まいどはや、
ともやんです。
来年8月に所属する合唱団の定期公演でプーランクのグローリアとスターバト・マーテルを演奏することになっています。
その前にいくつかの合唱祭やコンクールでもグローリアの第1曲Gloriaと第2曲Laudamus teを歌います。
そこで、いくつかの録音を聴き比べてみました。
プーランク グロリア 聴き比べ
聴き比べてのは、4種類。
小澤、ミュンシュ、レイトン、プレードル。
どれも演奏者の個性を感じるものです。
端正で色彩豊かな小澤。豪快でドラマティックなミュンシュ。落ち着いて宗教色の濃いレントン。まるでオペラのような劇的なプレートル。
僕が一番惹きつけられたのは、プレートルでした。
プーランクは、1920年代から蓄音機により音楽を楽しむ傾向が増えると確信していたようで、、EMIフランスを中心に自身の作品だけでなくシャブリエ、ドビュッシー、グノー、ラヴェルの歌曲を録音していました。
また多くの共演者と監修を含む演奏・録音も行いましたが、その中でもプーランクが深い信頼を寄せていた同世代で最も著名なフランスの指揮者の一人が、ジョルジュ・プレートルでした。
そんなことからプレートルの解釈もプーランクの思いの核心を付くようなものと思うのです。
フランシス・プーランク – Francis Poulenc (1899-1963)
グローリア FP 177
Gloria, FP 177
total(24:12)
1.(02:55) Gloria
2.(03:05) Laudamus te
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
キャスリーン・バトル – Kathleen Battle (ソプラノ)
タングルウッド祝祭合唱団 – Tanglewood Festival Chorus
ボストン交響楽団 – Boston Symphony Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
録音: November 1987, Symphony Hall, Boston, United States
プーランク:≪グローリア≫≪スターバト・マーテル≫ 小澤征爾 ボストン交響楽団
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フランシス・プーランク – Francis Poulenc (1899-1963)
グローリア FP 1776.
Gloria, FP 177
total(27:22)
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
アデーレ・アディソン – Adele Addison (ソプラノ)
コーラス・プロ・ムジカ – Chorus Pro Musica
ボストン交響楽団 – Boston Symphony Orchestra
シャルル・ミュンシュ – Charles Munch (指揮)
録音: 21 January 1961, Live recording, Boston, Massachusetts, United States
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フランシス・プーランク – Francis Poulenc (1899-1963)
グローリア FP 177
Gloria, FP 177
total(23:55)
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
スーザン・グリットン – Susan Gritton (ソプラノ)
ポリフォニー – Polyphony
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団 – Trinity College Choir, Cambridge
ブリテン・シンフォニア – Britten Sinfonia
スティーヴン・レイトン – Stephen Layton (指揮)
録音: 16-18 April 2007, All Hallows, Gospel Oak, London, United Kingdom
1.(02:43) Gloria
2.(02:59) Laudamus te
プーランク: グローリア スティーヴン・レイトン ポリフォニー ブリテン・シンフォニア ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
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フランシス・プーランク – Francis Poulenc (1899-1963)
グローリア FP 177
Gloria, FP 177
total(26:26)
1.(03:10) Gloria
2.(03:06) Laudamus te
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ロザンナ・カルテーリ – Rosanna Carteri (ソプラノ)
ORTFナショナル合唱団 – ORTF National Chorus
フランス国立放送管弦楽団 – Orchestre National de l’ORTF
ジョルジュ・プレートル – Georges Pretre (指揮)
プーランク:グローリア ジョルジュ・プレートル フランス国立管弦楽団
フランスのエスプリ・シリーズのCD化、第1期発売分。ジョルジュ・プレートル指揮、フランス国立放送局管弦楽団および合唱団による1961年録音盤。プーランクの「グローリア ト長調」「オルガン、弦、ティンパニのための協奏曲ト短調」を収録。
2024年に生誕125年を迎えた作曲家フランシス・プーランクが、深い信頼を寄せていた指揮者ジョルジュ・プレートル。プーランクの流れを汲む、古き良きフランス音楽の伝統・解釈によるその洒落た味わいのあるプレートルによる名演集
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