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ヤノフスキ ブルックナー交響曲第1番と第2番を聴け!

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こんにちは、

ともやんです。

マレク・マノフスキは、1939年生まれ、ポーランド出身の名指揮者です。

名前は、なんとなく聞いたことがある程度の人でしたが、今回、スイス。ロマンド管弦楽団と録音したブルックナー交響曲全集から、第1番と第2番を聴いて、とても感銘を受けました。

この人は凄いです。

ぜひ、このブルックナーを聴いてください!

世代的には、リッカルド・ムーティ(1941年生まれ)ダニエル・バレンボイム(1942年)という人で、まさに現在の巨匠です。

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マレク・ヤノフスキ ブルックナー交響曲第1番と第2番

ヤノフスキのブルックナー交響曲第1番は、素朴にして荒々しく表現したブルックナーで、スイス・ロマンド管弦楽団の音色が、いぶし銀的で、なにか上質な木綿の手触りというか、非常に好感が持てる演奏です。

特に第2番の第3楽章は名演で、ここまで遅く素朴に、田舎くらく演奏したものは聴いたことがありません。

世間は広いですね。

ブルックナーと言えば、歴代の名指揮者オイゲン・ヨッフムを思い出しますが、ヨッフムは特に第1番、第2番を得意としていました。

ヤノフスキの演奏は、そのヨッフムをもう少し素朴にして、田舎くさくした感じで、そこに人肌的な温もりを感じるのです。

そしてスイス・ロマンド管弦楽団の響きが渋い!

フランス音楽やバレエ音楽の権威、エルネスト・アンセルメが創設した楽団ですから、

華麗でフランス的な響きをイメージしていましたが、違いますね。

スイスの牧場に寝転がって聴くような土と草の香りがしそうなサウンドです。

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ヤノフスキ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ブルックナー交響曲第1番

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第1番 ハ短調 WAB 101 (1877年リンツ稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 1 in C Minor, WAB 101 (1877 Linz version, ed. L. Nowak)

1.(11:59) I. Allegro
2.(12:41) II. Adagio
3.(08:25) III. Scherzo: Schnell
4.(14:00) IV. Finale: Bewegt, feurig
total(47:05)

スイス・ロマンド管弦楽団 – Swiss Romande Orchestra
マレク・ヤノフスキ – Marek Janowski (指揮)
録音: June 2011, Victoria Hall, Geneva, Switzerland

ブルックナー:交響曲第1番(スイス・ロマンド管/ヤノフスキ)

ヤノフスキ&スイス・ロマンド管によるブルックナー・シリーズとして、交響曲第1番が登場。第5~第9番が、好評の内にリリース済みで、本盤も期待の1枚。2011年6月、スイス・ロマンド管の本拠であるジュネーヴ、ヴィクトリア・ホールでの収録。
巨匠アンセルメによって創設、その後、クレツキ、サヴァリッシュ、H.シュタインといった錚々たる指揮者によって引継がれた名門オケの首席指揮者を、2005年から務めているマレク・ヤノフスキ。

充実した音楽活動、録音を行っている両者におけるレパートリーの内、主要なものの一つと言えるのがブルックナーであり、全集完成が待たれます。

タワーレコード (2012/03/01)

 

ヤノフスキ指揮スイス・ロマンド管弦楽団 ブルックナー交響曲第2番

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第2番 ハ短調 WAB 102 (1877年稿・ギャラガン版)
Symphony No. 2 in C Minor, WAB 102 (1877 version, ed. W. Carragan)

1.(17:47) I. Moderato
2.(14:21) II. Andante: Feierlich, etwas bewegt
3.(08:46) III. Scherzo: Massig schnell
4.(13:58) IV. Finale: Mehr schnell
total(54:52)

スイス・ロマンド管弦楽団 – Swiss Romande Orchestra
マレク・ヤノフスキ – Marek Janowski (指揮)
録音: October 2012, Victoria Hall, Geneva, Switzerland

ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(1877年稿、キャラガン校訂) マレク・ヤノフスキ スイス・ロマンド管弦楽団

このやや地味ながら独特のみずみずしい美しさが光るブルックナー初期の傑作第2番交響曲は、もっと人気があってもよさそうに思えますが、とても魅力的なアルバムが加わったことをとてもうれしく思います。

歌に満ち溢れた作品の特性が、明瞭な録音と、また実に色彩豊かなオーケストラ、これを余情豊かに歌わせる指揮者の練達のリードによって、実に新鮮かつ魅力的に開花していると感じます。

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最後に

世間は、広いです。

ヤノフスキは、決して忘れられた指揮者ではなく、むしろその名声は世界的に認知されていますが、極東のいち音楽ファンとしては、なかなか知る機会のない人です。

最近思うのは、過去の巨匠たちの演奏を追っかけるのもいいですが、現役で頑張っている演奏家たちも応援して行かないといけないなと思います。

特にヤノフスキは来年で80歳を迎えます。

ますます元気に活動してほしいです。

あと、ぜひベートーヴェンの交響曲も録音してほしいな!



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コメント

  1. ヒムヒム より:

    こんにちは。私はブルックナーと伊福部昭をこよなく愛するクラシックファンです。ケンペのブルックナー、私も高く評価しておりますが、8番に関しては1、2、4楽章は最高級の演奏なのに第3楽章(アダージョ楽章)の一番盛り上がった部分だけいきなりモノラル録音となり、がっかりさせられました。マスターテープが無くなってしまいリマスタリングも出来なくなってしまったこの演奏、もったいないとしかコメントできません。

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