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ベートーヴェン ピアノ協奏曲のLP グレン・グールド

グールド
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こんにちは、
ともやんです。

グレン・グールド(1932-1982)が亡くなってもう40年近く経ちます。

その訃報に接した時は驚きました。

長寿が多いピアニストの中で50歳なんて早すぎます。


※トロント カナダ

4月にグールドのソロによる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が、なんとLP5枚組で発売されます。

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グレン・グールド カナダが生んだ偉大なピアニスト

青山一丁目にカナダ大使館がありますが、そこに図書室があり、僕は縁があってそこの会員証を持っています。

以前の会社が近かったので、時々図書室でPC作業をしたものです。

都心だからかいつも空いていました。

そこの図書室には、グールド関連の書籍やCDがたくさんあり、やはりグールドは、カナダが生んだ偉大な芸術家なんだなって、改めて思ったものです。

カナダの建国自体が、1867年にイギリスから独立してからで歴史も浅いことから、クラシック音楽界では後発です。

日本の明治維新と同時代ですから、その歴史の浅さがわかります。

だから、カナダの音楽家というと僕はグレン・グールドとザ・バンドしか思い浮かばず、ネットで検索してもあまり著名な人は少ないようです。

さて、LPレコードが根強い人気で、現在も定期的に新譜が発売されています。
また中古市場でも高値で取引されているようです。

中には、中古店で高値で売れそうなLPを買い付けてオークションなどで蒐集家などに販売している人もいます。

僕の友人でも、毎月上京し神保町の古本屋を巡って、アイドルや女優などの写真集を購入し、田舎に帰って顧客に販売している人がいます。往復3万円以上の経費を掛けて定期的に来るので、それなりの小遣い稼ぎにはなっているようです。

話が反れましたが、グールドのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が、それも1曲をLP1枚に収録するという贅沢なカッティングでファン垂涎の企画です。

グレン・グールド ベートーヴェン ピアノ協奏曲 LP盤

さて、発売前にさっそくCDで第1と2番を聴きました。

第1番が1958年のステレオ録音、第2番が、前年の57年のモノラル録音。
わずか1年の違いですが、音質は大きな違いです。

ちょうどステレオ録音黎明期だからこれだけの変化があったのだと思います。

演奏は、当時まだ20代にもかわらず後年と同様コロコロ転がるような心地よいピアノで、うっとりする反面、カデンツァがバッハ?現代音楽?という支離滅裂、自由奔放、縦横無尽な演奏でカッコいいです。

音源は、いずれも2015年にリリースされた81枚組の「グレン・グールド・リマスタード」のDSDリマスターを使用しています。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
Piano Concerto No. 1 in C Major, Op. 15

1.(12:50) I. Allegro con brio (cadenza by G. Gould)
2.(12:10) II. Largo
3.(09:04) III. Rondo: Allegro (cadenza by G. Gould)
total(34:04)

グレン・グールド – Glenn Gould (ピアノ)
コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ヴラディーミル・ゴルシュマン – Vladimir Golschmann (指揮)
録音: 1958

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ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 19
Piano Concerto No. 2 in B-Flat Major, Op. 19

4.(12:59) I. Allegro con brio
5.(09:20) II. Adagio
6.(05:33) III. Rondo: Allegro molto
total(27:52)

グレン・グールド – Glenn Gould (ピアノ)
コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
レナード・バーンスタイン – Leonard Bernstein (指揮)
録音: 1957

【LPレコード】 ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集<完全生産限定盤>

ベートーヴェン生誕250年記念リリース。ベートーヴェンのピアノ協奏曲録音史上、最も刺激的なグールドの名演が、5枚組アナログLP盤で限定発売。

1957年から1966年にかけて、グールドが3人の指揮者、3つのオーケストラとの共演で完成させたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を各曲1枚に当てる贅沢なカッティングで5枚組LPセットとして限定復刻いたします。

協奏曲においてもソロの場合と同様にグールドの個性が濃厚に表出され、共演する指揮者・オーケストラはその個性を盛りたてています。自作の対位法的なカデンツァを使用した第1番では名匠ウラディミール・ゴルシュマンの軽快かつ緊密な伴奏が新鮮で、レナード・バーンスタインとの共演になる第2番~第4番は濃密な情緒を醸し出し、レオポルド・ストコフスキーと共演した「皇帝」では、ピアノ独奏はオーケストラパートのオブリガートと化し、交響曲を思わせるスケールの雄大さを獲得しています。

いずれも2015年にリリースされた81枚組の「グレン・グールド・リマスタード」のDSDリマスター音源を使用しています。
ソニー・ミュージック

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まとめ

グールドは、僕の好きなピアニストですが、では、なんでもかんでもいいかというとそうでもありません。

無条件で好きなのは、バッハです。

特の2回目のゴールドベルグ変奏曲と平均律クラヴィーア全集は、一生の宝です。
またブラームスの間奏曲集も手放せません。

モーツァルトのピアノソナタ集は、笑えます。

また、ベートーヴェンに関しては、CD持っているにも関わらず、その内と思い、今まで来たことがありました。

でも真摯なピアノが意外な感動を与えてくれました。

これからもグールドを聴いて行きたいですね。



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