こんにちは、
ともやんです。
1月6日は、マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ(1838-1920)の誕生日。1838年1月6日にケルンに生まれました。
作曲家であり、指揮者、教育者として82年の生涯を送った人です。
プロフィールを見ると、特に50歳代以降、音楽関係の要職に就いています。
1891年(53歳) プロイセン芸術アカデミー作曲部長、ベルリン高等音楽院教授
1893年(55歳) ケンブリッジ大学から名誉博士号を贈られる
1907年(69歳) 芸術アカデミーの副総裁に就任
1918年(80歳) ベルリン大学から神学と哲学の名誉博士号を贈られる
こう見ると80年を超えるr生涯を送り、充実した幸福な人生だったことが見受けられます。
ブルッフのヴァイオリン協奏曲について
ブルッフは幸せな音楽家だったと記しておきながら、僕などはブルッフというとヴァイオリン協奏曲しか思い浮かばず、しかもCDなどでは、メンデルスゾーンの協奏曲とカップリングされていることが多く、メンデルスゾーンだけ聴いて、ブルッフは飛ばす、ということもよくあります。
ということで今日は、ブルッフの184回目の誕生日を想い、ヴァイオリン協奏曲第1番とスコットランド幻想曲のCDを聴きました。
CDは、諏訪内晶子のソロとマリナー指揮アカデミー室内管との彼女のCDデビュー盤。
諏訪内晶子は、1990年に満場一致でチャイコフスキーコンクールで優勝しましたが、その後一旦演奏活動を休止し、ジュリアード音楽院に留学し、改めて研鑽を積み、1996年にこのアルバムでCDデビューしています。
当時24歳。コンクールで優勝し浮かれることなく、改めて鍛錬に励んでのデビューということで聴きごたえ充分のアルバムです。
デビュー25周年を記念して録音されたJ・S・バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ全曲の発売に合わせて復刻されたとのこと。
彼女の音楽に対する真摯な姿勢がビシビシ伝わってくる名演の名盤です。
諏訪内晶子 ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番
マックス・ブルッフ – Max Bruch (1838-1920)
ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op. 26
Violin Concerto No. 1 in G Minor, Op. 26
1.(08:34) I. Prelude: Allegro moderato
2.(08:30) II. Adagio
3.(07:13) III. Finale: Allegro energico
total(24:17)
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スコットランド幻想曲 Op. 46
Scottish Fantasy, Op. 46
4.(03:37) I. Introduction: Grave
5.(04:42) I. Adagio cantabile
6.(05:58) II. Allegro – Adagio
7.(05:56) III. Adagio – Andante sostenuto
8.(08:16) IV. Finale: Allegro guerriero
total(28:29)
諏訪内晶子 – Akiko Suwanai (ヴァイオリン)
アカデミー室内管弦楽団 – Academy of St. Martin in the Fields Orchestra
ネヴィル・マリナー – Neville Marriner (指揮)
録音:1996年7月 ロンドン、セント・ジョンズ教会
諏訪内晶子 デビュー ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 スコットランド幻想曲
1990年、満場一致でチャイコフスキー・コンクール最年少優勝。
一躍世界の注目を集めた諏訪内晶子は1991年、演奏活動を休止して渡米し、ジュリアード音楽院に留学、本科及び修士課程を終了して、演奏活動を再開しました。
待望のCDデビュー盤となったこのアルバムでは、あり余る才能と磨き抜かれた感受性で紡ぎ出される美音が、曲のもつ薫り高い美しさを最大限にひきだし聴き手を魅了します。
タワーレコード・オンラインショップより
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諏訪内晶子の名盤 メンデルスゾーン&チャイコフスキーの協奏曲
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