オイゲン・ヨッフム(1902-1987)は、僕の好きな指揮者の一人です。
1960年に初来日して以来、度々来日され、最後は亡くなる半年前の86年だったことを思うと、実演を聴かれなかったのが残念です。
ヨッフムの演奏は、当たり前のことをちゃんと演奏する正攻法なもので、そこに細工的物は感じません。
そして何より、その人柄がにじみ出るような温かみの演奏に心が打たれます。
このハイドンの交響曲集も僕の愛聴盤なのですが、少し、気分的に落ち込んでいたり、面倒なことで疲れていたりする時に聴くことが多いです。
ハイドンの曲自体が真面目さとユーモアが同居していますが、そこにヨッフムの温かみのある演奏がより落ち込んだ気持ちを癒してくれます。
「くよくよするなよ、明日があるさ」なんて、少し前向きになれます。
福島章恭著『交響曲CD 絶対の名盤』でも、この交響曲集を高く評価しています。
一部引用します。
“真面目さとユーモア、高尚と親しみやすさ、そんなものが同居した、バランスの取れた名演集である。”
持っていて損はないハイドンの交響曲集です。
ハイドンのロンドン交響曲 ヨッフム&ロンドンフィルの名演で
【収録曲】ハイドン:ロンドン交響曲(全12曲)
付)交響曲第88番 ト長調/交響曲第91番 変ホ長調/交響曲第98番 変ロ長調
【演奏】オイゲン・ヨッフム指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ハイドン:交響曲第88番, 第91番, 第93番 – 第104番(ロンドン・フィル/ヨッフム)
以前から欲しかったが、最近ハイドンを買いすぎて?我慢していました。ところが、最も好きな98番が2種類も入っていることに気がついて慌てて購入しました。明るく朗らかでありながら、軽妙さと重厚さが実に絶妙なバランスをとっていて、ロンドンセットのベストと断言していいです。もっと早く買っておくべきでした。タワーレコードのカスタマーボイスより
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