ショスタコ交響曲第12番は革命の情景描写でレーニンを描く

ショスタコーヴィチ
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こんにちは、ともやんです。

交響曲第12番は、内容的には第11番の続編的な作品です。
ただ演奏時間は、第11番が約60分を要するのに対して第12番は約40分ほどの演奏時間の作品です。

個人的には、第12番には親近感を感じます。
第1楽章の弦楽で奏される主題が、なにかブラームスの曲を思わせます。
この主題は、終楽章でも使われ最後を飾ります。

それでは第12番について記していきます。

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ショスタコーヴィチの交響曲第12番

さて、交響曲第12番は、前作と続編のような作品です。
標題も「1905年」と「1917年」とロシア革命をテーマにした標題音楽的性格を持っています。

それでは、第11番に続く第12番はどのように世に出たのでしょうか。

交響曲第12番の作曲経緯

ショスタコーヴィチの交響曲第12番は、1961年に完成しました。
その年の第22回共産党大会の実施に合わせて、10月1日にムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー交響楽団によって初演されました。

ショスタコーヴィチは、レーニンをテーマとして交響曲を作ろうと考えていたのは古く1938年頃のことでした。
しかし、大戦の勃発などがあり、その構想は放置されていました。
ようやく作曲に着手したのは、最初の構想から20年以上経った1960年のことでした。
そのきっかけとなったのは、作曲者自身の共産党の入党とする説が有力です。

もちろんショスタコーヴィチ自身がすすんで入党したのではなく、政治的な状況からやむを得ず、仕方なく入ったのというのは容易に考えられます。

しかし、表向きは嫌々ではないよという忠誠の証として発表したのが第12番です。

第12番のテーマについて

当初の構想は、レーニンの生涯を描く予定だったようです。
しかし、その構想は変貌して、第11番のように一つの年の出来事に絞った作品になりました。
革命の4つの情景を描くものになりました。
そのため初演は大きな期待を裏切るものになり、ショスタコーヴィチの代表作としての評価は得られていません。

第一楽章:革命のペトログラード
第二楽章:ラズリン
第三楽章:アヴローラ
第四楽章:人類の夜明け

以上4つの楽章からなっています。
前作の第11番には及ばないという説もありますが、上記のように個人的には、僕は第12番に親近感を感じ、好きです。

何と言っても第一楽章の出てくる主題が、渋くブラームスを思わせるためです。
それが終楽章には出現して、エンディングを飾っています。
だからもっと聴かれても良い作品だと思います。

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交響曲第12番のおすすめCD

初演者のムラヴィンスキーの80年代の録音が残っているのは嬉しいです。
第一楽章の迫真的な演奏から引き込まれます。

どうように同じロシア人指揮者のラザレフも同様で、しかも日本フィルハーモニー響の指揮者を信頼しきった真摯な演奏に心が打たれます。

掘り出し物の名演は、タバコフ指揮ブルガリア国立放送響です。
ドラマティックな名演で注目です。

最後のハイティンク指揮のコンセルトヘボウ管は、端正で紳士的な演奏ながら、聴けば聴くほどその深さに感動すると思います。
西側では、最初の全集の録音だけに記念碑的だけではなく、古さを感じさせないレベルの高い全集だと思います。

ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル

ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第12番 ニ短調「1917年」 Op. 112
Symphony No. 12 in D Minor, Op. 112, “The Year of 1917”

1.(12:03) I. Revolutionary Petrograd
2.(11:24) II. Razliv
3.(04:47) III. Aurora
4.(10:18) IV. The Dawn of Humanity
total(38:32)

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 – Leningrad Philharmonic Orchestra
エフゲニー・ムラヴィンスキー – Yevgeny Mravinsky (指揮)
録音: 1984, Live recording, Leningrad (now St. Petersburg), Russia

ショスタコーヴィチ:交響曲第12番他(レニングラード・フィル/ムラヴィンスキー)

ムラヴィンスキー生誕120年記念第3回発売。JVCデジタルK2HD SACD化企画第2弾!ゴステレラジオ収録の貴重なライヴ音源を最新マスタリングで初SACD化!最晩年のショスタコーヴィチと超絶「ルスランとリュドミラ」を含む小品集他を3枚組で収録。ビクター保有のデジタル・マスターよりK2HDマスタリングを用いて最新でSACD化!
第12番は初演直後の1961年収録のメロディア盤も良く知られています(ムラヴィンスキーはこの曲を最後に、セッション収録をその後一切拒否しました)。
この録音は左右の拡がりは狭いですがステレオ録音ということと演奏に漲るパッションが凄まじく、テンポも速めということもあって魅力的ですが、音質的な面ではこの最後の音源となった1984年4月30日の方に分があるでしょう。
序奏は1961年盤より重々しく、この演奏以上にこの部分だけで強烈なインパクトを残す演奏はありません。
主部のアレグロに入ってからは独壇場で、特に木管による高速パッセージなど、その完成度の高さと技術力には打ちのめされます。
作品としては西側では色々と賛否両論がありますが、ムラヴィンスキーが最後に示したかったのは何だったのでしょうか。
あくまで本質的には楽曲に語らせる強固な姿勢が示されているとは言え、第5番に通じる背景を考えさえられる演奏はこの他にはありません。
タワーレコードの商品説明より

ラザレフ&日本フィルハーモニー

ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第12番 ニ短調「1917年」 Op. 112
Symphony No. 12 in D Minor, Op. 112, “The Year of 1917”

1.(12:20) I. Revolutionary Petrograd
2.(10:39) II. Razliv
3.(04:26) III. Aurora
4.(10:26) IV. The Dawn of Humanity
total(37:51)

日本フィルハーモニー交響楽団 – Japan Philharmonic Orchestra
アレクサンドル・ラザレフ – Alexander Lazarev (指揮)
録音: 9-10 November 2016, Live recording, Suntory Hall, Tokyo, Japan

ショスタコーヴィチ:交響曲第12番&第15番(日本フィルハーモニー/ラザレフ)

白熱のショスタコーヴィチ・ライヴ・シリーズ!
ホールに轟く圧巻のロシアン・サウンド!
爆発的な人気を得ているラザレフと日本フィルのショスタコーヴィチ・シリーズ。
当盤では、2018年録音の「第12番」と2016年録音の「第15番」をカップリングし、蜜月期の圧倒的なパワーをお楽しみいただけます。
猛将ラザレフが牽引するエネルギッシュなロシアン・サウンドと、一糸乱れぬアンサンブル、管楽器による鮮烈なソロからは、日本フィルのレベルの高さを窺い知ることができるでしょう。
会場の緊迫感と鮮やかな色彩感がリアル再現された高音質録音で、この名演をお楽しみください。
オクタヴィア・レコード

タバコフ&ブルガリア国立放送響

ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第12番 ニ短調「1917年」 Op. 112
Symphony No. 12 in D Minor, Op. 112, “The Year of 1917”

1.(13:10) I. Revolutionary Petrograd
2.(10:06) II. Razliv
3.(04:14) III. Aurora
4.(10:38) IV. The Dawn of Humanity
total(38:08)

ブルガリア国立放送交響楽団 – Bulgarian National Radio Symphony Orchestra
エミール・タバコフ – Emil Tabakov (指揮)
録音: 2015, Bulgarian National Radio, Studio 1, Bulgaria

ショスタコーヴィチ:交響曲第12番他(ブルガリア国立放送響/タバコフ)

低音のミステリアスで不穏な弦の動きで始まる第2番《十月革命に捧げる》の異様なハイテンション、そして40分あまりの大作、第12番の大きくうねるドラマティックな展開など今回もタバコフ節は健在。
決して洗練されているとは言い難いブルガリア放送響を鞭打っての熱演です。筋金入りのうるさ型ショスタコーヴィチ・ファンをも唸らせるお薦め盤の登場です。
東武ランドシステム

ハイティンク&コンセルトヘボウ管

ドミートリー・ショスタコーヴィチ – Dmitry Shostakovich (1906-1975)
交響曲第12番 ニ短調「1917年」 Op. 112
Symphony No. 12 in D Minor, Op. 112, “The Year of 1917”

1.(13:31) I. Revolutionary Petrograd
2.(14:03) II. Razliv
3.(04:15) III. Aurora
4.(11:05) IV. The Dawn of Humanity
total(42:54)

コンセルトヘボウ管弦楽団 – Concertgebouw Orchestra
ベルナルト・ハイティンク – Bernard Haitink (指揮)
録音: February 1982, Concertgebouw, Grote Zaal, Amsterdam, Netherlands

ショスタコーヴィチ:交響曲全集(コンセルトヘボウ管/ロンドン・フィル/ハイティンク)

リリース当時、西側で初めてのショスタコーヴィチの交響曲全集として非常に高い評価を得た、ハイティンクの代表的な録音のひとつ。
ロンドン・フィルとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団という2つのオケを使って、まだ冷戦時代であった当時では最大限の解釈とDECCAによる良質な録音により、優れた見識で見事に各曲を描き切ってみせた、当事者(国)以外での制作では最大級の名盤です。
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まとめ

ショスタコーヴィチの交響曲を聴きだして12番まで来ました。
あと3曲です。

ようやく着地点が見えてきた感があります。



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