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フェデリコ・モンポウ 自作自演で内面と語り合った名盤

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こんにちは。
ともやんです。
フェデリコ・モンポウ(1893-1987)は、スペインの作曲家。
父親はカタルーニャ人の鐘造りの職人で、母親はフランス人でした。
おばからピアノの手解きを受けました。
15歳のとき始めてピアノの公開演奏を行い、1909年にはガブリエル・フォーレが開いた演奏会に接したことから、作曲家になることを決心しました。

僕は、ピアニスト熊本マリさんのCDでモンポウの存在を知り、それから聴くようになりました。
モンポウのピアノ曲は、気だるさと哀愁の漂った曲が多く、夏の昼下がりビールを飲みながら聴くといいと考えていました。
でも聴き進むとそんな生易しい曲ではありません。
生きるとは何か、人生の目的は、などと自分の内面と向き合って深く思考して自分を見つめることを求めている曲であり演奏だと思います。
モンポウ自身が弾いたこのCDセットは、情感を抑えたストイックな弾き方で厳しさまで感じさせる、素晴らしい演奏です。

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フェデリコ・モンポウの名盤 自身の演奏による作品集

フェデリコ・モンポウ:ピアノ作品全集(4CD)
モンポウ:ピアノ作品全集
【曲目】
Disc-1
密やかな音楽第1巻~第4巻
Disc-2
歌と踊り、子守唄、魔法の歌、風景
Disc-3
前奏曲、ショパンの主題による変奏曲、3つの変奏曲、対話、パリ万博の想い出
Disc-4
内なる印象、子供の情景、クリスマスの飾りつけ、呪文、郊外、遥かなる祭り

モンポウ(P)
録音:1974年バルセロナ

モンポウ:ピアノ作品全集

少し前に静かなブームとなって話題を呼んだ20世紀スペインの作曲家、フェデリコ・モンポウ(Federico Mompou 1893-1987)の自作自演集がブリリアント・クラシックスからセットで登場します。
モンポウといえば、まず何よりもスタティックで思索的な作風の作曲家というイメージが思い浮かび、実際、人気を博していた時代には「スペインのサティ」と呼ばれていたりしたものですが、今、改めて聴いてみると、その音楽のスタイルにはドビュッシーやサティの影響を受けた初期の作品から、東洋音楽の影響なども経て、独自のアルカイックな簡素さに到達した晩年の作品にいたるまで、一貫して、モンポウその人のパーソナリティが作品に雄弁に反映されていることに気づかされます。
大雑把に言ってしまうと、「鋭敏な感受性を持ったきわめて内省的かつ純朴な人物による、驚くほど繊細で心地よい音楽」というようなことになるわけですが、実際、このモンポウ晩年の演奏から聴ける音楽の独特の穏やかな美しさは、饒舌な音楽からは絶対に聴けない種類のものといえるのではないでしょうか。




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