こんにちは、
ともやんです。
シノーポリ指揮ウィーンフィルによるシューマンの交響曲第2番をご案内します。
今年は、ベートーヴェンの生誕250年ということで話題になっています。
一方シューマンも生誕210年を迎えました。
こちらは全く話題になっていません。
もしかして10年前の生誕200年の時は、それなりに話題になったのかもしれません。
シューマン 交響曲第2番 ハ長調
中学生の時にクレンペラー&フィルハーモニア管のシューマン交響曲全集を買いました。
2枚組LPでした。
シューマンの交響曲というと、何かとオーケストレーションなど技術的なことでとやかく言われますが、個人的には感じたことはありません。
むしろ詩的で霊感溢れる曲想に心惹かれ、もう50年近く聴き続けています。
シューマンの交響曲は、クレンペラーの演奏で憶えました。
しかし、段々聴いていると不満も出てきました。
特に第2番は、シューマンの交響曲の中でももっとも霊感溢れる曲なのに、クレンペラーの演奏は武骨と言うかぶっきらぼうなところが不満でした。
そんな時に出会ったのが、シノーポリ指揮ウィーンフィルの演奏でした。
録音は、1983年シノーポリがまだ30代の頃の録音です。
シノーポリは、博識な人で、大学では、心理学と脳外科を学んで、音楽的なアプローチも精神医学的な見地からの分析をしているなどと言われています。
そのため精神疾患のあったとされるシューマンとマーラーを得意としているとか。
だから、精神的にタフ過ぎたベートーヴェンの録音は非常に少ないです。
シノーポリ シューマン 交響曲
さて、僕がシノーポリのシューマン交響曲第2番を聴いて感銘を受けたのは、全く先入観を持たずに聴いてです。
この人凄いなと思い調べると、精神医学を修めた人ということわかったのです。
シューマンの4曲の交響曲の中でも第2番はもっともとっつきにくいです。
でも、一旦その魅力が分かると聴かずにはいられなくなる曲でもあります。
ぜひ、シノーポリ&ウィーンフィルで聴いてみてください。
ロベルト・シューマン – Robert Schumann (1810-1856)
交響曲第2番 ハ長調 Op. 61
Symphony No. 2 in C Major, Op. 61
1.(11:52) I. Sostenuto assai
2.(06:49) II. Scherzo
3.(11:16) III. Adagio espressivo
4.(07:54) IV. Allegro molto vivace
total(37:51)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ジュゼッペ・シノーポリ – Giuseppe Sinopoli (指揮)
シューマン:交響曲第2番、「マンフレッド」序曲
ユニバーサルが誇るドイツ・グラモフォン、デッカ、フィリップスの各レーベルからセレクトした名盤・名演奏を集めた”スタンダード・コレクション”シリーズ(全50タイトル)。本作は、ジュゼッペ・シノーポリ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による1983年録音盤。
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