こんにちは、
ともやんです。
うっかり者の僕ですが、昨日の3月26日は、楽聖ベートーヴェンとドイツの巨匠オイゲン・ヨッフムの命日でした。
まあ、ベートーヴェンの作品は日々取り上げていますが、ヨッフムもそこそこ取り上げていますが、まあベートーヴェンに比べたらそりゃ少ないですね。
ということで、今日はヨッフムのシューベルトを聴きました。
ヨッフム シューベルトに聴く名人芸
ヨッフムは、僕の大好きな指揮者でなにが好きかって、なんか話し好きなおじさんのおもろいトーク聴いてみているようなんですね。
いや、落語の名人の芸のようと言ってもいいのかもしれません。
落語の名人が、古典のネタをその味わいのある語り口で聴かせてくれるようなんです。
ヨッフムは、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーという古典音楽のネタをその味わいのある語り口で聴かせてくれます。
フルトヴェングラーもそんなタイプなんですが、どうもあの人は深刻癖があって、ちょっと暗さがあるのが難で、でもそれがいいんですが、その点、ヨッフムは明るさと温かさというか人間味があるのが魅力です。
今回は、4月に発売される企画盤を先取りに聴きました。
特にボストン響との珍しいセッションは、未完成というポピュラーな作品ですが、非常に堅実な演奏で、ちょっとお互いに遠慮があったのかな、という印象もあります。
73年と言うとちょうど小澤さんが音楽監督に就任する時で、もしかしてヨッフムも候補だったのかな?と勝手に思ってしまいます。
一方のザ・グレートは、戦後の創設にも関わったバイエルン放送響。
こっちが互いに気心の知れた間柄で、表現もやりたいことをやり尽くした名演です。
録音は58年とちょっと古いですが、鑑賞には支障ないのでぜひ聴いて欲しい名演です。
ヨッフム シューベルト 未完成&ザ・グレート
フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759
Symphony No. 8 in B Minor, D. 759, “Unfinished”
1.(11:00) I. Allegro moderato
2.(11:04) II. Andante con moto
total(22:04)
ボストン交響楽団 – Boston Symphony Orchestra
オイゲン・ヨッフム – Eugen Jochum (指揮)
録音:1973年ボストン
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交響曲第9番 ハ長調 「ザ・グレート」 D. 944
Symphony No. 9 in C Major, D. 944, “Great”
3.(13:42) I. Andante – Allegro ma non troppo
4.(15:01) II. Andante con moto
5.(10:13) III. Scherzo: Allegro vivace
6.(11:34) IV. Allegro vivace
total(50:30)
オイゲン・ヨッフム – Eugen Jochum (指揮)
バイエルン放送交響楽団 – Bavarian Radio Symphony Orchestra
録音:1958年ミュンヘン
シューベルト:交響曲第8番≪未完成≫ 交響曲第9番≪ザ・グレイト≫<限定盤> オイゲン・ヨッフム
ヨッフム生誕120年没後35年記念
20世紀の巨匠シリーズ ヨッフムの芸術 アンコールプレス
ボストン響との「未完成」、バイエルン放送響との「グレイト」をカップリングした1枚。1902年ドイツに生まれ、1987年に亡くなった20世紀を代表する巨匠指揮者オイゲン・ヨッフム。生誕120年没後35年を記念して、「20世紀の巨匠シリーズ」で発売された17タイトルをアンコール・プレスします。
ユニバーサル・ミュージック
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