ムーティのベートーヴェン 第九 生命力に溢れ美しすぎる響きの名盤

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ムーティ&フィラデルフィア管 ベートーヴェン全集

 

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲全集第1番~第9番
リッカルド・ムーティ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
1985年~1988年録音

 

交響曲第9番ニ短調作品125

第1楽章:Allegro non troppo, un poco maestoso         16:25

第2楽章:Molto vivace -Presto                                   14:42

第3楽章:Adagio molto e cantabile-Andante moderato 16:04

第4楽章:Presto-Recitativo-Allegro assai-

Alla marcia:Allegro assai vivace-Andante maestoso-

Allegro energico,sempre ben marcado-

Allegro ma non tanto-Prestissimo                 24:31

 

Cheryl Studer(シェリル・シテューダー) ソプラノ
Delores Ziegler(デローレス・ジーグラー) メゾ・ソプラノ
Peter Seiffert(ペーター・ザイフェルト) テノール
James Morris (ジェームズ・モリス) バス

ウェストミンスター合唱団

 



 

ムーティ&フィラデルフィア管 おすすめの全集

 

ベートーヴェンの交響曲全9曲の全集をクラシック音楽をすこしかじり始めた友人に勧めるならこの全集はいいかもしれません。

 

少なくても友人から、文句は出ないし、損はさせないでしょう。

 

しかもある程度聴きこんでいるマニアにもおすすめです。

 

僕もそうですが、現代はCDが割とリーズナブルな価格で買える時代です。

 

そう60代以上のコレクターならわかるでしょう。

 

むかしは、高かったですね。

 

70年代の中学生時代からのファンである僕は、1枚2千円から3千円するLPレコードをそれこそどれを選ぶか相当迷ったものです。

 

50年近く前の中学生にとって、3千円はそれこそ大金でした。

 

しかもベートーヴェンの交響曲全集ともなれば、1万円超えでした。
とてもではありませんが、手が出ません。

 

でもいまは、ベートーヴェンの交響曲全集は、中古店に行けば千円前後で買えます。

いろんな演奏を聴きたいというマニアには良い時代になりましたね。

 



ムーティ&フィラデルフィア管 生命力あふれる美しすぎるベートーヴェン

 

録音当時、フィラデルフィア管の音楽監督だったムーティは、まだ40代半ばの中堅指揮者でした。でもその才能は巨匠クレンペラーにも認められ若くしてフィルハーモニア管の首席指揮者に任命されています。

 

ムーティはイタリア人でオペラや声楽曲の扱いは一流としてもベートーヴェンとなると、ん?と思うクラシック音楽マニアも以前はいたかと思います。

 

実は正直言うと僕もその一人でした。

評論家・福島章恭氏の著書「交響曲CD・絶対の名盤」を読むまでは。

 

僕は、宇野功芳氏亡き後、福島氏を評論家として一番信頼しています。
氏がすすめるものは出来るだけ聴くようにしています。

 

そして福島氏は、上記著書のベートーヴェンのページで、ムーティ&フィラデルフィア管の全集を高く評価していたのです。

 

この全集を知らない、持たない、聴かない、というのは音楽人生にとって大きな損失だ。これほど淡く、爽やかで、それでいて生命力に溢れて美しいベートーヴェン演奏は稀だからである。

※福島章恭著「交響曲CD・絶対の名盤」77Pからの引用

 

この文に出会わなければ、僕の音楽人生に大きな損失を招いていたかもしれない。福島氏にはこの場を借りて感謝を申しあげたい。

 




ムーティ&フィラデルフィア管の第九

 

演奏は、上記福島氏の引用文がそのまま当てはまる名演です。

ただ欲を言えば、第1楽章にもう少し力強さが欲しいと思います。

最初に第1楽章を聴くと、あれ!?って少し拍子抜けします。

 

優しく始まるからです。でも聴き進んでいくと、全てのパートが活き活きとして奏でそれが溶け合ったうっとりするような響きとなって聴こえてくれるのです。

 

特に第3楽章の美しさと来たら堪りません。

 

そして合唱の終楽章。ここで再度福島氏の文章を引用します。合唱指揮者でもある福島氏にここまで書かせています。

 

特筆すべきは、独唱陣の統率力の素晴らしさ。カンタビーレに溢れているのは言うまでもないが、各人に音価一杯に歌わせることで響きは豊穣の極みに達し、さらにアンサンブルが室内楽的とも言える透明さなのだ。
コーラスの扱いも見事である。
中略
全合唱人にとって教科書にしたい演奏のひとつである。

※福島章恭著「交響曲CD・絶対の名盤」79Pからの引用

まとめ

 

もし僕の友人で、最近クラシック音楽を聴きだして、ベートーヴェンの全集は何がいいかな?て言われたら、僕はこの全集を勧めるでしょう。

 

この全集を何度も聴いてから、気になる指揮者の演奏を聴いてみると良いよって答えるでしょう。

 



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