世界的なピアニスト内田光子が1983年~87年に録音したW・A・モーツァルトのピアノソナタ全集。
当時内田光子は30代後半で、いまでは信じられませんが、この全集を出すまでは、知名度も低く、不遇の時代で経済的にも苦しい時代だたそうです。
そしてこのフィリップスからこの全集が出て、知名度が上がったそうです。だから本人にとっては記念すべき全集なんですね。
ところが評論家衆からは今一つ評価が高くありません。
僕は、聴き始めのころは面白くないなぁ、なんて思っていましたが、
最近はこのCDが気に入っています。
それは様式美の美しさというものでしょうか?
端正に真摯に弾かれるモーツァルトは、即興性に掛けるものの、
何度も繰り返し聴くに値する名盤だと思います。
さて僕は内田光子さんを一度お見掛けしたことがあります。
いまからもう20年ほど前でしょうか。
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六本木の青山ブックセンターでお見掛けしました。
ほっそりとして身軽な感じの方で、何か探し物でもあったのでしょうか?店内をキョロキョロされて、そのまま出て行かれました。
僕は、内田光子のピアノソナタを聴くたびにその時の光景だけは何度も思い出すのでした。
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