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ムラヴィンスキー&レニングラードフィル チャイコフスキー交響曲集

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こんにちは。
ともやんです。

エフゲニー・ムラヴィンスキー(1903-1988)。
旧ソ連のみならず世界的な20世紀を代表する指揮者。

レニングラードフィルハーモニー管弦楽団に50年にわたって常任指揮者を勤め、世界最高のオーケストラに育てた上げた指揮者。

日本にも1973年、75年、77年、79年と4回来日。

プロフィールを拝見すると長身痩躯でいかめしい感じとは違い、リベラルで柔軟、ユーモアのセンスに溢れ、反面、当時のソ連当局には、断固とした態度を取っていたという硬骨漢であったようです。

またリハーサルは相当に厳しく常に高い次元を目指されていたそうです。

私は、CDでしかその片鱗を知ることが出来ませんが、それだけでも凄い方ということが十分に伝わってきます。

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ロシア 海の向こうの国に憧れた少年時代

私は個人的に幼い頃からロシアに憧れていました。

富山県富山市の小さな港町に育った私は、幼い頃から海の向こうにロシア(当時はソビエト連邦)という大きな国があることを知っていました。

そしてその国には偉大な芸術家が大勢いました。
チャイコフスキー、トルストイ、ドストエフスキー、プーシキン、ショスタコーヴィチなどを生み出した国。

文化的にも素晴らしい国、という勝手な思いを持っていました。

ただ政治的には、難しい国で、先の大戦でも日本を裏切った国として、戦前生まれの父は、ロシアを非常に嫌っています。

しかし、戦後生まれの僕にとっては、実感としてないので、中学生、高校生の頃からチャイコフスキーの音楽を聴き、トルストイやドストエフスキーの小説に親しんできました。

また、高校生この頃は五木寛之氏の小説を読みふけり、よりロシアに対しての憧れが強くなっていきました。そしていつかロシアの大地に足を下したいと思うようになりました。

それが叶ったのは、海の向こうに憧れた少年時代から20年近く経った30歳頃のことでした。

当時僕は、ジュエリーを扱う会社でダイヤモンドの輸入卸の部署にいました。

そんな僕にモスクワ出張が命じられたのです。

始めたモスクワを訪れたのは、まだソ連時代の1987年11月のことで、氷点下の吹雪の頃でした。

その後、仕事でモスクワには10数回訪問することになりました。

仕事の合間に美術館に行ったり、ボリショイ劇場にバレエを観に行ったり、メロディアというレコード屋に行ったりしました。

そんなロシア贔屓の私が、ロシア最高の指揮者とオーケストラに惹かれないはずはありません。

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チャイコフスキー 後期交響曲集 ムラヴィンスキー&レニングラードフィル

チャイコフスキーの交響曲が好きです。
それも後期の3つの交響曲です。

第4番、第5番、そして第6番”悲愴”

CDは、何と言ってもムラヴィンスキー&レニングラードフィルのグラモフォン盤です。

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第4番 ヘ短調 Op. 36
Symphony No. 4 in F Minor, Op. 36

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1.(18:42) I. Andante sostenuto – Moderato con anima
2.(09:15) II. Andantino in modo di canzona
3.(05:48) III. Scherzo: Pizzicato ostinato – Allegro
4.(07:53) IV. Finale: Allegro con fuoco
total(41:38)

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交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
Symphony No. 5 in E Minor, Op. 64
5.(14:33) I. Andante – Allegro con anima
6.(11:53) II. Andante cantabile con alcuna licenza
7.(05:31) III. Valse: Allegro moderato
8.(11:03) IV. Finale: Andante maestoso – Allegro vivace
total(43:00)

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交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」 Op. 74
Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, “Pathetique”

9.(17:40) I. Adagio – Allegro non troppo
10.(08:06) II. Allegro con gracia
11.(08:20) III. Allegro molto vivace
12.(09:46) IV. Finale: Adagio lamentoso
total(43:52)

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 – Leningrad Philharmonic Orchestra
エフゲニー・ムラヴィンスキー –  (指揮)
録音: November 1960, Grosser Saal, Musikverein, Wien, Austria

チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番(レニングラード・フィル/ムラヴィンスキー)

チャイコフスキーの交響曲の名盤といえば、カラヤンやスヴェトラーノフなどたくさんありますが、このムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの録音を挙げる方も多いでしょう。

突き抜けるブラスセクションの咆哮、一糸乱れぬアンサンブル、このクオリティの高さは50年以上たった今でも色褪せることなく、聴く人を虜にします。

複数あるムラヴィンスキーのチャイコフスキーの録音のなかでも、この1960年のものは、演奏、人気ともに最高のものでしょう。

ナクソス・ミュージック・ライブラリーより

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最後に

先日、ベルリンの壁が崩壊してから30周年という報道が伝えられていました。

ムラヴィンスキーは、残念ながら前年の88年に亡くなったので、ベルリンの壁がなくなったことを知ることなく生涯を閉じました。

ちょうど、僕も旧ソ連に行っていた時代ですから、これから地球規模で自由な世界がやってくるとわくわくしたものです。

しかし、なんで権力者たちは壁が好きなんでしょうか。
時代は、まさにベルリンの壁崩壊前に逆戻りです。残念でなりません。



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