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ベートーヴェン交響曲第3番”英雄” おすすめの名盤

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こんにちは、
ともやんです。

ブルーノ・ワルター(1876-1962)は、1957年から59年に掛けてコロンビア交響楽団とベートーヴェンの交響曲全集を録音しています。

Bruno Walter Conducts Beethoven

通常のCDはリーズナブル価格で出ています。

最近、SACD化されたことで、再度聴き直すことにしました。

ベートーヴェン:交響曲全集 ヴァイオリン協奏曲(SACDハイブリッド)
新着のSACDハイブリッド盤。

昨日、第1番と第2番を聴いて、今朝は第3番”英雄”と第8番を聴きました。

もう60年前の録音。それも80歳を過ぎての録音。でもなんだろう、この軽やかさと瑞々しさと格調の高さは。まさに解脱の世界。

人間の苦悩とか、喜びも悲しみも全ての感情を突き抜けたところのまさに天空の世界とはこれを差すのではないか、という演奏です。

今日はその中でも第3番”英雄”を取り上げます。

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ベートーヴェン交響曲第3番”英雄” 最高にカッコいい音楽

小学生の頃、NHK交響楽団の演奏会をテープレコーダーによく録音していました。
録音と言ってもリールのテープレコーダーのマイクをテレビの前において録音していたので、周りの生活音が入ってしまいます。

でも当時はそれで嬉しかったのです。

その中でいつ録音したのかわかりませんが、すごくカッコいい曲が収録されていました。しかもわずか数分だけでした。

冒頭の2つの和音の強奏とそれに続くチェロが奏でる雄渾な旋律。
でも残念ながら展開部の一部しか録音されていませんでした。

そのカッコいい曲がベートーヴェン交響曲第3番”英雄”と知りました。

中学生になり多少小遣いをもらえるようになって2枚目に購入したのが、フルトヴェングラー指揮ウィーンフィルのLPでした。

当時、録音に新しい古い、ステレオ録音、モノラル録音があるのも知りませんでした。

僕は購入したのは、フルトヴェングラー&ウィーンフィルの1944年12月のウラニア盤として有名な録音で、コロンビアから出ているLPでした。

フルトヴェングラーの演奏は緩急自在の劇的な演奏ですが、当時はそんなことはわかりません。こんな曲だと思っていました。でも音がどうもよくない。

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僕の好きなベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」4選

そこで次に買ったのが、ワルター指揮コロンビア響のLPでした。

音が晴れ渡った空の様にクリアだった記憶があります。

でも演奏はなんとフルトヴェングラーと違うのか!

ここからクラシックの名曲は、演奏者によって大きく変わること知りました。

それ以来、何十枚の英雄のLP、CDを聴いてきたことか。

コンサートでも、朝比奈隆、小澤征爾、小林研一郎で聴きました。

LP、CDで特に印象に残っているのは次の8枚です。

ベートーヴェン: 交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1944年12月19日、ウィーン、ムジークフェラインザール

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ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&「コリオラン」序曲 ブルーノ・ワルター 、 コロンビア交響楽団

指揮:ブルーノ・ワルター
管弦楽:コロンビア交響楽団
録音:1958年1月20日、23日&25日(英雄)、1959年4月15日(コリオラン序曲)

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ベートーヴェン:交響曲第3番≪英雄≫、≪レオノーレ≫序曲第3番 レナード・バーンスタイン

指揮:レナード・バーンスタイン
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年1、2月(レオノーレ序曲)、2月(理由)、ウィーン(ライヴ)

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ベートーヴェン: 交響曲全集 ジョン・エリオット・ガーディナー 、 オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック

指揮:サー・ジョン・エリオット・ガーディナー
管弦楽:オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
録音:1991年-1993年
CDの紹介が出来ませんが、以下の4録音も凄いです。

コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ドレスデン
朝比奈隆指揮大阪フィル(75年ヨーロッパツアー)
クナッパーツブッシュ指揮ブレーメンフィル
シューリヒト指揮フランス国立菅

どれが1番2番ということはないです。
順位は付けられません。

それぞれ素晴らしいのです。

そしてこの中で一番格調が高いのが、ワルター盤です。

第一楽章から悠然としてテンポ設定ながら、重くなりません。
軽やかにして味わいがあるのです。

第2楽章の葬送行進曲も淡々と進みます。
バーンスタインのように身もだえするような演奏ではありません。

第3楽章は、トリオのホルンのレガートが美しいです。
終楽章は、格調の高さと各パートのクリアな響きが変奏曲の醍醐味を楽しませてくれます。

通常盤>>>Bruno Walter Conducts Beethoven

SACDハイブリッド盤>>>ベートーヴェン:交響曲全集 ヴァイオリン協奏曲(SACDハイブリッド)

若いころは物足りないと思っていたワルターの演奏が、60歳を過ぎてわかるようになりました。そしてとても愛おしく思えてきたのです。

ぜひ聴いてほしい全集です。



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コメント

  1. ワルターのベートーヴェン交響曲第3番は、クラシック音楽に目覚めたときに聴き始めたCDです。その後、バーンスタイン(ウィーンフィル)、セル(クリーブランド)、クレンペラー(フィルハーモニア)、朝比奈 隆(大阪フィル77年盤)と聞き広げていきました。しかし、ワルターの芳醇な音にかなうCDは他にはありませんでした。それだけ、ワルターの魂が奥深いということだと認識しています。ありがとうございました。

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