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ロストロポーヴィチ 名盤 ベートーヴェン チェロソナタ

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こんにちは、
ともやんです。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007)の誕生日が昨日だったことで、彼の録音を聴きました。

聴いたのは、ベートーヴェンのチェロソナタ。
第3番から第5番の3曲を聴きました。

なんと言っても第3番が、素晴らしいです。今日は、ロストロポーヴィチについて記したいと思います。

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ロストロポーヴィチについて

現在、ロシアのウクライナ侵攻で情勢も深刻化していることで、民間人特に多くの子供たちの犠牲が出ていることに胸を痛めない日はありません。

またこれに伴い、プーチン大統領と親交があるということで指揮者のゲルギエフが、コンサートの中止やミュンヘンフィルの首席指揮者の職を解雇されました。
また著名なソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコもメトロポリタン・オペラの出演を降板しました。
理由は、今回の侵攻を批判しながらも公にプーチンを批判していないからとCNNでは報じています。

振り返って第二次大戦下のドイツでは、ナチスドイツ下での活動姿勢に対して、戦後審判が下され、有名なところでは、フルトヴェングラーが無罪が確定するまで2年間の演奏活動の禁止を余儀なくされたり、カラヤンがナチの党員だったのに早く復帰したとかで物議となったり、積極的にナチに協力したメンゲルベルクは永久追放されたりしました。
今後のゲルギエフやネトレコプの活動や発言はチェックしていきたいところです。

音楽と政治や思想は関係ないという意見もありますが、個人的には非人道的な行為は許せないので、非人道的な行為をする国や団体を支持する音楽家の演奏は聴きたくありません。

そんなわけでメンゲルベルクの録音は、あまり聴く気がしないのです。

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さて、ロストロポーヴィチは、旧ソ連のアゼルバイジャン出身で旧ソ連国内で反体制派としての活動で、演奏を制限されたりし、結局はアメリカに亡命しました。
ただ生まれ育った祖国に戻りたいという気持ちも強く、ゴルバチョフ体制下には、国籍を回復しています。
そして生涯の最期はモスクワで迎えました。

ロストロポーヴィチの姿で印象深いのは、89年11月にベルリンの壁が崩壊した時、壁の上でチェロを弾いている姿でした。

報じていたアナウンサーがロストロポーヴィチと知らず、「あっ、チェロ弾いている人までいます。」伝えていて、「きちんと伝えろよ」と憤慨したことを憶えています。
つまりその時点でロストロポーヴィチは単に一人の音楽家ではなく、世界トップクラスの指揮者でチェリストだったのです。

ただ、そんな側面しか見ていないのは、結局、ロストロポーヴィチの録音をあまり聴いていないからです。
理由は、雄弁すぎるからです。素晴らしいのはわかる、でももっと静かでもいいよ、というのが僕でした。

しかし、今回改めてロストロポーヴィチとリヒテルのディオによるベートーヴェンのチェリソナタを聴きました。

深い感銘を受けました。

朗々と歌うところは歌う、囁くところは情感込めてとリヒテルのピアノと相まって、素晴らしすぎて感服しました。

つまり聴き手の僕自身が変わって聴く力がついたのかもしれません。

ぜひ、聴いて欲しい名演です。

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ロストロポーヴィチ 名盤 ベートーヴェン チェロソナタ第3番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op. 69
Cello Sonata No. 3 in A Major, Op. 69

1.(12:00) I. Allegro ma non tanto
2.(05:32) II. Scherzo: Allegro molto
3.(08:34) III. Adagio cantabile – Allegro vivace
total(26:06)

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ – Mstislav Rostropovich (チェロ)
スヴャトスラフ・リヒテル – Sviatoslav Richter (ピアノ)
録音: July 1961, London, United Kingdom

ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番、第2番、第3番、第4番(ロストロポーヴィチ/リヒテル)

ロストロポーヴィチとリヒテルという2大巨匠が壮年期に録音したこの全集は、時代を超えて永遠の定盤として不動の地位にある、まさに人類の宝ともいうべき名録音です。

互いの個性を存分に発揮して強靭なアンサンブルを繰り広げており、ベートーヴェンの美しくも骨太な魅力を見事に引き出しています。



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