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アンセルメ 名盤 ベートーヴェン 第九

こんにちは、
ともやんです。

第九はアンセルメがいいぜ!

なんて人はまずいないでしょうが、聴く前から固定観念で、判断するの良くないですね。

それを実証してくれたのが、この第九の録音です。

裏切られた喜びを感じる名盤です。

アンセルメの第9番は引き締まった演奏で、緩徐楽章ですらクールな美観が信条。

終楽章に聴くスター歌手たちの四重唱は特筆すべきものですが、これが名ソプラノ、サザーランドにとってDECCAデビュー録音となりました。

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アンセルメ ベートーヴェンの第九 理知的な輝きを放つ名演

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller

Ⅰ(16:21)Allegro ma non troppo, un poco maestoso
Ⅱ(11:18)Molto vivace
Ⅲ(15:16)Adagio molto e cantabile
Ⅳ(24:14)Finale: Presto – Allegro assai
total(69:57)

ジョーン・サザーランド- Joan Sutherland (ソプラノ)
ノーマ・プロクター – Norma Procter (アルト)
アントン・デルモタ – Anton Dermota (テノール)
アルノルト・ヴァン・ミル – Arnold van Mill (バリトン)
ブラッシュ合唱団、ヴォー国民協会青年合唱団- Choeur des Jeunes de l’Eglise National de Vandoise
スイスロマンド管弦楽団 – L’Orchestre de la Suisse Romande
エルネスト・アンセルメ – Ernest Ansermet(指揮)
録音:1958年4月ヴィクトリア・ホール,ジュネーヴ

ベートヴェン交響曲第九 エルネスト・アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団

アンセルメは、フランス物、バレエ、劇音楽のスペシャリストで、その分野ではたくさんの名盤があります。

だからかドイツ・オーストリア物で、まずアンセルメで選ぼうって人はいないでしょうね。

でもどんな世界でもそうですが、スタイル、形式は良い悪いではないのですね。

例えば、野球の投手には、オーバースロー、サイドスロー、サンダースロー、剛球投手、変化球投手といろんなスタイルの投手がいますが、

どのスタイルが良い悪いではなく、それぞれのスタイルの中に、一流もいるしヘボもいるんですね。

だから、明晰で、クリアで、爽快で、軽快なベートーヴェン演奏のスタイルでは、アンセルメ盤は、当時(1959年)として特異な存在であり、むしろ現代の古楽器スタイルに通じる先進的な演奏だったのだと思います。

第九はアンセルメは、現代だから受け入れられる名盤です。
聴かずに死ねない1枚です。

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アンセルメ ベートーヴェン交響曲全集はおすすめ

アンセルメを軽く考えていました。

フランス物、バレエ音楽など、僕のレパートリーとは違う分野で名演を残している方なので、あまり縁がないと思っていました。

僕の敬愛する評論家福島章恭氏の著書を読むまでは。

福島氏の名著「交響曲CD 絶対の名盤」のベートーヴェンの交響曲全集の項で、アンセルメ・スイスロマンド管の演奏を非常に高く評価されていたのです。

その名文を一部引用したい

ベートーヴェン=ドイツ=重厚と考える向きには、アンセルメのベートーヴェンなど選択肢のひとつにも入らないかもしれないが、これはまことに傾聴に値する録音であり、広く推奨したい。
アンセルメの演奏を一言で説明するなら「理知の光に照らされたベートーヴェン」と言うことができる。
中略
オケの響きは、とても軽やか。弦の音色は明るく、管もオーボエやホルンを筆頭に鼻にかかったフランス風の音。
それらが、アンセルメの颯爽としたテンポの中で伸び伸びと歌っている。
しかし、決して感覚的、即興的に流した演奏ではなく、不意に訪れる大小のテンポの変化や全体のバランスの妙には油断がならない。
これほど考え抜かれた演奏でありながら、いっさいの理屈っぽさを思わせない点に芸の深さがある。

なお、現在アンセルメのベートーヴェン交響曲全集は廃盤中です。
しかし、こちらの45枚セットで聴くことができます。しかもアンセルメの芸術を知るには最高のセットです。

エルネスト・アンセルメの芸術~ステレオ・レコーディングス 1954-1963年

アンセルメのベートーヴェン交響曲全集に関しては、改めてレビューをしたいと思いますが、福島氏のコメントを読むと聴かずにはいられなくなります。

良かったらぜひ全集も聴かれることをおすすめします。



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