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朝比奈隆の名盤 ブルックナー交響曲第7番 聖フロリアン修道院にて

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こんにちは、
ともやんです。

まず僕は自分を誉めたい。

この朝比奈隆の名演をLP2枚組で手に入れていたことです。
このLPはいつ手に入れたか憶えていませんが、多分、80年代後半、CDが台頭していた頃、お茶の水の中古店でLPが結構手頃な値段で出ていた頃購入したのではないか、と思います。

このLPを購入できたことは本当に運が良かったと思い、このLP2枚組は現在、僕の宝物になっています。

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朝比奈隆 ブルックナー交響曲第7番 1975

アントン・ブルックナー(1824-1896)
交響曲第7番ホ長調
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
1975年10月12日オーストリア聖フロリアン修道院マルモア・ザール(演奏会録音)

 

ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ハース版)

 

契約切れで長らく入手難であった朝比奈隆の代表盤といわれる聖フローリアン修道院での7番がアルトゥスより新マスタリングで完全復活。

うれしい事に初出でのジャンジャン盤特典およびビクター盤でカットされた1楽章演奏後の沈黙と小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた聴衆が自然発生的にじわじわ拍手が湧き上がる箇所も復活。

今まで文献のみで語られた伝説の拍手ですが、こうやって完全収録盤で聞きなおしてみますと、曲を知らないが故の事故的拍手などでなく、巷間語られてきたように演奏の迫真に打たれた聴衆の自然発生的拍手であったことが分かります。

また終演後の演奏の感動を伝える拍手も6分!収録。また宇野功芳氏が神の恩寵と称える2楽章演奏後に奇跡的聞こえてきた5時の修道院の鐘も万全です。

音質はやわらかで7秒の見事な残響が美しくオーケストラは広大になりわたります

。ちなみに当日演奏会にはノヴァーク版のノヴァーク教授も臨席、「すばらしい演奏のまえには版の問題は関係ない」と名言を残し演奏を絶賛したとのエピソードも有名です。
キングインターナショナル

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大阪フィルハーモニー響 ヨーロッパ・ツアー1975

さて、1975年の大阪フィルのヨーロッパ公演旅行は、折からの不景気から、ツアーは延期、そのまま中止になるところを熱心な市民運動によって、旅行費2,000万円が寄付金として集まられ、ついに彼は晴れてヨーロッパに旅立つことになりました。

だからそんな市民の熱い願いと失敗して帰れないというプレッシャーの中、朝比奈率いる大阪フィルは大成功を収めて帰国します。

なんといっても当時67才の朝比奈隆の胆力というか、戦後の修羅場をくぐってきたすごみというか、その存在がツアー成功の大きな要因だったと思います。

演奏は、ホールの残響を意識してゆったりとたっぷりと音を鳴らした、豊潤な演奏で、僕はこの音の世界に浸れるだけ生まれてきた幸せを実感します。

演奏終了後の8分間に渡る拍手も録音されていますが、実際にこの演奏を聴いた人たちが大いに感動し深い感銘を受けたことがよくわかります。

このツアーでの演奏録音では、ベートーヴェンの「英雄」も愛聴していますが、これも超ド級の演奏です。

ぜひ合わせて聴いてください。




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