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ベーム&ベルリンフィル ブラームス交響曲第1番は凄い!

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こんにちは。
ともやんです。

先日、ミュンシュ&パリ管弦楽団のブラームス交響曲第1番が凄いとご案内しました。

その演奏に対抗できる演奏というと僕が真っ先に思い浮かぶ演奏はカール・ベーム指揮ベルリンフィルによる’59年の録音です。

壮年期のベームが、早めのテンポで覇気溢れる演奏を展開し、ベルリンフィルが怒涛のアンサンブルで応える演奏が聴きものです。


※ブラームスの生地 ドイツ・ハンブルクの風景

 

ベームはのちの75年にウィーンフィルとブラームスの交響曲全集を録音しています。こちらはどっしり構えた演奏が素晴らしいですが、やはり切れ味鋭いベルリンフィル盤に大きな感銘を受けます。

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ベームのブラ1 ベルリンフィルか、ウィーンフィルか

ベーム(1894-1981)は、19世紀生まれの指揮者としては来日回数も4回と多く、特に75年はウィーンフィルとのコンビでは初めての来日をしています。(初来日は’63年でベルリン・ドイツ・オペラに同行)。

これがきっかけとなり、日本ではベーム人気が沸騰しました。

当時は、カラヤンとベームの人気が双璧で、レコード店に行くと両者のLPが、これでもか!と並んでいたものです。

ただ個人的に残念だったのが、73年3月にウィーンフィルの来日の際は、ベームは同行せず、若いアバドでした。

当時中学3年だった僕は、富山公会堂でその演奏を聴きましたが、ベームでなかったことをとても残念に思ったものです。

結局、ベームの実演は聴けずにアバドもあの時一回限りでした。


※3015m、立山連峰最高峰の雄山。残念ながら富山公会堂はその後なくなり、

現在は富山駅北口にオーバード・ホールという立派なコンサートホールがあります。

さて、ベーム&ベルリンフィルの演奏は、後のウィーンフィルの演奏より全曲で5分以上速いテンポの演奏です。
堅固な構成は、一分の隙もなく厳しさと気迫が漲るものです。ただあまりにも厳しいので第2楽章にはもう少し優しさと広がりがあればと無い物ねだりをしたくなります。

その点、後のウィーンフィル盤では、第2楽章の優しさと広がりが素晴らしく、そこに人生の黄昏を感じさせる憂いもあり、第2楽章のみはウィーンフィル盤の方が素晴らしいです。

合わせて聴いて頂くと、20世紀の巨匠カール・ベームの至芸と世界トップ2のオーケストラ、交響曲人気ナンバーワン候補のブラームス交響曲第1番を充分堪能できます。

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ベーム&ベルリンフィル ブラームス交響曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(12:39) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:31) II. Andante sostenuto
3.(04:31) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(16:38) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(43:19)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
Recourding:October 1959 Berrlin Jesus-Chiristus-Kirche

ブラームス:交響曲第1番 [UHQCD x MQA-CD]<生産限定盤> カール・ベーム 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 

MQA-CD×UHQCD=ハイレゾも聴ける高音質ディスク。これがCDの最終進化形だ!ベームが65歳のときにベルリン・フィルハーモニーを指揮した壮年期を代表するステレオ最初期の録音です。熱気を孕んだ指揮ぶり、オーケストラの威力のある音と卓越した表現力が一体となって、極めて勇壮な演奏が実現しています。ベームの数多い録音のなかでもひときわ光彩を放っている一枚です。

 

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ブラームス:交響曲第1番 [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤> カール・ベーム 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 

2010年からリリースしてきたSA-CD~SHM仕様シリーズ。これまで紙ジャケットでリリースしてきた約200タイトルの中から、オーディオ・ヴィジュアル評論家麻倉怜士氏が50タイトルを厳選。シングル・レイヤー、グリーン・レーベルというディスクの仕様はそのままに、通常ケース仕様に変更し、価格もお求め安くしました。この機会に「別次元の音」をぜひお試しください。
【アルバム解説】ベーム65歳のときにベルリン・フィルを指揮した、壮年期を代表するステレオ最初期の録音。熱気を孕んだ指揮ぶりとオーケストラの威力のある音と卓越した表現力が一体となって、極めて勇壮な演奏が実現しています。ベームの数多い録音のなかでもひときわ光彩を放っている一枚です。

 

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The Symphonies – Beethoven, Brahms, Mozart, Schubert カール・ベーム 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

このCD22枚組は、ブラームスだけでなく、ベームとウィーンフィル、ベルリンフィルの演奏によるモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲全集が収録されているのでコストパフォーマンスも高く超おすすめです。

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まとめ

「音楽の友」の人気企画「クラシック音楽ベストテン」の交響曲部門で常にベートーヴェンの交響曲とトップ争いを演じている唯一の曲がブラームスの交響曲第1番です。

ブラームス自身、ベートーヴェンを意識して、構想から20年も掛けて作曲した曲です。


※若き日のブラームス。この頃はまだ交響曲の構想を練っていたのだろうか。

だからCDもそれはそれはもうたくさんありますし、コンサートでも人気が高いです。
曲想も苦しみを乗り越えて歓喜に至る的で、締めくくりも晴れやかに終わります。

きっとブラボーおじさんたちも終わったら思いっきり叫べるのでしょう。

二日続けて、お気に入りの演奏をお届けしましたが、共に50年前、60年前という演奏で恐縮しています。

今後、近年、現代の演奏も紹介できるよう多くのCDを聴いて行きたいと思います。

 



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