秋の花から連想する松田華音が弾くチャイコフスキーの「四季」

チャイコフスキー
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こんにちは、ともやんです。

友人の女性から、お花の宅急便で届いたよ、と言って2枚の画像を送ってくれました。
1枚は鶏頭だとすぐわかりましたが、もう1枚の方が、針状の花弁が特徴の赤い花で彼岸花?と思いました。

でもよく見ると少し違うかなと感じ、彼女に尋ねたところ、

「ピンクッションだよ」ということでした。

そんな秋を感じさせる花の画像を見ていると、ある曲が思い浮かんできました。
前回のブラームスに続いて、思い浮かんだのはチャイコフスキーのピアノ作品でした。

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秋の花から思い出すチャイコフスキー

筆者は雪深い北陸で育ちました。
そんな幼少期を経験したからでしょうか、音楽も重く暗い音楽に惹かれる傾向があります。
友人からの花の画像でついチャイコフスキーの音楽を思い出したのはそんなせいかもしれません。

子供の頃の思い出

海の向こうに憧れる、というのは誰でにあることなのでしょうか。
僕は、富山市の富山湾に面した小さな漁師町で育ちました。

自宅から海岸まで100mくらいでした。
小学生の時は、学校から帰ると釣竿をもって海まで走って行き、よく釣りをしたものです。
メジナやクロダイが時々釣れました。
引っかけ針でサヨリを獲ったこともあります。
それを家に持って帰り、母親に料理してもらい、夕食で食べました。

中学生になると海を見ながら物思いに耽ることもありました。
幼い頃、母親にこの海の向こうにロシアという大きな国があるよ、と教えてもらっていました。
いつかこの海を渡ってみたいという思いを馳せたものです。

秋になると聴きたくなるチャイコフスキー

子供の頃の環境から、海の向こうにあるロシアという国への憧れがありました。
そのせいか、クラシック音楽に興味を持ち出した中学生の頃には、チャイコフスキーが大好きになっていました。
中学1年で初めて買ったLPレコードは、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団のベートーヴェンの「運命」とチャイコフスキーの「悲愴」でした。

生意気にも難しい顔をしてチャイコフスキーを聴いていたようです。

高校生になると五木寛之さんの小説にはまり、当時出ていた小説をほとんど読みました。
最初に読んだ「青年は荒野をめざす」で、主人公が横浜からバイカル号に乗船して、旧ソ連に渡り、モスクワでロシア美人と親しくなるという物語に魅了されました。
俺もいつかロシアそしてモスクワに行くと強く思ったものです。

定期便で届く秋の花

ここで友人が送ってくれた花について説明します。

彼女は、毎月青山フラワーマーケットから、花の定期便を受け取っています。

青山フラワーマーケット ご自宅を彩る旬の花

今月のお花はこれです。

筆者には、ケイトウはすぐわかりましたが、赤いスパイダー状の花は、ヒガンバナ?と思ったのです。

しかし、これはピンクッションという針状の花弁が特徴的な花です。

さらに、細長い茎にブドウの粒のようなワインレッドの小花がついているのは「ワレモコウ(吾木香)」、そして少し写っている赤紫色のガクのようなものは「ローゼル(食用のハイビスカスの一種)」や、黄色のポンポンとしたお花は「ジニア(百日草)」か小ギクの仲間かと思われます。

秋の野趣と華やかさが絶妙にミックスされた、とてもセンスの良いセレクトではないかと思います。

青山フラワーマーケットを紹介したのが筆者なのでそのセンスに嬉しく思います。

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秋の花とチャイコフスキーの「四季」

チャイコフスキーのピアノ曲に「四季」という作品があります。

19世紀ロシアの1年(12か月)の自然や人々の暮らしを各月ごとのテーマで描いた12の性格的小品の集まりです。

サンクトペテルブルクの音楽雑誌『ヌヴェリスト』の依頼により、1876年に毎月1曲ずつ連載される形で作曲されました。

各曲にはロシアの詩人による詩(エピグラフ)が添えられており、親しみやすく美しい旋律が特徴です。

ロシアは北国ですから、9月にはもう日本の11月から12月の感じです。
だからそれぞれの月に振られているタイトル名は日本と多少ずれています。

ただ秋の花から連想する曲は、10月から12月です。
しんみりとしたさみしさと温もりを感じます。

松田華音のCDがおすすめ

チャイコフスキーの「四季」は有名作品ですので、多くのCDが出ています。
僕がよく聴くのは、松田華音さんのCDです。

松田華音さんは、「かのん」という名前から、両親が音楽家になってほしいという願いが感じられます。
香川県高松市出身で4歳からピアノを始め、なんと6歳でモスクワに渡っています。

以下、ジャパンアーツのプロフィールを記載します。

6歳よりモスクワで学ぶ。ロシア最高峰の名門、グネーシン記念中等(高等)学校で学び、スクリャービン記念博物館より2011年度「スクリャービン奨学生」に選ばれ、外国人初の最優秀生徒賞を受賞し首席で卒業。
モスクワ音楽院に日本人初となるロシア政府特別奨学生として入学、2019年6月首席で卒業。2021年モスクワ音楽院大学院修了。
これまでにプレトニョフ、ゲルギエフ、バッティストーニ、インキネン、秋山和慶、円光寺雅彦、尾高忠明、小林研一郎、高関健、飯森範親各氏の指揮の下、ロシア・ナショナル管弦楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、プラハ交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。
ドイツ・グラモフォンより2枚のアルバムが発売されている他、2025年9月にユニバーサル ミュージックより 3枚目のアルバム「チャイコフスキー≪四季≫他」をリリース。
2018年かがわ21世紀大賞受賞。

松田さんは、いままでの人生の半分をロシアで過ごされたんですね。

松田華音のCD紹介

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
四季 Op. 37a
Les saisons (The Seasons), Op. 37a

1.(05:48) I. January: By the Fireside(炉端にて)
2.(02:52) II. February: Carnival(謝肉祭)
3.(02:41) III. March: Song of the Lark(ひばりの歌)
4.(02:42) IV. April: Snowdrop(松雪草)
5.(04:07) V. May: May Nights(白夜)
6.(04:52) VI. June: Barcarolle(舟歌)
7.(01:53) VII. July: Song of the Reaper(草刈り人の歌)
8.(03:42) VIII. August: The Harvest(収穫)
9.(02:50) IX. September: The Hunt(狩)
10.(04:38) X. October: Autumn Song(秋の歌)
11.(03:10) XI. November: Troika(トロイカ)
12.(04:20) XII. December: Christmas(クリスマス)
total(43:35)

松田華音 – Kanon Matsuda (ピアノ)

《チャイコフスキー:四季》-12の性格的描写 Op.37a(松田華音)

みずみずしい音色にのせて
約8年振り3枚目となる最新アルバム
2014年にドイツ・グラモフォンから18歳という若さでデビューして大きな注目を集めたピアニストの松田華音。
6歳からモスクワに渡りあの世界的ピアニスト、キーシンも輩出したグネーシン音楽学校で高度な音楽教育を学んだ。
今作は、モスクワ音楽院で学び、ロシア伝統のピアノ奏法を身につけた松田華音の真骨頂であるチャイコフスキーの作品《四季》、リストの《巡礼の年》、そしてシチェドリンがロシア童話をもとに作曲したバレエ音楽《せむしの仔馬》から〈4つの小品〉を収録。
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まとめ

筆者の敬愛するクラシック音楽の評論家故宇野功芳氏は、ネクラの音楽家が好きではなかったようで、三大ネクラ作曲家として、ブラームス、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチを挙げていました。

いくら影響を受けた評論家でも、この意見には賛成できませんでした。
なぜなら、筆者はこの3人が大好きなのです。

だから秋の花から連想して、ブラームスとチャイコフスキーを紹介しました。次はショスタコーヴィチの曲をご紹介したいと思います。



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