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ザンデルリンク ブルックナー交響曲第4番”ロマンティック”がいい!

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こんにちは、
ともやんです。

クルト・ザンデルリンク(1912-2011)は、ドイツ出身の指揮者で、戦前ナチスドイツから逃れ、ソ連に渡り、ムラヴィンスキーの下でレニングラードフィルの指揮者を務め、東ドイツでも活動を続け、後に西側に活動の拠点を移した人です。

同い年のチェリビダッケ、ヴァントに比べ存在感が薄いようですが、個人的にはブラームスの交響曲全集というとまずザンデルリンクを思い浮かべます。

ザンデルリンク ブラームス 交響曲第1番 新旧聴き較べ

このブログでも2018年11月18日に不遜にもサンデルリンクの名演として誉れ高いブラームス交響曲第1番の聴き比べなんていう記事まで書いています。

さて、この人は地味ですが、その残された録音を聴けば凄すぎる人だったことが伺えます。
今週は、勝手にザンデルリンク・ウィークなんて名付けて、ザンデルリンクの名演をお届けました。

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クルト・ザンデルリンク・エディションより

ポリドールから、CD11枚組で『クルト・ザンデルリンク・エディション』が出ています。

これは、ベルリン交響楽団とのブラームス交響曲全集を軸に、ブルックナー、ベートーヴェン、ラフマニノフの名演が収録されています。

売りとしては、ブルックナーの第4番、ベートーヴェンの”田園”に加えて、CD4枚分のラフマニノフが収録されているということです。

さて、1枚目のブルックナー交響曲第4番を聴きました。

ザンデルリンクの演奏は、弦主体で金管や打楽器をやや抑え気味にする傾向があり、それが地味と感じる場合はありますが、このブルックナーは最高です。

自然体で深い呼吸を第2楽章の深沈として演奏は、心が洗われます。またさすがバイエルン放送響の自然なアンサンブル、心をくすぐる木管の響き、厚みにある弦など、ザンデルリンクの深い息遣いと共に聴き終わった後に、ああ、素晴らしい時間を過ごしたと感じさせます。

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ザンデルリンク&バイエルン放送響 ブルックナー”ロマンティック”

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」 WAB 104 (1886年稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 4 in E-Flat Major, WAB 104, “Romantic” (1886 version, ed. L. Nowak)

1.(20:01) I. Bewegt, nicht zu schnell
2.(16:19) II. Andante quasi allegretto
3.(11:27) III. Scherzo: Bewegt – Trio: Nicht zu schnell
4.(23:01) IV. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell
total(70:48)

バイエルン放送交響楽団 – Bavarian Radio Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)
録音:1994年11月4&5日/ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・
デジタル)

 

【CD】 クルト・ザンデルリンク・エディション クルト・ザンデルリング

 

正規盤初出!ザンデルリング&バイエルン放送響!
1994年、ミュンヘン・ライヴは、ブルックナーの「ロマンティック」!
冒頭、弦のトレモロに乗って静かに浮かび上がる、深く息の長いホルンのソロ。ここから始まる最初の5分を聴けばたちどころに、この演奏がいかにとんでもないものかお分かりいただけるはず。ザンデルリング&バイエルン放送SOによる「ロマンティック」は、94年のミュンヘン・ライヴ~名ホールとして知られるヘラクレスザール。『正規盤初出』のレパートリーですが、音源そのものは既にファンの間では広く知られていましたわけで、この度、見事にProfilがリリースに成功。ザンデルリングのブルックナーでは、近年シュトゥットガルト放送響との第7番(99年ライヴ;hanssler 93027)における自然体の音楽も思い起こされますが、この第4番は格別の出来栄え。とにかくオケがめちゃくちゃにうまい!巨匠スタイルの圧倒的なアプローチに応える、バイエルン放送SOの底知れぬ実力。たとえば第2楽章アンダンテ。柔らかく繊細に始まり、やがてあたかも木漏れ日が射しこむかのような優しい表情をみせるあたりなど、言葉を失うほどの美しさ。壮大なフィナーレに至ってはこのうえなく感動的でしびれます。録音も見事で、ザンデルリングの至芸を堪能する一枚です。
以上、単独販売された時のタワーレコードからのコメント



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