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チョン・キョンファ フランク ヴァイオリン・ソナタ

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こんにちは、
ともやんです。

チョン・キョンファは、押しも押されもせぬ大ヴァイオリニストですが、やはりピークはかなり前に過ぎたように感じます。

ただ音楽は、それなりの技術は必要としても、ウルトラ級のテクニックだけでは、人は感銘を受けないのは確かです。

チョン・キョンファは、テクニックのピークはとうに過ぎていますが、70歳だから聴かせる演奏をするのは流石です。

そして技巧を全面に出す曲ではない、哀愁を帯びたチャーミングさで聴かせるフランクの作品だから、チョン・キョンファの潤いと枯れが絶妙に交じった演奏が心を打ちます。

ちなみに今日11月8日は、セザール・フランクの命日。1890年パリにて永眠しました。

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チョン・キョンファ フランク ヴァイオリン・ソナタ

セザール・フランク – Cesar Franck (1822-1890)
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 M. 8
Violin Sonata in A Major, M. 8

1.(02:42) I. Allegretto ben moderato
2.(08:01) II. Allegro
3.(06:29) III. Recitativo – Fantasia: Ben moderato – Molto lento
4.(06:26) IV. Allegretto poco mosso
total(23:38)

チョン・キョンファ – Kyung-Wha Chung (ヴァイオリン)
ケヴィン・ケナー – Kevin Kenner (ピアノ)
録音: 31 October – 7 November 2017, Potton Hall, Suffolk, UK

フォーレ/フランク/ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのための作品集(チョン・キョンファ/ケナー)

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ヴァイオリン界の女王”チョン・キョンファ。圧倒的な存在感と豊かな音楽性で世界の聴衆を魅了してきた彼女。2018年に70歳を迎えるにあたっての更なる境地。

その記念としてリリースされるのはフランス音楽集。2016年に発売された、ワーナークラシックスとの第1弾「バッハ:無伴奏」とは全く違う、繊細でニュアンスをたっぷり含んだ柔らかい音楽を奏でています。

中でも、フォーレのヴァイオリン・ソナタは彼女にとって初録音。

フォーレの室内楽作品の中でも最も早い時期に書かれたこの曲は、流れるような楽想と高揚感を持ちつつも、後期作品のような深遠さも湛えた名作。彼女はこの曲の至るところに優しい眼差しを注ぎ、全てのフレーズに細心の注意を払いつつ、丁寧に旋律を奏でていきます。

ピアノとの対話も見事。とりわけ終楽章での旋律の歌い交わしは、音楽の全てを知り尽くした彼女ならではの絶妙なタイミングであり、心を尽くしたもの。美しく荘厳なフォーレを聴くことができます。

フランクのソナタは、より堅固な構成と確固たる楽想に溢れていますが、彼女の演奏は一分の隙もなく、作品全体が緻密に組み立てられています。

他4曲の小品は、1曲ごとに違うニュアンスを持ち、まるで連作絵画を見るようなわくわく感を与えてくれます。使用楽器はバイエルン大公の名にちなんで命名されたストラディヴァリウス、”キング・マキシミリアン(1702年作)”
ワーナーミュージック・ジャパン



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