ホルンはロマンティックな音色をもった管楽器で、現代のオーケストラには欠かせない楽器です。
でもメロディ楽器として、オーケストラでも重要な役割を持つようになったのはヴェンティルホルン(バルブ付き)になってからで、作品の中ではワーグナー以降のことでした。
しかし、モーツァルトは、まだ性能の低かったこの楽器の協奏曲を作曲するに当たって、それなりの特徴を活かしています。
例えば、狩りの感じを出したり、一つの音を長く伸ばして緊張感を与えたり、巧みな強弱法を用いてエコー効果を出したりしました。
だからホルン協奏曲と言えば、モーツァルトの作品は欠くことのできない名曲となっています。
4曲全てが、ザルツブルク出身のホルニスト、イグナッツ・ライトゲープのために作曲されました。
モーツァルトのホルン協奏曲 アンソニー・ホールステッドの妙技で
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K. 417
Horn Concerto No. 2 in E-Flat Major, K. 417
1.(06:24)I. Allegro maestoso
2.(03:07)II. Andante
3.(03:19)III. Rondo
total(12:50)
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ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K. 495
Horn Concerto No. 4 in E-Flat Major, K. 495
4.(07:46)I. Allegro maestoso
5.(04:29)II. Romance: Andante cantabile
6.(03:35)III. Rondo: Allegro vivace
total(15:50)
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7.(03:06) ホルン協奏曲 ホ長調 K. 494a – 第1楽章 アレグロ・モデラート 7.
Horn Concerto in E Major, K. 494a: I. Allegro moderato
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ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K. 447
Horn Concerto No. 3 in E-Flat Major, K. 447
8.(06:38)I. Allegro
9.(04:05)II. Romanze
10.(03:32)III. Allegro
total(14:15)
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ホルン協奏曲第1番 ニ長調 K. 412
Horn Concerto No. 1 in D Major, K. 412
11.(04:50)I. Allegro
12.(03:50)II. Rondo: Allegro
total(08:40)
アンソニー・ホールステッド – Anthony Halstead (ホルン)
ハノーヴァー・バンド – Hanover Band
ロイ・グッドマン – Roy Goodman (指揮)
ボーンマス交響楽団 、ロンドン交響楽団、イギリス室内管弦楽団など一流のオーケストラで活動していた、ホルン界の大御所、アンソニー・ホールステッドとグッドマンによるモーツァルトのホルン協奏曲集です。ここではナチュラル・ホルンで演奏しており、古楽器独特のやわらかな音色は、しっとりと落ち着いていて癒しさえ感じます。あまり演奏されない、ホ長調の断章(K.494a)も収録されています。
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