今回改めて、全集の中から第4と5番を聴きました。
どちらも素晴らしい演奏です。
第4番は、イスラエルフィルの美しい響きが聴きもの。
第5番は、小澤征爾が、若干38歳で音楽監督に就任した年の録音。
ボストン響は、のちに小澤とも録音していますが、クーベリックの方がずっとゴツゴツして男性的でベートーヴェンらしい素朴で武骨で好感が持てます。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60
1.(11:02) I. Adagio – Allegro vivace
2.(09:08) II. Adagio
3.(05:55) III. Allegro molto e vivace
4.(06:38) IV. Allegro ma non troppo
total(32:43)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 – Israel Philharmonic Orchestra
ラファエル・クーベリック – Rafael Kubelik (指揮)
録音:1975年9月、ミュンヘン、ヘルクレスザール
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交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67
1.(06:56) I. Allegro con brio
2.(09:18) II. Andante con moto
3.(04:57) III. Allegro
4.(11:02) IV. Allegro
total(32:13)
ボストン交響楽団 – Boston Symphony Orchestra
ラファエル・クーベリック – Rafael Kubelik (指揮)
録音:1973年11月、ボストン、シンフォニー・ホール

【SACD】 ベートーヴェン:交響曲全集 [SACD[SHM仕様]]<生産限定盤>

ベートーヴェンの9曲の交響曲を、それぞれ別のオーケストラを指揮して録音したことで話題になったクーベリックのベートーヴェン交響曲全集をSA-CD化。4-6番は2004年にハイブリッド盤でリリースされていましたが、今回は全曲を独Emil Berliner Studiosで新たにリマスタリング。9つのオーケストラのそれぞれの音色の違いに加え、録音会場の響きの違いなどもより一層鮮やかに聴きとることができます。CDでは5枚組のところ、SA-CDの長時間収録を最大限に生かし、4枚のディスクに収録。ベートーヴェン・イヤーにふさわしい復刻と言えるでしょう。



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