アントン・ブルックナー作曲
交響曲第1番ハ短調
オイゲン・ヨッフム指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
音楽評論家の福島章恭氏の著書に、
“世の中にはブルックナーを一瞬にして「天啓」と受け取れる者と「一生涯無縁」の者の二種類があるのだということです。”
と記しています。
これは福島氏が音楽大学時代に体験したことも含めて感じたことだそうです。
この福島氏の理論で行くと、僕は「天啓」を受けた人間です。
ブルックナーは、カラヤンよりヨッフム
いまから40年以上前の中学生の時、カラヤン・ベルリンフィルの4番「ロマンティック」のLPを買って夢中で聴いたことから始まります。
ただ、最初にカラヤンのゴージャスな演奏に刺激を受けたため、その後、幅広い演奏スタイルを受け入れていくには多少時間が掛かりましたが、、
さて、ヨッフム指揮の最初の全集に入っている1番には、聴いた瞬間から心が洗われました。
なんと新鮮で健康的な音楽なんだ!人間60年近く生きていると汚れたものも付いてきます。
でも、この演奏を聴くとそれらが洗い流されるような気持ちよさを感じ、まさにリフレッシュされます。
しかも、50年前の録音に関わらず録音が良いものも驚きです。
ちょっと大げさになりましたが、この全集は持っていて、聴きこんで損はない、そして一生の友になることと思います。
聴かずに死ねない全集ですね。
2017年に没30年をむかえるヨッフムの集大成第1集
20世紀ドイツを代表する名匠オイゲン・ヨッフム(1902~87)が、ドイツ・グラモフォンへ数多くの録音を特に1950、1960年代という壮年期に行っています。ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーという三大Bの作品では、最も熱く、渋く、重厚、そしてロマンティックで熱情的な演奏は、現在においても名盤として言い続けられています。そうしたDGへ録音した協奏曲のバックを含む管弦楽作品録音を全て収録したものです。各ディスクは、オリジナル・ジャケット・デザインによる紙ジャケットに収納。
ユニバーサル・ミュージック
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