マイケル・ティルソン・トーマスを偲んでチャイコフスキー

チャイコフスキー
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こんにちは、
ともやんです。

指揮者で、ピアニスト、作曲家としても活躍したマイケル・ティルソン・トーマス氏が亡くなりました。

81歳でした。

僕はその名前はかなり以前より知っていましたが、実際の演奏録音は聴いたことがありませんでした。
スマートでハンサムな音楽家で、バーンスタインの後継者というイメージしか持ち合わせんでした。

音楽家の訃報に接し、改めて聴きなおすということは多いですが、ティルソン・トーマス氏の場合は、初めて聴き始めるということになります。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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マイケル・ティルソン・トーマス(MTT)を偲んで

2026年4月22日、アメリカを代表する指揮者、ピアニスト、そして作曲家であるマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)さんが、脳腫瘍のためサンフランシスコの自宅で逝去されました。
享年81歳。
心よりご冥福をお祈りいたします。

MTTはその卓越した指揮の技術にとどまらず、教育者、そしてカリスマ的な音楽解説者としても、20世紀の巨匠レナード・バーンスタインを彷彿とさせる大きな存在感を放っていました。

バーンスタインの精神を継ぐ者

バーンスタインと深い親交があったMTTは、ニューヨーク・フィルの伝説的なプログラム「ヤング・ピープルズ・コンサート」を彼から引き継ぎ、次世代に音楽の楽しさを伝え続けました。

また、バーンスタイン没後の楽譜管理に携わるなど、その遺志を最も色濃く受け継いだ音楽家の一人でもありました。

若き才能から、名門の顔へ

10代後半にしてストラヴィンスキーやブーレーズといった現代音楽の巨匠たちの作品を初演するなど、そのキャリアは極めて早熟でした。

1969年にボストン交響楽団の副指揮者に就任して以来、世界の名だたるオーケストラを指揮。

ロンドン交響楽団の首席指揮者(アバドの後任)を経て、1995年からはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督を長年務め、同団を全米屈指の革新的なオーケストラへと育て上げました。

ジャンルを超越した情熱

彼のレパートリーは驚くほど多岐にわたります。

クラシック: マーラー、アイヴズ、コープランド、シベリウスなどの熱心な紹介。

アメリカ音楽: ガーシュウィンを中心に、ジャズやブロードウェイの要素を融合させた独自の表現。

教育: ニューワールド交響楽団の創設やパシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)での指導を通じ、若手音楽家のメンターとして尽力。

ここ数年は病と闘いながらも、最後まで指揮台に立ち続ける情熱を失いませんでした。

膨大な録音遺産

今回手にしているボックスセットには、1973年から2005年にかけて彼が残したCBS、ソニー・クラシカル、RCA Red Sealの全録音が収められています。

ロンドン響やサンフランシスコ響といったゆかりの深い楽団から、ベルリン・フィルやウィーン・フィルと並び称される世界各国の名門オーケストラまで、共演の足跡は驚くほど広く、まさに彼の輝かしいキャリアが凝縮された宝物と言えるでしょう。

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MTTを偲んで聴いたチャイコフスキー第5番

マイケル・ティルソン・トーマスさんを偲んで、聴いたのがチャイコフスキーの交響曲第5番。
2014年9月の録音ということですから、MTTさん69歳の時の録音。
彼のイメージから、早めのテンポで洗練されたスマートな演奏では、と先入観がありました。
ところが、20世紀の往年の巨匠を彷彿させる遅めのテンポで克明に描いていく演奏で、驚きました。

かといって重厚で重すぎることもない。
折り目正しい中にも情熱を秘めた名演です。

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
Symphony No. 5 in E Minor, Op. 64

1.(16:08) I. Andante – Allegro con anima
2.(14:39) II. Andante cantabile con alcuna licenza – Moderato con anima
3.(06:20) III. Valse: Allegro moderato
4.(13:24) IV. Finale: Andante maestoso – Allegro vivace
total(50:31)

幻想序曲「ロメオとジュリエット」
5.(20:19) Romeo and Juliet: Fantasy Overture

サンフランシスコ交響楽団 – San Francisco Symphony Orchestra
マイケル・ティルソン・トーマス – Michael Tilson Thomas (指揮)
録音(ライヴ):2014年9月3日-6日(交響曲)&18日-21日(ロメオとジュリエット)
デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、アメリカ)

チャイコフスキー: 交響曲第5番

MTT&SFSのチャイコフスキー!”交響曲第5番”&”ロメジュリ”!
アメリカ西海岸の名門、サンフランシスコ交響楽団(SFS)とマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)。2014-2015年シーズンで、MTTの70歳&SFSの音楽監督就任20周年という節目を迎えた黄金コンビ。新リリースは「チャイコフスキー:交響曲第5番」が登場!
MTT&SFSのチャイコフスキーといえば、「キーピング・スコア」シリーズでDVD&CDとして発売されていた「交響曲第4番」の名演以来の発売となり、ティルソン・トーマスの描く英雄的な「交響曲第5番」、情熱的な「ロメオとジュリエット」を、192kHz/24bitのハイレゾ録音、Hybrid SACDのサウンドで楽しむことができます。

史上初の室内オケのベートーヴェン交響曲全集

ベートーヴェン: 交響曲全集<完全生産限定盤>

室内オーケストラによる史上初のベートーヴェン交響曲全集を完成させたMTTのベートーヴェン録音の集大成!ついにインターナショナル発売実現。
978年の《田園》を皮切りに、1986年の《英雄》まで、足かけ7年をかけてマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)が2つの室内管弦楽団を指揮して録音したベートーヴェンの交響曲全集。20世紀後半の主流だったスタンダードな大編成によるベートーヴェン像とは異なる、小編成による演奏ならではの切れ味の鋭さが際立ち、まだまだ尖がっていたMTTならではの微に入り細を穿つ解釈がベートーヴェンの革新性を浮き彫りにしています。

マイケル・ティルソン・トーマス80歳記念リリース

コンプリート・コロンビア/CBS/RCAレコーディングズ<完全生産限定盤>

マイケル・ティルソン・トーマス80歳記念リリース。この空前の音楽家によるCBS/ソニー・クラシカルとRCAへの全録音が初めて集成された80枚組のアニヴァーサリー・ボックス登場
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まとめ

亡くなる1年半ほど前に、CBS/ソニー・クラシカルとRCAの全録音が集成されて、80歳の記念アルバムがリリースされているなんて、ご本人はもしかして予知されていたような気がします。

もっとも病気のことは本人も知っていて、それなりの覚悟もあったと思われます。

ハンサムな外見から、いつまでも若々しい印象でしたが、残念です。
1944年生まれですから、僕と13歳違い。

数年前から自分が子供のころ活躍していたプロ野球選手が亡くなって、その年齢を見ると10歳しか違わないことを知り愕然としました。

生きているうちにやりたいこと出来ることをしていきたいですね。



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