まいどはや、
ともやんです。
久石譲さんが昨年ウィーンの楽友協会とコンツェルトハウスのホールで自作を指揮した録音を聴きました。
オーケストラはウィーン交響楽団。
音楽家としてひとつの頂点を得た感じではないか、と思っちゃいました。
久石譲さんの最近の活躍は目を見張るものがあります。
ベートーヴェンの交響曲全集やブラームスの交響曲第1番を録音したり、また自作の録音も多くあるようです。
ただ、正直久石譲さんのことを良く知っているかというと、むしろ知らないというのが本音です。
映画音楽などクラシック音楽とは違う分野で活躍されていた久石さんが、クラシックの楽曲、しかもベートーヴェンの交響曲という目立つ作品を録音したりして、僕は急に久石さんて凄い!と感じるようになってきました。
今からもう20年ほど前でしょうか?会社の同僚の女性が、久石譲さんが良いから聴いてみて、と1枚のCDを貸してくれました。確か久石さんのピアノ独奏のものだったように記憶しますが、当時よく聴いていたフリードリッヒ・グルダの演奏に比べ、なにか深みがないと言うか、なにか物足りなさを感じ、全く感動することは出来ませんでした。
ただこれは仕方のないことで、クラシックの作品に日々研鑽を積んでいる音楽家と多方面で活躍している音楽家との違いかなと思ったものです。
あっ、なんか前置きが長くなりましたね。
今回聴いた久石さんの楽曲について語ります。
正直ピンと来なかったというのが本音です。
全体的にテンションの高い作品であり演奏で、実演で聴けばかなり興奮したかもしれません。
また日本の民謡と言うか子守歌のような旋律も出て来て、ノスタルジックに気分を感じる部分もあったのは確かです。
初演時から評価の高い楽曲ということですが、残念ながら僕にはその良さを汲み取ることが出来ませんでした。結局オーソドックスな作品が好きな僕の限界を感じた結果となりました。
これを克服するには、久石さんの自作をもっと聴いて行かないといけないですね。
久石譲 交響曲第2番&Movement 1,2
久石譲 – Joe Hisaishi (1950-)
交響曲第2番
Symphony No. 2
1.(11:45) I. What the World Is Now?
2.(11:19) II. Variation 14
3.(14:41) III. Nursery Rhyme
total(37:45)
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Viola Saga
4.(11:23) Movement 1
5.(10:04) Movement 2
アントワン・タメスティ – Antoine Tamestit (ヴィオラ)(4-5)
ウィーン交響楽団 – Vienna Symphony Orchestra
久石譲 – Joe Hisaishi (指揮)
録音:2023年3月 ウィーン楽友協会(1-3)
2023年9月 ウィーン・コンツェルトハウス(4-5)
Joe Hisaishi in Vienna 久石譲 ウィーン交響楽団
久石譲のドイツ・グラモフォン第2弾アルバムは、クラシック作曲家及び指揮者としての研ぎ澄まされた技巧と感性に焦点を当てたクラシック作品集。
2021年に京都で初演された「Symphony No. 2」は本人指揮によりウィーン交響楽団とウィーン楽友協会で世界初録音。そしてこちらも世界初録音となる「Viola Saga」は著名なヴィオラ・ソリスト、アントワン・タメスティをフィーチャー。
今作のリード・トラックでもあり、2022年の日本での初演時から評価の高い楽曲となっている。
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