こんにちは、ともやんです。
2026年7月25日(土)13:30開演。
会場横浜みなとみらい大ホール。

ユニコーン・シンフォニー・オーケストラ(USO)の第20回記念定期演奏会を聴いてきました。
慶應義塾中等部の卒業生有志を母体とするこのオーケストラは、アマチュアながら、レベルが非常に高くメンバーも若い。
合唱仲間のご子息が団員ということで、毎回ご案内を頂いていて、いつも楽しみにしているコンサートです。
その感想を記したいと思います。
マーラーの交響曲第2番「復活」の実演
今回は、第20回記念ということで指揮者に2025年ブザンソン国際コンクール第1位の米田覚士氏を迎え、熱い演奏をビシビシ感じさせてくれたコンサートでした。
また多少バイオリンを習っているのでついつい弦楽奏者たちの華麗な指使い弓さばきを注視していました。
過去にコバケンで聴いただけ
マーラーの交響曲第2番は、CDではよく聴きます。
特に第1楽章が好きで、いくつもの演奏を聴き比べています。
しかし、実演となると遠い昔まだ独身頃、コバケンさんこと小林研一郎氏の指揮で聴いたことがあるだけでした。
当時コバケンさんもまだ50歳くらいだたでしょうか。
気合の入った指揮ぶりに前方の席で見惚れるばかりで、あまり全体を見ていなかったと記憶します。

※1回目のカーテンコール。これ以降は撮影OK
今回の米田覚士氏の指揮ぶりは、非常に明快でこの難解な大曲を上手くまとめていたと思います。
それにUSOのメンバーたちも堅実なテクニックで応えていました。
大編成の見どころ
この作品、なんせ編成が大きい。
弦楽5部にハープ2台、管楽器も木管、金管はチューバも含むオールキャスト。
しかも舞台と一部舞台外にも配置。

※最後のカーテンコール
そして打楽器陣が多彩。
ティンパニも2セットで奏者も二人。
その他の打楽器は、シンバル 2 、タムタム 2、大太鼓 、小太鼓 1以上の複数、グロッケンシュピール、鐘(音程の定まらないもの3種)、ルーテ(むち)という凝りよう(一部舞台外も)。
たしか、マーラーが打楽器をどれにしようか迷っている風刺画があるくらいです。
これにソプラノとメゾソプラノまたはアルトの独唱と混声4部の合唱、とどめはパイプオルガンまで登場します。
面白いのは、打楽器奏者が、いくつも兼任しているので、忙しく舞台上で動き回ることです。
それも出番は少ない楽器も曲の肝心な部分で登場するので、緊張感も大きいだろうとつい心配になってしまうくらいです。
また金管奏者の中には、舞台と舞台外を行ったり来たりする担当もいて、聴いて良し、観て楽しいコンサートでした。
マーラー復活のおすすめCD
マーラーの交響曲第2番「復活」は、傑作で人気曲でもあるので、CDも多く出ています。
コメントは改めてしたいと思いますので、今回はご紹介だけというこで。
ブルーノ・ワルター&NYフィル1958年
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
1.(21:38) I. Allegro maestoso
2.(10:36) II. Andante moderato
3.(10:44) III. In ruhig fliesender Bewegung
4.(04:11) IV. Urlicht
5.(32:29) V. Finale: Im Tempo des Scherzos
total(79:38)作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
モーリーン・フォレスター – Maureen Forrester (コントラルト)
エミリア・クンダリ – Emilia Cundari (ソプラノ)
ウェストミンスター合唱団 – Westminster Choir
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 18 February 1957, 17 and 21 February 1958, Carnegie Music Hall, Manhattan, New York, USA
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」(クンダリ/フォレ target=”_blank” rel=”noopener”スター/ウェストミンスター合唱団/ニューヨーク・フィル/ワルター)(1958)
米コロンビア(CBS)のステレオ録音最初期のプロジェクトで、マーラーゆかりの指揮者とオーケストラを起用した企画でした。
ワルターの病気療養をはさんで行われたセッション録音により、この指揮者の貴重なマーラー解釈を良好なステレオ録音によって後世に伝える貴重なドキュメントとなっています。
バーンスタイン&NYフィル1987年
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
1.(25:09) I. Allegro maestoso
2.(12:19) II. Andante moderato
3.(11:26) III. Scherzo: In ruhig fliessender Bewegung
4.(06:19) IV. Urlicht
5.(38:42) V. Finale: Im Tempo des Scherzos
total(93:55)
マーラー:交響曲第2番「復活」(ニューヨーク・フィル/バーンスタイン)
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (コントラルト)
バーバラ・ヘンドリックス – Barbara Hendricks (ソプラノ)
ウェストミンスター合唱団 – Westminster Choir
ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
レナード・バーンスタイン – Leonard Bernstein (指揮)
録音: April 1987, Live recording, Avery Fisher Hall, New York, United States
交響曲第2番≪復活≫も十八番の一つとして得意にしており、生涯に3回録音しています。
最晩年の1987年にニューヨーク・フィルとライヴ録音した本盤は、悠久の流れを思わせるゆったりとしたテンポが特徴で、バーンスタインとニューヨーク・フィルの尋常ではない集中が演奏から伝わってきます。
≪復活≫の名盤の筆頭に挙げられるディスクです。
アバド&シカゴ響1976年
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
1.(05:37) I. Allegro maestoso
2.(05:38) I. Allegro maestoso: Sehr massig und zuruckhaltend
3.(09:32) I. Sehr langsam beginnend
4.(10:03) II. Andante moderato: Sehr gemachlich
5.(10:33) III. Scherzo: In ruhig fliessender Bewegung
6.(05:08) IV. Urlicht
7.(01:40) V. Finale: Im Tempo des Scherzos
8.(03:56) V. Im Tempo des Scherzo: Langsam
9.(01:17) V. Am Anfang sehr zuruckgehalten
10.(03:02) V. Im Tempo des Scherzo: Wieder sehr breit
11.(04:20) V. Maestoso: Sehr zuruckhaltend
12.(02:17) V. Im Tempo des Scherzo: Wieder zuruckhaltend
13.(01:25) V. Langsam: Immer noch mehr zuruckhaltend
14.(02:30) V. Im Tempo des Scherzo: Sehr langsam und gedehnt
15.(06:52) V. Im Tempo des Scherzo: Langsam – Misterioso
16.(01:33) V. Im Tempo des Scherzo: Etwas bewegter
17.(05:39) V. Wieder etwas zuruckhaltend “Was entstanden ist, das muss vergehen!
“total(81:02)
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
シカゴ交響楽団 – Chicago Symphony Orchestra
キャロル・ネブレット – Carol Neblett (ソプラノ)
マリリン・ホーン – Marilyn Horne (メゾ・ソプラノ)
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音:1976年2月 シカゴ、メディナ・テンプル
マーラー:交響曲第2番「復活」,第4番(ネブレット /ホーン/シュターデ/シカゴ響/アバド)
アバドにとって特別な作品を今回の発売のために本国のアナログ・マスターテープより最新復刻!
山田和樹&日本フィル2015年
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
1.(21:43) I. Allegro maestoso
2.(10:43) II. Andante moderato
3.(11:08) III. In ruhig fliesender Bewegung
4.(05:07) IV. Urlicht
5.(34:23) V. Finale: Im Tempo des Scherzos
total(83:04)
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
林正子 – Masako Hayashi (ソプラノ)
清水華澄 – Kasumi Shimizu (アルト)
東京混声合唱団 – Tokyo Philharmonic Chorus
武蔵野合唱団 – Musashino Chorus
日本フィルハーモニー交響楽団 – Japan Philharmonic Orchestra
山田和樹 – Kazuki Yamada (指揮)
録音: 22 February 2015, Live recording, Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan
マーラー:交響曲第2番「復活」(林正子/清水華澄/東京混声合唱団/日本フィル/山田和樹)
2015年1月よりスタートした”山田和樹 マーラー・ツィクルス”のシリーズ2公演目となる第2番をライヴ・レコーディング。
山田と日本フィルハーモニー交響楽団が導き出した、輝かしい響きと情熱的な演奏の興奮が甦る!2015年2月22日、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて収録。
佐渡裕&トーンキュンストラー管2019年
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
1.(23:27) I. Allegro maestoso
2.(10:10) II. Andante moderato
3.(09:58) III. In ruhig fliesender Bewegung
4.(05:04) IV. Urlicht
5.(36:24) V. Finale: Im Tempo des Scherzos
total(85:03)
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
ダニエラ・ファリー – Daniela Fally (ソプラノ)
エリザベート・クルマン – Elisabeth Kulman (メゾ・ソプラノ)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団 – Slovak Philharmonic Chorus
トーンキュンストラー管弦楽団 – Tonkunstler Orchestra
佐渡裕 – Yutaka Sado (指揮)
録音: 15-22 May 2019, Wiener Musikverein
マーラー:交響曲第2番「復活」(ファリー/クルマン/スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団/トーンキュンストラー管/佐渡裕)
トーンキュンストラー管の機能美溢れる演奏が加わり、佐渡のタクトの下、マーラー独特の神秘的なハーモニーが醸し出す神々しい歌声が、オーケストラとの見事な一体感で降り注ぐ圧巻のマーラーです。
小澤征爾&サイトウ・キネン
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第2番 ハ短調「復活」
Symphony No. 2 in C Minor, “Resurrection”
1.(22:55) I. Allegro maestoso
2.(10:07) II. Andante moderato
3.(10:20) III. In ruhig fliessender Bewegung
4.(05:00) IV. Urlicht
5.(34:22) V. Finale: Im Tempo des Scherzos
total(83:44)
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ゴットリープ・クレプストック – Friedrich Gottlieb Klopstock
菅英三子 – Suga Emiko (ソプラノ)
ナタリー・シュトゥッツマン – Nathalie Stutzmann (アルト)
晋友会合唱団 – Shinyukai Choir
サイトウ・キネン・オーケストラ – Saito Kinen Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
マーラー:交響曲第2番「復活」(菅 英三子/シュトゥッツマン/晋友会合唱団/サイトウ・キネン/小澤征爾)
かつて80年代に、小澤は当時の手兵ボストン交響楽団とともにマーラーの交響曲全集を完成させており、マーラーのスペシャリストとしての呼び声も高い指揮者ですが、今回のオーケストラは世界中の名手を集めたサイトウ・キネン・オーケストラ。
各所ですばらしいソロが繰り広げられ、またアンサンブルもこの時限りのものとは思えない素晴らしさ。オーケストラが小澤征爾のバトンのもとで自由自在に歌うさまは、まさに圧巻です。
クレンペラーの最晩年伝説のライブ復活
マーラーの交響曲第2番「復活」の標準的な演奏時間は、約80分です。
ところがある資料では、録音として残っている中で、最速の演奏が、1950年のクレンペラーがシドニー交響楽団を振った68分で、もっとも遅いものが1971年やはりクレンペラーがニュー・フィルハーモニア管を振った99分と記されています。
しかし、ナクソス・ミュージック・ライブラリーの中に、ハンス・シュミット=イッセルシュテットが、手兵の北ドイツ放送交響楽団を振った録音で、演奏時間66:45が収録されています。
僕は現時点でさわりしか聴いていませんが、全曲を聴いて改めてコメントしたいと思います。
今回取り上げた6種類のCDでは、最速がワルターの79分台、もっとも遅いのが、バーンスタインの93分台。
つまりクレンペラーの1971年録音は、これよりも遅いということですね。
クレンペラーのCD解説
以下、タワーレコード・オンラインショップに掲示されている商品説明です。
演奏時間が実に100分になんなんとする驚異の遅さ。
クレンペラーのCD予約
クレンペラーのCDは、この記事を書いている時点では、まだ発売前で要予約です。
僕も予約済みです。
7月29日発売ということで、後数日で届く予定です。
楽しみですね。
以下、CD情報です。
マーラー:交響曲第2番「復活」
クレンペラー指揮ニューフィルハーモニア管
アンヌ・フィンリー(S)
アルフレダ・ホジソン(A)
ヴィルヘルム・ピッツ指揮ニューフィルハーモニア合唱団
録音:1971年5月16日ロイヤルフェスティヴァルホールライヴ
オットー・クレンペラー 、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 マーラー: 交響曲第2番「復活」
ステレオ録音ではありますが広がりに乏しいことは残念ですが、鑑賞には差し支えございません。ご了承の上ご購入下さい。
まとめ
マーラーの交響曲第2番は、人気曲ながら、その編成の大きさから第1番の「巨人」に比べ、コンサートで取り上げられることは少ないように感じます。
そんなことで、アマチュアながら第20回の記念公演ということで取り上げたUSOを大いに賞賛したいと思います。
そして実演ゆえに、奏者たちのひたむきな姿勢や舞台上の動きが大いに楽しめました。そして大いに感動しました。
今後もUSOから目が離せません。





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