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ゲルト・アルブレヒト ベートーヴェン交響曲第8番&第1番

こんにちは、
ともやんです。

ゲルト・アルブレヒト(1935-2014)。

1935年7月19日ドイツのエッセン生まれ。
2014年2月2日に永眠しました。今日が命日です。

ハンブルク大学、キール大学、ハンブルク音楽大学で学びました。
1957年のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。

ベルリン・ドイツ・オペラ、チューリッヒ・トーンハレ管、ハンブルク州立歌劇場、ハンブルク・フィル、デンマーク国立響という需要ポストを歴任し、93年に初めて外国人指揮者としてチェコ・フィルの首席指揮者に就任しましたが、政治的な問題で3年間で辞任してしまいました。

その後、1998年から2007年読売日本交響楽団の常任指揮者を務めました。

アルブレヒト 読売日響の常任指揮者

アルブレヒトが読売日響の常任指揮者時代に、ベートーヴェンの交響曲全集を録音しています。

1999年から2000年でのサントリーホールでの録音です。

残念ながら現在廃盤中です。

ただ、現在Amazon music unlimitedでは、9曲中7曲(第2&7番以外)を聴くことが出来ます。
日本でもCDからストリーミング配信によるサブスクリプションに移行しつつあります。

僕自身は、サブスク、CD、LPで楽しんでいます。
それぞれメリットとデメリットがあるので、いいところで補いあって楽しむのがいいと思います。

さて、廃盤になってますが、アルブレヒト&読売日響のベートーヴェン交響曲全集のレビューの中で、素っ気ない演奏というコメントがありましたが、なるほどだな、と思いました。

ちなみに僕自身は、第1番と第8番を聴きましたが、几帳面な演奏だなと思いました。

ただ素っ気ない=面白くないというのも違うので、聴き込んでリアリスト・アルブレヒトのもっと知りたくなりました。

実際、アルブレヒトの評価は、古典派からロマン派に至るドイツ音楽でのスリムで現代的な演奏が特徴とされています。

また、ナチスによって退廃的な曲だと烙印を押されたものを含む、現代に埋もれた作品を紹介したり、青少年への音楽教育の普及活動にも熱心に取り組んでいました。

ゲルト・アルブレヒト ベートーヴェン交響曲第8番&第1番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93

読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
ゲルト・アルブレヒト – Gerd Albrecht (指揮)
録音: 25-26 January 1999, Minato-MiraiHall, Yokohama, Japan
1.(09:33) I. Allegro vivace e con brio
2.(04:16) II. Allegretto scherzando
3.(04:53) III. Tempo di menuetto
4.(07:30) IV. Allegro vivace
total(26:12)

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交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
Symphony No. 1 in C Major, Op. 21

5.(09:13) I. Adagio molto – Allegro con brio
6.(09:15) II. Andante cantabile con moto
7.(03:23) III. Menuetto: Allegro molto e vivace
8.(05:48) IV. Finale: Adagio – Allegro molto e vivace
total(27:39)

読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
ゲルト・アルブレヒト – Gerd Albrecht (指揮)
録音: 25-26 January 1999, Minato-MiraiHall, Yokohama, Japan

ベートーヴェン:交響曲第1番、第8番(読売日本交響楽団/アルブレヒト)

98年から読響の音楽監督を務めているゲルト・アルブレヒトがベートーヴェン交響曲全集の録音を開始。今回はその第1弾。引き締まった表現に勢いを感じさせる第8番と生き生きとした表情のなかに気品が漂う第1番。読響が好演。セッション録音。



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