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ティントナー ベートーヴェン交響曲第4番&シューマン交響曲第2番

こんにちは、

ともやんです。

 

今週は、ティントナーのレビューが続きます。

 

遅れてきた巨匠ゲオルグ・ティントナーの名演を世に紹介しないと故ティントナーに申し訳ないとばかり、ナクソスのティントナー・メモリアル・エディション第3集が、ベートーヴェンの第4交響曲とシューマンの第2交響曲という渋い組み合わせを聴きました。

 

しかし、共に僕の大好きな曲だけに、演奏の良し悪しには多少うるさいです。

 

ところを文句付けるどころか、その素晴らしさに完全に打ちのめされました。

 

打ちのめされてこんな快感はないほどです。

 

ティントナーに関する記事は、こちらもぜひお読みください。

モーツァルトの名盤 ティントナー カリスマ前のライブ名演

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ティントナー ベートーヴェン交響曲第4番 シューマン交響曲第2番

ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)

交響曲第4番変ロ長調作品60
Ⅰ(12:43)Adagio-Allegro vivace
Ⅱ(09:39)Adagio
Ⅲ(05:48)Allegro vivace
Ⅳ(05:40)Finale:Allegro con spirito
録音:1988年2月10日ライブ

 

ロベルト・シューマン(1810-1856)
交響曲第2番ハ長調作品61
Ⅰ(14:02)Sostenuto assai
Ⅱ(06:47)Scherzo:Allegro vivace
Ⅲ(10:52)Adagio espressivo
Ⅳ(08:57)Allegro molto vivace
録音:1991年1月9日ライブ

ゲオルグ・ティントナー指揮
シンフォニー・ノヴァ・スコシア

 

『ティントナー・メモリアル・エディション 第3集』

 

CBCカナダ放送の放送用のライブ録音。

ベートーヴェンの方は、昨日紹介したシューベルトの第9交響曲”ザ・グレート”と同じ録音日になっているのです。

 

当日のプログラムは、ベートーヴェンの4番、シューベルトの”ザ・グレート”と誠に贅沢なものだったようです。

 

さて、演奏はベートーヴェンは、本格的な巨匠然として名演で、主部に入ってからのティンパニの使い方が絶妙で、煽るような力強さがグッときます。

 

シューベルトの名盤 ティントナーが時代を超えて心の交信
↑ ↑ ↑
同日の演奏したシューベルトが、どちらかというと、古楽器演奏にも通じる軽やかさがあったのとは違って、ベートーヴェンは、オーソドックスで正攻法な演奏を聴かせてくれて、ティントナーの至芸の深さを思い知らされます。

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ティントナー シューマン交響曲第2番 20世紀最高の録音の一つ

 

こんな表現していいのかな、なんて悩みもしないほど素晴らしい演奏です。

 

シューマンの第2交響曲というともっとも人気がなくて、晦渋なイメージもあり、しかもそれがシューマンの精神病と関係があるような書かれ方をした文章を良く見ます。

 

しかし、僕はまったく感じないし、しかも晦渋とも感じることはなく、むしろ分かりやすいと感じていたし、正直、シューマンの交響曲では一番好きです。

 

ただ、なかなかいい演奏に出会えなくて、今まで聴いた中では、シノーポリ指揮ウィーンフィルが、一番感銘を受けました。

 

ところがティントナーですよ。まるでブルックナーの新しく発見された初期の交響曲か!と思わせるほど、神々しい演奏だし、こんな素晴らしい曲だったんだ!と深い感銘を与えてくれる名演なのです。

 

イントロのトランペットのフレーズが、ブルックナーの第3交響曲を思わせるような感じですし、第3楽章の深淵さももう堪りません。

 

聴かずに死ねない名演です!

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ティントナー・メモリアル・エディション

 

ナクソスの社運を掛けるかのようなブルックナーの交響曲全集の企画を託したのが、当時ほとんど無名の老指揮者ゲオルグ・ティントナーでした。

 

しかし、その録音が発表されるいなや、世界の音楽愛好家を驚愕させました。

 

まず、その演奏の素晴らしさ。

 

それが、全く無名の老指揮者が演奏している。

 

そしてそんな指揮者を発掘して一大企画を成し遂げたナクソスの評価もぐっと上げました。

 

僕もそうですが、ナクソスと言えば、廉価版レーベルというイメージでした。

 

ナクソスレーベルの名をグッと押し上げたティントナーに対して、ナクソスはティントナーが、カナダCBCレコードに残して名演を埋もれさせないことを使命として世に出しました。

 

そのCDは、第3集です。

 

CDの帯に書かれたナクソスのメッセージがいいです。

 

やたらにこねくり回すようなことはしません。かと言って枯淡の境地というわけではない。

全てにおいて中庸の極みなのです。そして聴き終えて残る印象は、

「ああ、やっぱりいい曲たちだ”という充足感。

音楽の楽しみ方は人それぞれ、血沸き肉躍るような刺激を求めるなら、あえてお薦めしません。

 

遅れてきた巨匠、そして悲劇的最期だったティントナーの偉大な芸術の全容を知るための貴重なシリーズです。

 

このブログでは、継続的にティントナーの録音をご紹介して行きます。

まとめ

 

ティントナーの生涯の幕の閉じ方は衝撃的でしたが、自分の好きなこと信じることは続けることが大切、ということ教えてくれます。

 

たかが人生、されど人生。

自分が選んだ道を行くだけですね。

 



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