クラシック 名盤 感動サロン

おんがくしつトリオ Theatrical

こんにちは、
ともやんです。

とっても楽しくわくわくしてまたしんみりして聴かれるアルバムと出会いました。

タイトルは、『Theatrical』

シィアティカルと発音するんでしょうか?

「演劇の」「劇場の」という形容詞です。

演奏しているのが、おんがくしつトリオ。

おんがくしつトリオのTheatricalがエモい

タイトルの通り、名作の映画の音楽を取り上げています。
例えば、『明日に向かって撃て』の”雨にぬれても”や『ニュー・シネマ・パラダイス』のテーマ音楽、『ティファニーで朝食を』の”ムーン・リバー”など。

今風にいうとエモい曲ばかりが収録されています。

しかもおんがくしつトリオが奏でている楽器がだれでも一度は触れてことがある楽器、というよりも小学校、中学校の授業で誰でも奏でたことのある楽器。

つまりピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカなのです。

ただ、残念ながら僕は鍵盤ハーモニカは吹いたことがないなぁ。
ピアノは、音楽教室にあるのを遊びで弾いていたものです。

リコーダーは縦笛と言って、これはみんな吹いていた。

そんな誰でも馴染みのある楽器を使って演奏するトリオだからおんがくしつトリオなんですね。

おんがくしつトリオとは

2015年1月にピアニストの内藤晃が呼びかけて結成されてトリオ。

メンバーは、まずリーダーの内藤晃。
おんがくしつトリオの発案者でリーダーのピアノ担当。
演奏活動の他、音楽書の翻訳や楽譜校訂などを手掛け、オタク的とも言える博識をそんな分野で発揮されています。

リコーダー担当の下中拓哉。
指導者として全国の週中学校を回っている明るい陽気なリコーダー奏者。
吹奏楽・器楽合奏の編曲作品の出版も多く、ブラジルのポピュラー音楽ショーロをこよなく愛する人。

鍵盤ハーモニカ担当は菅谷詩織。
ジャンルを問わず、クラシック、ポップス、劇伴奏など幅広く活動する鍵盤ハーモニカ奏者で、ピアニストとしてもこの2月にアルバム『Shade』をリリースしました。

こんな3人が2015年1月に内藤晃の呼びかけに応じて結成したおんがくしつトリオ。
コンセプトは、「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」。
そんなコンセプトを基に、ピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカの編成でわくわくと心躍る上質なアンサンブルを追求しています。

そんな彼らの活動が、インターネットや口コミで広がり、これまでに北海道や福岡までの16都道府県で公演やワークショップを開催してきました。

新型コロナ禍で活動は制限されたことと思いますが、今回聴いて本当に音楽本来の楽しさを体験しました。

ぜひ実演も聴いてみたいと思います。

おんがくしつトリオ Theatrical

1.ジャスティン・ハーウィッツ – Justin Hurwitz (1985-)
Another Day of Sun (ラ・ラ・ランド)(下中拓哉による室内アンサンブル編)
(03:42) La La Land: Another Day of Sun (arr. Takuya Shimonaka for chamber ensemble)
編曲 : 下中拓哉 – Takuya Shimonaka

2.リチャード・ロジャース – Richard Rodgers (1902-1979)
(04:00) Shall we dance? (Shall we ダンス?)(内藤晃による室内アンサンブル編)
The King and I: Shall We Dance? (arr. Akira Naito for chamber ensemble)
編曲 : 内藤晃 – Akira Naito

3.バート・バカラック – Burt Bacharach (1928-)
雨にぬれても (明日に向って撃て!)(下中拓哉による室内アンサンブル編)
3.(03:03) Butch Cassidy and the Sundance Kid: Raindrops Keep Fallin on My Head (arr. Takuya Shimonaka for chamber ensemble)
編曲 : 下中拓哉 – Takuya Shimonaka

4.アラン・メンケン – Alan Menken
Part of Your World (リトル・マーメイド)(菅谷詩織による室内アンサンブル編)
(03:25) The Little Mermaid: Part of Your World (arr. Shiori Sugaya for chamber ensemble)
編曲 : 菅谷詩織 – Shiori Sugaya

5.クリステン・アンダーソン=ロペス – Kristen Anderson-Lopez / ロバート・ロペス – Robert Lopez
生まれてはじめて (アナと雪の女王)(下中拓哉による室内アンサンブル編)
(03:36) Frozen: For the First Time in Forever (arr. Takuya Shimonaka for chamber ensemble)
編曲 : 下中拓哉 – Takuya Shimonaka

6.エンニオ・モリコーネ – Ennio Morricone (1928-2020)
「ニュー・シネマ・パラダイス」より(内藤晃による室内アンサンブル編)
(05:27) Cinema Paradiso (arr. Akira Naito for chamber ensemble)
編曲 : 内藤晃 – Akira Naito

7.ヘンリー・マンシーニ – Henry Mancini (1924-1994)
Moon River (ティファニーで朝食を)(下中拓哉による室内アンサンブル編)
(04:03) Breakfast at Tiffany’s: Moon River (arr. Shiori Sugaya for chamber ensemble)
編曲 : 菅谷詩織 – Shiori Sugaya

8.ミシェル・ルグラン – Michel Legrand (1932-2019)
キャラバンの到着 (ロシュフォールの恋人たち)(内藤晃による室内アンサンブル編)
(03:13) Les Demoiselles de Rochefort: Arrivee des camionneurs (arr. Akira Naito for chamber ensemble)
編曲 : 内藤晃 – Akira Naito

9.アントン・カラス – Anton Karas
第三の男 (第三の男)(下中拓哉による室内アンサンブル編)
(03:19) The Third Man: The Third Man (arr. Takuya Shimonaka for chamber ensemble)
編曲 : 下中拓哉 – Takuya Shimonaka

10.ジョン・ウィリアムズ – John Williams (1932-)
酒場のバンド (スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望)(菅谷詩織による室内アンサンブル編)
(01:38) Star Wars: Cantina Band (arr. Shiori Sugaya for chamber ensemble)
編曲 : 菅谷詩織 – Shiori Sugaya

11.マーク・シャイマン – Marc Shaiman (1959-)
You Can’t Stop the Beat (ヘアスプレー)(内藤晃による室内アンサンブル編)
(02:58) Hairspray: You Can’t Stop the Beat (arr. Akira Naito for chamber ensemble)
編曲 : 内藤晃 – Akira Naito

12.リチャード・ロジャース – Richard Rodgers (1902-1979)
ドレミの歌 (サウンド・オブ・ミュージック)(菅谷詩織による室内アンサンブル編)
(02:44) The Sound of Music: Do Re Mi (arr. Shiori Sugaya for chamber ensemble)
編曲 : 菅谷詩織 – Shiori Sugaya

13.久石譲 – Joe Hisaishi (1950-)
いのちの名前 (千と千尋の神隠し)(内藤晃による室内アンサンブル編)
(04:11) Spirited Away: The Name of Life (arr. Akira Naito for chamber ensemble)
編曲 : 内藤晃 – Akira Naito

演奏:おんがくしつトリオ – Ongakushitsu Trio

Theatrical おんがくしつトリオ

“おんがくしつトリオ” は、日本の学校教育でなじみ深い3つの楽器(ピアノ、リコーダー、鍵盤ハーモニカ)を駆使して、クラシックの名曲からポップス、ブラジル音楽まで幅広いレパートリーを現代的なセンスで表現するアンサンブル。

高度な演奏力と洒脱な編曲で聴かせるライブに定評のある彼らが、自身初となるスタジオ録音ならではの自由なアプローチで、「第三の男」(1949年公開)から「ラ・ラ・ランド」(2016年公開)まで、新旧・洋邦を問わずさまざまな映画音楽ファンに愛される作品集を完成させました。



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