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フルトヴェングラー ブルックナー交響曲第9番 戦時下の壮絶ライヴ

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こんにちは。

ともやんです。

 

今回は、1944年のフルトヴェングラーをご紹介します。

 

’44年6月6日に連合国軍がフランスのノルマンディーに上陸。
7月20日にはヒットラー暗殺未遂事件が勃発。

 

ヒットラーは奇跡的に無事だったが、それに関与したと思われる関係者が次々と逮捕され、拷問に掛けられ、処刑された。

 

ヒットラーは、暗殺を恐れ、より閉じこもるようになり、実質的な総統代理となったゲッペルスは、「国民総力戦」を宣言すると

歌劇場、劇場、サーカス、キャバレーなどを閉鎖し、そこで働く人々も戦場へ送られるようになった。

 

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フルトヴェングラー 戦中の名演 ブルックナー交響曲第9番

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第9番 ニ短調 WAB 109 (1894年初稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 9 in D Minor, WAB 109 (original 1894 version, ed. L. Nowak)
1.(23:44) I. Feierlich, misterioso
2.(09:37) II. Scherzo: Bewegt, lebhaft
3.(25:39) III. Adagio: Langsam feierlich
total(59:00)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 7 October 1944, Berlin

 

【SACDハイブリッド】 Bruckner: Symphony No. 9, No. 7<限定盤> ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 

人気のプラハSACD復刻シリーズ、
フルトヴェングラー第7弾はブルックナー

SACDハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第7弾はブルックナー。交響曲第9番は、宇野功芳氏によれば「常軌を逸したアッチェレランド、官能的な弦のヴィブラート、不透明なひびき、どれをとってもドイツ・ロマン派的であり、決してロマン派的でないブルックナーの音楽との間にずれを生じている」とされます。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。第7番のアダージョは1942年のもので、フルトヴェングラーの同曲としては最も古い記録。3種ある後年の録音とくらべテンポが遅く、「たおやかさや深みの点で優れている」と宇野氏は述べられています。これも音質向上。フルトヴェングラー・ファン必携の一枚と申せましょう。
キングインターナショナル

 

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フルトヴェングラーとベルリンフィル 戦時下でも演奏つづけた理由

 

フルトヴェングラーとベルリンフィルは、いつ命を落としてもおかしくない戦時下でも演奏を続けました。

 

その理由は?

いつ、命を落とすかわからない状況だからこそ、人々は音楽を必要として求めたのです。
そして、フルトヴェングラーは、人々に音楽を届けるために演奏を続けました。

 

このブルックナーはそんな状況下の演奏で、まるでベートーヴェンかと思うほど、感興の赴くまま、テンポを動かし、ロマン的な演奏を展開しています。

 

 

最もブルックナー的ではない、フルトヴェングラーの体臭が色濃く出た演奏です。

 

追い詰められた明日の命の保証もない戦況下での演奏だから、自己をぶちまけた演奏だったのかかもしれません。

 

その心境は当事者でなければわからないでしょう。

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