こんにちは、ともやんです。
8月8日の龍ケ崎で聴いた「オリジナルCDコンサート」の第3弾です。
この日のプログラムは、「夏のポピュラー名曲集」と題して前半と後半に分けて全4曲が披露されました。
- 順番に記すと、
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ワーグナー:歌劇”タンホイザー”序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調
シベリウス:交響詩”フィンランディア”
上記2曲は、既にブログにアップしました。
今回は、3曲目のドヴォルザークのチェロ協奏曲を取り上げます。
ドヴォルザークのチェロ協奏曲について
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)は、チェコを代表する作曲家です。
もし彼の名前を知らなくても、小学生の頃、夕方に校庭に流れた交響曲「新世界より」の第2楽章のメロディー、「家路」という名称で歌にもなっていますが、これを聴いたことがない人は少ないでしょう。
最近読んだ町田そのこさんの「ドヴォルザークに染まるころ」という小説で、福岡のとある小さな町の小学校が廃校になる。そして最後の秋祭りに集う人たちの過去と現在、そして未来が交差する内容。
ドヴォルザークの”家路”が効果的に使われていました。
特に中年以降の方にぜひ読んでほしい作品です。
チェロ協奏曲ロ短調の解説
さて話題を本筋に戻します。
古今のチェロ協奏曲のなかでも出色の作品です。
19世紀以前の作品としては、ハイドン、シューマンが残していますが、人気面ではドヴォルザークが最高と思います。
20世紀になるとエルガー、ショスタコーヴィチが傑作を残しています。
ただ個人的によく聴くのは、エルガーとドヴォルザークです。
ドヴォルザークの作品は、ニューヨーク国立音楽院院長時代の1894年に作曲を開始、チェコに帰国後の1895年6月に完成。
初演は、ロンドン・フィルハーモニック協会の演奏会で、イギリスのチェリスト、レオ・スターンの独奏とドヴォルザーク自身の指揮で行われました。
チェロ協奏曲の最高峰のひとつと言える作品で、故郷ボヘミアへの郷愁と熱い思いが、ただよう感動的な作品です。
ヨーヨー・マの演奏
オリジナルCDコンサートで聴いたのは、ヨーヨー・マの独奏でクリストフ・フォン・ドホナーニ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の1983年6月2日のベルリン・フィルハーモニーホールでのライブ録音です。
ヨーヨー・マは、1955年生まれですから、当時27歳。
ジュリアード音楽院でレナード・ローズに師事しますが、「君に教えるものは何もない」と言わしめたほどの逸材です。
このライブでも圧巻の演奏を展開しています。
ただ個人的には、渋い音色が好きなので、ヨーヨー・マの朗々として響きは、ちょっと違うんだな、と思てしまうのです。
印象的なCD紹介
傑作にして名曲なのでCDもたくさん出ています。
完全に個人的な趣味ですが、次の3つのCDを取り上げます。
アリサ・ワイラースタインとチェコ・フィル
アメリカ出身のアリサ・ワイラースタイン(1982年生)は、繊細な演奏ながらさりげない中に思いのこもった名演を聴かせてくれます。
ただビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルの演奏が、素朴すぎるかなという気もします。
しかし、かえってドヴォルザークの故郷ボヘミアを思う気持ちをうまく表現しているともいえます。
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104, B. 191
Cello Concerto in B Minor, Op. 104, B. 191
1.(14:42) I. Allegro
2.(11:23) II. Adagio ma non troppo
3.(12:38) III. Finale: Allegro moderato
total(38:43)
アリサ・ワイラースタイン – Alisa Weilerstein (チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
イルジー・ビエロフラーヴェク – Jiri Belohlavek (指揮)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(ワイラースタイン/チェコ・フィル/ビエロフラーヴェク)
第2弾となる今作は、チェリストにとってのバイブルとも言えるドヴォルザークのチェロ協奏曲。
伴奏には、ドヴォルザークのスペシャリストでもある、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団を迎え、ダイナミックで表情豊かな演奏を聴かせてくれる。
遠藤真理、コバケン&読響
個人的には一番好きな演奏。
遠藤真理さんの演奏には温かみが溢れていています。
小林研一郎指揮読売日本響の堂々した伴奏に支えられて、のびのびとして演奏を展開しています
一番安心して聴かれるCDです。
ああ、なんて素晴らしい作品なのかと感じさせてくれる演奏です。
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104, B. 191
Cello Concerto in B Minor, Op. 104, B. 191
1.(16:05) I. Allegro
2.(11:55) II. Adagio ma non troppo
3.(13:41) III. Finale: Allegro moderato
total(41:41)
遠藤真理 – Endo Mari (チェロ)
読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
小林研一郎 – Kobayashi Kenichiro (指揮)
遠藤の希望でアンコールに演奏された、ノスタルジックで美しいアザラシヴィリの無言歌にも注目。
フルニエ、セル&ベルリン・フィル
ピエール・フルニエ(1906-1986)は、僕の一番好きなチェリストです。
小学校高学年の頃、叔父からもらった『ピエール・フルニエ/珠玉のチェロ小品集』というLPレコードも今でも大切に持っています。
むしろフルニエのチェロの響きを聴くことで耳が養われたとも思っています。
セル&ベルリン・フィルとの共演は、フルニエの格調高い響きと堅剛にして色彩豊かなセルの名伴奏が聴きものの名盤です。
アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvorak (1841-1904)
チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104 B. 191
Cello Concerto in B Minor, Op. 104, B. 191
1.(14:44) I. Allegro
2.(11:25) II. Adagio ma non troppo
3.(12:20) III. Finale: Allegro moderato
total(38:29)
ピエール・フルニエ – Pierre Fournier (チェロ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ジョージ・セル – George Szell (指揮)
録音: June 1961, Jesus-Christus-Kirche, Berlin, Germany
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲(フルニエ/ベルリン・フィル/セル)
作品に内在する郷愁や憧憬が、引き締まった独奏で詩情豊かに表現されています。典雅で端整な古典音楽をエレガントに奏でたハイドンの協奏曲とのコントラストも魅力です。
ユニバーサル・ミュージック
まとめ
60歳を過ぎてからヴァイオリンを始めました。
それは突然のことで、61歳で38年弱勤めた会社員を退職した時には、1ミリの考えていなかったことが、ある友人との出会いで実現しました。
始めてすぐ教室に通い出し、すでに5年が過ぎています。
でもなかなか上手くなりません。
ヴァイオリンは難しいです。
高校生の頃から親しんできたギターの比ではありません。
そして最近、アンサンブルのサークルにも入りました。
そこには、50代でチェロを始めた同世代の男性がいます。
彼と話していたら、ヴァイオリンは手首が柔らかくないと難しいのでチェロを始めたと言っていました。
でも、僕はヴァイオリンを続けていきます。
しかしチェロの音色や響きは大好きです。
だからヴァイオリンの練習の合間にチェロの曲を聴いています。


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