こんにちは、
ともやんです。
先日の3月14日の土曜日、ヴィオラ・リサイタルに行ってきました。
東条慧(とうじょう けい)さんのヴィオラと守重結加(もりしげ ゆか)さんのピアノによるリサイタルでした。
会場が、東戸塚にあるSala MASAKAという個人宅を改装したようなこじんまりした、でもお洒落で素敵なホールで行われました。

東条さんが、現在トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の首席ヴィオラ奏者ということで、フランスの作曲家ばかりのそれもヴィオラ作品ばなりの選曲でした。
ご本人も初めて知った作品もあったということでなかなかマニアックな内容でした。
しかし、ヴィオラの豊かな響きを堪能した夜となり、本当に素敵な出会いでした。
演目の中では、アンリ・ヴュータンのヴィオラ・ソナタに特に魅せられました。

残念ながら東条さんの録音はないですが、日本のヴィオラ奏者の御大、店村眞積(たなむら まずみ)氏のデビュー40周年記念アルバムが、素晴らしいです。
ヴィオラ奏者東条慧と共演の守重結加
今回のヴィオラ・リサイタルで共演した、ヴィオラの東条慧さんと守重結加さんについて簡単にご紹介します。
プログラムの紹介文を読んで、このお二人の凄さに驚きました。
その気持ちを伝わるように要約してみました。
ヴィオラ奏者:東条 慧について
紹介文を読んで、まさに「世界の名門オーケストラを渡り歩く、ヴィオラ界のエリート」だなと感じました。
楽曲紹介の少しはにかみながら話す様子からは、ちょっと想像できない凄さを感じました。
山梨県のご出身。
高校を卒業してすぐに「本場で学びたい!」とヨーロッパへ渡りました。
フランスやドイツの超名門音楽大学(日本でいう芸大レベルの音大?)をいくつも卒業している、努力と才能の塊みたいな人です!
東条慧のここがスゴイ
世界を股にかける実力:東京、イギリス、アメリカ、チェコなど、世界中のコンクールで入賞の常連。
オーケストラの「顔」: 世界最高峰の「ベルリン・フィル」で学んだ後、パリやイタリア、ドイツなどの超有名オケでトップ奏者を務めました。
ジャンルを超えた共演:クラシックだけでなく、あの有名ジャズピアニスト・上原ひろみさんともブルーノート東京で共演しているんです!
現在はフランスの「トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団」で、ヴィオラセクションのリーダー(首席奏者)として活躍中。
まさに世界を舞台に戦うトッププレイヤーですね。
ピアニスト:守重 結加について
僕が、守重さんを知ったのは1枚のCDからでした。
じつはそれが守重さんのデビューアルバムだったのです。
2022年にオクタヴィア・レコードよりリリースされた「シューベルト即興曲集D899&ピアノ・ソナタ第21番D960」でした。
そのCDによって、僕が長らく親しみを感じなかったシューベルトのソナタの世界に誘ってもらったのです。
「心に響く音色を奏でる、注目のシューベルト弾き!」
東京都出身。
桐朋学園からベルリン芸術大学へと進んだ、まさにピアノ界の王道を歩んできた実力派です。
数々の国際的な賞を受賞し、ヨーロッパ各地のコンサートホールでソロ演奏をしてきた経験の持ち主です。
守重結加のここがスゴイ!
聴く人を虜にする演奏:国際的なアカデミーで「聴衆賞(お客さんが一番感動した人に贈る賞)」を獲るほど、心に届く演奏が魅力。
デビュー作がいきなり話題:2022年に出したシューベルトのCDが、専門誌で「新しいシューベルト弾きの誕生だ!」と大絶賛されました。
メディアでも活躍:NHK FMの番組に出演したり、日本各地のホールで音楽の楽しさを伝える活動もしています。
現在はプロのピアニストとして活動しながら、大学で先生として教えたりもしている、とっても多才で優しいアーティストです。
これまでのリサイタルでは、終わった後に何度か言葉を交わしたことがあります。
春風のように、ほわっとしながら品のある方ですが、一旦演奏が始まるとキリっとしてピアノに向かう姿にギャップ萌えしてしまいます。
ヴュータンのヴィオラ・ソナタの名盤紹介
今回のオールフランスのプログラムの作品とその演奏は、どれも素晴らしいものでした。
その中でも特にアンリ・ヴュータンのヴィオラ・ソナタが素晴らしく印象に残りました。
残念ながら東条さんの録音はありませんが、僕がいくつか聴いた中では、店村眞積の演奏が最高です。
ヴィオラの深く柔らかい響きが、まるでビロードのような肌ざわりなのです。
聴きながらヴィオラの世界に深く深くハマっていくように錯覚します。
ぜひ聴いてみてください。
店村眞積 デビュー40周年記念盤
アンリ・ヴュータン – Henry Vieuxtemps (1820-1881)
ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調 Op. 36
Viola Sonata in B-Flat Major, Op. 36
1.(12:26) I. Maestoso – Allegro
2.(07:34) II. Barcarolla: Andante con moto
3.(04:01) III. Finale scherzando: Allegretto
total(24:01)
店村眞積 – Mazumi Tanamura (ヴィオラ)
練木繁夫 – Shigeo Neriki (ピアノ)
録音: 7-8 June 2000, Yokosuka Bayside Pocket, Kanagawa, Japan
アルバムの説明
ヴィオラ界を牽引し続ける重鎮、デビュー40周年記念盤
リッカルド・ムーティに認められフィレンツェ市立歌劇場首席ヴィオラ奏者として活躍の後、読響ソロ・ヴィオリスト、N響ソロ首席奏者を歴任。
ソロイストとしてはもとより、サイトウキネンや霧島音楽祭の主要メンバー、後進の指導などその活躍は多岐に渡り、まさに日本のヴィオラ界を牽引し続けるヴィオリストの一人と言えます。
今回その楽団生活の大きな節目を記念して、過去の名作を、2枚組にリイッシュー。楽曲ごとの調性に合わせたリマスタリングを施しています。ビロードを思わせる、艶やかなアルトに聴き惚れるアルバムです。
タワーレコードオンラインショップより
最後に
60歳を過ぎてからヴァイオリンを始めました。
まさに60の手習いですね。
始めて4年が経ちますが、なかなか上達しません。
年齢のせいでしょうか?
いや練習が足りないからだよ、と自分を慰めています。
そんな僕が、以前楽器店で弾いたヴィオラに魅せられています。
ヴィオラの弾きたい!
でもまざは上達だろう!
ということで、そんな焦る気持ちを押さえて、いつかヴィオラを弾きたいと思いつつヴァイオリンの練習をしながら、CDではヴィオラの響きに耳を傾ける日々です。

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