こんにちは。
ともやんです。
朝比奈隆が、1988年12月~89年5月まで新日本フィルと行ったベートーヴェン交響曲チクルスは、ライブ録音され発売されています。
僕はリリースされてすぐ購入しました。
なんども聴いていますが朝比奈隆のベートーヴェンの解釈を知るうえで、欠かせない名盤です。
9曲の中でも、第九が素晴らしいです。遅いです。
愚直なまでの名演です。
僕自自身は、朝比奈さんの演奏がもっとも充実していたのは、70年代後半と思っています。
朝比奈さんも70歳前後の頃で、大阪フィルが楽団生命を掛けたヨーロッパ公演を行った時期でもあります。
録音で聴くその当時のベートーヴェンの英雄、ブルックナーの7番は、永遠の名演だとずっと思っています。
一方、新日本フィルとの全集は、朝比奈さん80才過ぎの録音。
穴だらけ、隙だらけ、ムラだらけの演奏ですが、そこに音楽の感動があるのは、朝比奈さんの人間的な大きさだろうと思います。
じゃ、だめな全集じゃないの?と言われそうですが、そうではない!
僕のベートーヴェン全集の愛聴盤なのです。
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ベートーヴェン 交響曲全集 6 ベートーヴェン 交響曲 第9番 二短調 作品125「合唱付き」
※現在、分販という形で出ています。
貴方は欠点のない人間と付き合いたいとか、好きになりたいとか、愛したいと思いますか?
朝比奈さんの演奏には、多くの欠点を上回る感動と感銘がこの全集には、あります。
特に第九は、こんな遅くていいの!?と思うくらい。
普通70分前後の演奏時間の曲に79分も掛けています。
でも凄い演奏。何度も聴きたくなります。
僕の大好きな第九の演奏です。
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