ベートーヴェン

第九 日本人による日本人だけの初のステレオ録音 岩城宏之とN響

日本国内で初めて第九の全曲の演奏会が開催されたのは、 1918年6月1日、四国の徳島ででした。 演奏したのは、徳島の坂東俘虜収容のドイツ兵たちでした。 彼らは、1914年の第一次世界大戦で、 中国の青島(チンタオ)で日本軍と戦って降伏したド...
クレンペラー

クレンペラーのマタイ受難曲 最初と最後の合唱には涙しかない

こんにちは。 ともやんです。 現在僕は、合唱団に入って、マタイ受難曲の練習に毎週日曜日に通っています。 その合唱団は、湘南シティ合唱団で、平成元年に創立され現在結成30年目。 茅ヶ崎を本拠として年一回の定期公演を軸に活動しています。 湘南シ...
ベートーヴェン

朝比奈隆 NHK交響楽団 86年渾身の第九

こんにちは、 ともやんです。 1986年(昭和61年)4月のNHK交響楽団の第990回定期公演は、巨匠ギュンター・ヴァントのキャンセルにより、急遽朝比奈隆が指揮を執ることになりました。 ヴァントの代役となれば、朝比奈隆しか、いないと思います...
ベートーヴェン

トスカニーニの第九 39年、自由と民主主義のための闘争とカナリア

アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)。 1937年12月25日のクリスマスから トスカニーニ指揮のNBC交響楽団の演奏会が始まりました。 実は、当時70歳のトスカニーニは、引退をするつもりだったのです。 しかし、音楽評論家でNB...
カラヤン

カラヤンの第九 コンパクトディスクの規格はこうして決まった

ヘルベルト・フォン・カラヤンは、 その生涯にベートーヴェンの第九を75回演奏会で指揮しています。 これは、カラヤン財団の運営するサイトで報告されています。 これは、フルトヴェングラーの103回には、敵いませんでした。 しかし、セッション録音...
ベートーヴェン

ワインガルトナーの名盤 現代の第九演奏の基礎となった名演

「第九」を初期に録音した指揮者のなかで、 もっとも知られ、しかも現代に聴いても、十分通じるというか、 全く違和感がなく、そのレコードの評価が高いのでが、 ワインガルトナー指揮ウィーンフィルの1935年の録音です。 1935年2月2日から4日...
コンヴィチュニー

コンヴィチュニーの名盤 戦後初の来日オケの第九はゲヴァントハウス

日本で海外のプロのオーケストラが演奏したのは、 第二次大戦後の1955年(昭和30年)に来日した、 アメリカのシンフォニー・オブ・ジ・エアーでした。 このオーケストラの前身は、 ほとんどトスカニーニの専属オーケストラだったNBC交響楽団で、...
ベートーヴェン

第九の名盤 史上最少のオーケストラ 奏者たちの妙技を聴け!

第九の初演は1824年5月7日、 ウィーンのケルントナートーア劇場で行われました。 記録によれば、その時の管弦楽の人数は、 なんと通常の倍の人数が参加しています。 これは作曲者ベートーヴェン自身の要望でした。 ヴァイオリンが24名、ヴィオラ...
リヒター

マタイ受難曲 カール・リヒターの遺産 不朽の名盤 1958年録音で

こんにちは、 ともやんです。 クラシック音楽において最高の傑作は?という質問は、愚問です。 答えようがありません。 でも、あえて挙げるとしたら、ヨハン・セバスティアン・バッハ(以後バッハ)の「マタイ受難曲」と答える人は、多いのではないかと思...
ベートーヴェン

小澤征爾 1回目の第九 ニュー・フィルハーモニアとの熱気

こんにちは、 ともやんです。 小澤征爾も1935年(昭和10年)生まれなので、今年で83歳。 ふさふさした髪も真っ白になり、一時期健康もすぐれない時があったようですが、現在も、現役で意欲的に活動されています。 さて、今日は小澤征爾が、まだ3...
フルトヴェングラー

ベートーヴェンの第九 世界遺産とフルトヴェングラーと

こんにちは、 ともやんです。 いま、「『第九』ベートーヴェン最大の交響曲の神話」中川右介著(幻冬舎新書) 第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話 (幻冬舎新書) を読んでいます。 まだ全部読み切っていませんが、これが面白くて面白くて。 著者...
フリッチャイ

フリッチャイ ベートーヴェン”英雄” 志半ばで倒れた名匠の魂の叫び

こんにちは、 ともやんです。 僕は中古レコード屋によく行きます。 掘り出し物がないか、格安のものがないかと探すのが結構楽しいのです。 先日は、横浜駅西口のダイエー4階にあるレコファンに行ってきました。 僕がよく行く中古レコードショップは、新...