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シューベルト交響曲第2番&第3番 幻のフルトヴェングラー盤

シューベルト

こんにちは
ともやんです。

 

森雅裕著『モーツァルトは子守唄を歌わない』の中で、楽譜屋が、無名な作曲家の曲を勝手にモーツァルトの物として出版したという出来事を書いています。

 

著作権が緩かった、またはないに等しかった時代ではありそうなことです。

 

また、一時期、現代のベートーヴェンとまで言われた佐村河内守氏の作品は、実はゴーストライターの新垣隆氏の作品だったことがわかり、佐村河内氏は、そのことが発覚してから詐欺師の汚名を着せられてしまいました。

 

個人的には、事件前から、レコード会社の「現代のベートーヴェン」というコピーにうさん臭さを感じ、ほとんど興味を感じませんでしたし、

 

佐村河内氏は、人の作品を自分のオリジナルとして発表したのが問題で、プロデューサーとしての立場で新垣隆氏の作品として世に出していれば、全く問題はなかったはずです。

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フルトヴェングラーの録音の真贋騒ぎ

レコード業界においても、単なる間違いなのか、それとも故意なのかある録音に対して、有名な演奏家のものだとして売り出されたことがあります。

 

有名なところでは、初めてフルトヴェングラーによるベートーヴェン交響曲全集として米オリンピックレコードから発売されたものは、発売後、第2番がエーリッヒ・クライバーのものと判明し、そのまま廃盤になってしまいました。

 

これは、きちんと調査しなかったレコード会社の失態と思われますが、明らかに故意と思われるのが、クリュイタンス指揮ベルリンフィルのよる第8番をフルトヴェングラーのものとして発表されたものです。

 

なぜならクリュイタンスのものは、明瞭なステレオ録音ですが、フルトヴェングラーのものとして出されたものは、わざと古い録音として加工されていたからです。

これは悪質極まりないことです。

 

フルトヴェングラーの場合、実況録音が多く、中には自出のはっきりしない物もあったのかもしれません。また、レコード会社に持ち込むものもあったかもしれません。

 

そんな時、フルトヴェングラーの演奏だと言えば、当然、買手も興味を示すのは容易に想像できます。

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シューベルト交響曲第2番&第3番 フルトヴェングラーに非ず

さて、シューベルト交響曲第2番&第3番においても、以前、フルトヴェングラー指揮ウィーンフィルの演奏として発売されたことがあります。

 

以下は、発売された時のLPジャケットで、もう50年近く前のものです。

当然いまはAmazonでも中古でも入手できないようです。

 

そんな録音を僕はアリアCD http://www.aria-cd.com/で入手しました。

また、以下に、アリアCDの松本氏のコメントも全文掲載します。

 

シューベルト交響曲第2番&第3番

 

Private tape mono 1940年代放送用録音

「フルヴェンかと噂された謎の音源なんだけど普通の演奏ではない 3番の第4楽章最後の最後で気合い充分の足音が収録されている。
全体的には異常な盛り上がりでもフルヴェンではなく謎に満ちているがある意味お宝音源かも?
2番の第1楽章の初めが(3秒程)テープの収録ミスもあり欠落してます。
もしフルヴェンが指揮したらこんな感じになるのかも?いったい誰か?」(製作者より)

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これぞシュライバー・ディスク。よく出してくれた。

マニアの方ならご存知の「非」フルトヴェングラー録音のシューベルトの交響曲第2番と第3番。
フルトヴェングラーの演奏ではないと知りつつ、やはり一度は聴いてみたかった。
店主も今回初めて聴いたが、確かに演奏自体は悪くない。
第2番の第1楽章なんてかなり煽って来る。フルトヴェングラーじゃないとして、じゃあ一体誰なんだ?フルトヴェングラーでないとしてもすごい。
一方第3番のほうはわりと普通の演奏に聴こえた。

・・・それにしてもフルトヴェングラーがシューベルトの初期交響曲を振るはずがないじゃないか、と思って一応調べたら

28 March,1942

に、第3番を1回だけ指揮したことがあるという・・・

これは本当なのか。

だとしたら、今回のCDの録音がそのときの演奏ではないとどのような形で証明されたのか?
以前一度CD化されたときは1941年の非公開録音というふれこみだったが。

 

アリアCDのホームページより

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まとめ

宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』にも、シューベルト交響曲第2番&第3番を取り上げていますが、「非フルトヴェングラー盤」とだけ書かれています。

 

松本氏のコメントには、第3番を振ったことがあり、録音が残っているかも、と書かれています。もしかして、今後出てくる可能性はないとは言えません。

亡くなって65年以上経つフルトヴェングラーですが、それだけその演奏は人を惹きつけて止まないのだと思います。

 



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