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ベーム&ロンドン響 チャイコフスキー交響曲第6番”悲愴”は最高!

チャイコフスキー

こんにちは。
ともやんです。

 

昨日に続いてカール・ベーム指揮ロンドン交響楽団の演奏による、チャイコフスキーの交響曲を聴きました。

昨日の第4番に続いて第6番”悲愴”です。

録音年は、第4番の1年後の78年12月。

 

ベームは、84歳になっていました。

たかが1年、されど1年。
高齢になってからの半年、1年は大きいです。

 

第4番より遅めのテンポ設定。

ガツンと行くとこでの拍子抜けするようなアプローチ。
しかし、こりゃダメか、と思ったらしっかり聴かせどころでは盛り上げてくる、
職人ベームの面目躍如的な名演です。

 

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カール・ベーム チャイコフスキー第6交響曲”悲愴” 慈悲の味わい

 

僕は、野球の経験は小学校で少しあるだけですが、観るのは好きです。
特にピッチャーがバッターに対して、どういう配球をして仕留めるかというドラマに痺れます。

またそんなテーマを扱ったノンフィクションや小説が好きです。

 

ピッチャーも20代前半から半ばまでは、速球中心にグイグイ力でねじ伏せていても、

年齢と共に玉のスピードや力は落ちてきます。

そうなるとバッターの打ちにくいコーナーにコントロールしたり変化球に磨きを掛けたりして速球の衰えをカバーして行きます。

 

ベームが、70年代に入りウィーンフィルと録音したベートーヴェンの交響曲全集はまさにそんな演奏でした。

第5番”運命”なんかまさにそんな演奏で、有名な出だしが、乗り気ながないようにふわっと出たりして、

おいおい大丈夫か、と思っているとしっかりベームのペースに乗せられて、聴き入ってしまうのです。

 

今日聴いたチャイコフスキーの悲愴もそうです。

第1楽章は遅いテンポで始まり、中間部でドンと来る箇所では、ふわっと入りしかもテンポも遅いのに驚かされますが、それが音を積み上げて行きながら盛り上げるさまはまさに名人芸です。

 

第二楽章は、味わうように表情豊かな表現が素敵です。

ロンドン交響楽団の洗練されて格調高い響きが素晴らしいです。

 

第三楽章も推進力よりも淡々と進めながら各パートを表情豊かに鳴らして味わい深い演奏を展開しています。

各楽器のパートがスコアを観るように活き活きと奏でるさまが素晴らしいです。

これも急がないテンポ設定のなせる業だと思います。

 

終楽章、厭世的なこの楽章を慈悲の心を紡いだ名演です。

アダージョですが心持ちテンポを速め、絶望から救われるような演奏です。

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ベーム&ロンドン響 チャイコフスキー交響曲第6番”悲愴”

 

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」 Op. 74
Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, “Pathetique”

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1.(19:19) I. Adagio – Allegro non troppo
2.(09:12) II. Allegro con gracia
3.(09:27) III. Allegro molto vivace
4.(10:08) IV. Finale: Adagio lamentoso
total(48:06)

 

ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
録音: December 1978, Walthamstow Town Hall, London, United Kingdom

 

チャイコフスキー: 交響曲第4番・第5番・第6番《悲愴》<タワーレコード限定> カール・ベーム 、 ロンドン交響楽団

まとめ

 

カール・ベーム指揮ロンドン交響楽団によるチャイコフスキー交響曲第6番”悲愴”は、素晴らしいです。
老ベームが、溢れる感情を絶妙にコントロールしながら慈悲溢れる名演を展開しています。
そしてそれに答えるロンドン交響楽団の格調高い演奏が素晴らしいです。

 

この録音が、日本で発売された時は、評論家の間でも特に高い評価はなったそうです。
最近は僕は自分の耳を信ずるようにしています。

 

所詮、音楽は好き嫌いです。

 

でも、このベーム&ロンドン響のチャイコフスキーはおすすめです。
ぜひ聴いてください。

 



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