シューマンの交響曲第2番 コンヴィチュニーが生み出す感動

シューマン
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こんにちは、
ともやんです。

先日、僕の早稲田大学に行く機会があり、前から行ってみたかった「村上春樹ライブラリー」を訪れました

場所は、本部キャンパス内の東門近くで、大学時代ここの1室が、音楽サークルの部屋になっていて、そのサークルで1年だけだったけどエレキベースを弾いていたことを思い出しました。

その部屋のなっていた建物が現在「村上春樹ライブラリー」として建て直されていました。

とても素敵な空間で、順路に従って入ると幅5~6m、奥行1.5mのやや楕円形の大きなテーブルがあり、学生数名がPC作業していたり読書をしたりしていました。

そこを過ぎて、右側に行くとオーディオルームがあり、そこでは多分村上氏の愛していると思われるジャズのLPの流れていて、やはり数名の外国人も含む学生たちが静かに聴いたり、スマホを操作したり読書をしたりしていました。

話をする人はおらず、とても静かな空間で何度も来たくなりました。

さて今回は、村上春樹ライブラリーを訪れて氏の著書「古くて素敵なクラシック・レコードたち」で取り上げていたシューマンの交響曲第2番でフランツ・コンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団の録音を改めて聴いたのでそのことを書くことにしました。

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シューマンの交響曲第2番とは

シューマンは4つの交響曲を残しています。
作曲と初演時代からいえば、この作品は第3番になるようですが、出版が現在の第3番よりも早かったため第2番となりました。

1845年末に作曲を始め、翌46年秋総譜を完成、その年の11月5日メンデルスゾーンの指揮のもとライプツィヒのゲヴァントハウスで初演されました

交響曲第2番の基本情報

交響曲第2番は、シューマンが1845年から1846年にかけて作曲しました。
初演は1846年に行われ、当初は批評家から賛否が分かれましたが、現在では彼の代表作の一つとされています。

全4楽章から成り、各楽章は異なる表情を持ちながらも、全体として一貫したテーマを持っています。
特に、シューマンが精神的な苦悩を乗り越えた時期に書かれたため、力強さと希望が感じられる作品です。

楽器編成は、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器を含むオーケストラで、特に弦楽器の美しい旋律が印象的です。

シューマンの作曲背景

この交響曲第2番は、シューマンの苦悩と闘争の記録であり、運命の歌だとも言われています。

シューマンは、交響曲第2番を作曲する際、すでにあの悲惨な神経系統の病魔にとりつかれ、彼の悲壮感は、4つの交響曲のうちこの作品にもっとも表れていると思います。

僕は、シューマンの交響曲の中で、この第2番が一番好きです。

演奏する側からも、例えばバーンスタインはこの交響曲を偏愛していたようで、確か亡くなる少し前に札幌を訪れ若い音楽家たちのオーケストラでこの作品を取り上げていました。

もう亡くなる少し前で病気も進行していたのか、外見からもかなりの衰えが感じられましたが、気持ちをふり絞るように指揮していた姿が忘れられません。

またオペラの上演中に急死したシノーポリもシューマンの交響曲全集をシュターツカペレ・ドレスデンと残していますが、第2番のみ唯一ウィーン・フィルを指揮して名演を残しています。

交響曲の特徴と魅力

交響曲第2番の特徴は、感情の起伏が豊かであることです。
特に、第一楽章の力強い主題と、第二楽章にスケルツォを配置し、第三楽章にも穏やかなメロディが対照的になるようにしています。

シューマン特有のリズムの変化や、和声の美しさが際立っています。

聴く人に深い感動を与えるこの作品は、シューマンの音楽の真髄を感じさせるものです。

僕がこの交響曲に魅力を感じたのは、中学生の時にクレンペラー指揮フィルハーモニア管を指揮してLPでです。

ただその後、いろんな演奏を聴くようになるとクレンペラーの演奏はかなり大味な印象になり、その後は、セル/クリーヴランド管、バーンスタイン/ニューヨーク・フィルとウィーン・フィルの新旧盤、前出のシノーポリ/ウィーン・フィル、そしてコンヴィチュニー/ゲヴァントハウス管など好きな演奏が増えました。

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フランツ・コンヴィチュニーの演奏

フランツ・コンヴィチュニーは、20世紀の著名な指揮者であり、特にベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーなど硬派な作曲家の交響曲の演奏に高い評価を残しています。

どちらかというと無骨な印象がありますが、その反面ロマン派の抒情的で詩的なシューベルト、シューマンやメンデルスゾーンの作品に対しても、深い理解と情熱が感じられます。

僕は以前あまり期待しないで聴いたメンデルスゾーンの「スコットランド」が素晴らしく、とても感動した記憶があります

コンヴィチュニーについて

フランツ・コンヴィチュニー(1901-1962)は、チェコのモラヴィア地方フルネクで生まれ、ライプツィヒ音楽院でヴァイオリンとヴィオラを学びました。

当初は、ゲヴァントハウス管などでヴィオラ奏者を務め、フルトヴェングラーの指揮でも演奏していました

ヴィオラ奏者から指揮者へ

その後1927年から指揮活動を始め、戦後は、東ドイツに移り、戦争で荒廃したゲヴァントハウス管の再建に尽力しました

コンヴィチュニーの下、ゲヴァントハウス管は往年の力を取り戻しましたが、残念ながら1962年7月28日にツアー中のベオグラードで急死、帰らぬ人となりました。
まだ60歳という働きざかりで大いに惜しまれ、国葬が催されコンヴィチュニーの死を悼むファンの列が長く続いたと言われています。

亡くなる前年の1961年4月にゲヴァントハウス管と来日し、日本のファンにも伝統の響きを届けたました。

僕の合唱団仲間に昭和7年(1932年)生まれの方がいますが、日比谷公会堂でゲヴァントハウス管のコンサートを聴いたそうです。

コンヴィチュニー彼の指揮スタイルは、下手な小細工や演出を使わないで、楽譜に忠実にオーケストラの音色を最大限に引き出すことに重点を置いて、自然体という表現が一番合うかなと思います。

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シューマン交響曲第2番の録音盤レビュー

シューマンの交響曲第2番は、多くの録音が存在し、それぞれに特徴があります。
特に、コンヴィチュニーの演奏は、彼の独自の解釈とオーケストラの音色が相まって、聴く人に強い印象を与えます。

シューマン交響曲全集より

ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第2番 ハ長調 Op. 61
Symphony No. 2 in C Major, Op. 61

1.(12:31) I. Sostenuto assai
2.(06:47) II. Scherzo
3.(07:45) III. Adagio espressivo
4.(07:56) IV. Allegro molto vivace
total(34:59)

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 – Leipzig Gewandhaus Orchestra
フランツ・コンヴィチュニー – Franz Konwitschny (指揮)

コンヴィチュニー/シューマン: 交響曲全集

ベートーヴェンと並んで、コンヴィチュニーの代表的録音であるシューマンの交響曲全集他を最新復刻。
1960-61年にかけて収録された珠玉のシューマンが、世界初SACD化音源として再登場します。クラウス・シュトリューベンによる当時の録音は現在でも高いクオリティを有しており、当時最盛期にあったゲヴァントハウス管弦楽団の機能美や音色が余すところなく収録された、理想的な録音です。
今回の復刻では、ETERNAのオリジナル・アナログ・マスターテープを用い、考えられる限り最高の音質を残すべく、細心の注意を払いマスタリングを行いました。シューマンの録音史における理想的な演奏のひとつとして評価の高いこの名盤が、究極の姿で蘇ります。
タワーレコードより

コンヴィチュニーの両者へのアプローチ

コンヴィチュニーの名盤というと、まず挙げられるのはベートーヴェンとシューマンの交響曲全集です。

録音されてから60年以上経つのに、常にレコード、CDのカタログから無くなることはありません。

両者の作品に対して、深い理解と独自の解釈を持っています。

彼の演奏は、両者の音楽の持つ感情を引き出し、聴衆に強いメッセージを伝えます。
特に、シューマンの作品においては、彼の指揮スタイルが際立ち、聴く人に深い感動を与えます。

だから交響曲第2番を聴くことは、音楽の持つ力を再確認する素晴らしい機会です。
特に、コンヴィチュニーの演奏は、聴く人に深い感動を与え、音楽の魅力を再発見させてくれます。

音楽は、聴く人に深い感動を与える力を持っています。
シューマンの交響曲第2番は、その感情の起伏や美しいメロディによって、聴く人の心に響きます。

特に、コンヴィチュニーの演奏は、音楽の持つ力を再確認させてくれるものだと僕は思います。

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まとめ

シューマンの交響曲第2番は、彼の音楽の真髄を感じさせる作品であり、コンヴィチュニーの演奏によってその魅力がさらに引き立てられています。

シューマンの交響曲第2番を聴く際には、コンヴィチュニーの演奏をぜひ体験してみてください。
彼の独自の解釈やスタイルが、音楽の持つ力を再確認させてくれます。
また、異なる録音盤を聴き比べることで、さらに深い理解が得られるでしょう。

音楽は、常に新しい可能性を秘めています。
シューマンの交響曲第2番を通じて、音楽の持つ力や感動を再発見し、さらなる探求を続けていきたいと思います
コンヴィチュニーの演奏は、その探求の一助となると思うのです。



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