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エドゥアルト・ファン・ベイヌム ブラームス交響曲第1番 1947

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まいどはや、
ともやんです。

エドゥアルト・ファン・ベイヌム – Eduard van Beinum (1900-1959)
その名前はかなり前から知っていました。ただ50年代に亡くなっていたこともあり、その名演の録音にあまり接することはありませんでした。いやほぼ接してこなかったというのが正直なところです。

特にブラームスが得意だったようで、交響曲第1番の名盤には必ずと言っていいほど取り上げられていたようです。

今年が没後65年。つまり僕が赤ん坊の頃に亡くなっていたんですね。
そんなこともあり遅ればせながら聴いていくことにしました。

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ベイヌムについて

エドゥアルト・ファン・ベイヌムは、1901年9月3日オランダ東部アルンヘムの生まれで1959年4月13日のリハーサル中に心臓発作で急逝しています。享年58歳。長寿の多い指揮者の中では、まさにこれからという年齢でした。

音楽家の家系に生まれ、幼少時よりヴァイオリンとピアノを学んでいました。
特に彼の活躍が目立ってきたのは、第二次世界大戦後。
大戦前までその権力を誇っていたメンゲルベルクが、親ナチだったため追放され、大戦前より反ナチだったベイヌムが、コンセルトヘボウ管の再建に尽力しました。

しかもその彼の音楽哲学は、オーケストラのメンバーとともに音楽を作るというものでした。これは、優れた室内楽奏者であり、妻でヴァイオリニストのセファ・ヤンセンとも頻繁に共演していたこと影響もあると思われます。

その客観性と近代性あふれる音作りで、コンセルトヘボウ管に演奏新時代をもたらしました。残された録音は時代的にステレオ録音が少ないのが惜しまれますが、質実剛健の美学に温かみのある感動的なものが多く、レパートリーも広く、これまで聴いてこなかったのが残念です。でも今日ご紹介するCD44枚組を聴き進んで行けば、きっとベイヌムの求めた音楽の一部でも知ることができると思います。

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ベイヌム 名盤 ブラームス交響曲第1番&ハイドンの主題による変奏曲

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(11:46) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(08:57) II. Andante sostenuto
3.(04:23) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(15:36) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo, ma con brio
total(40:42)

コンセルトヘボウ管弦楽団 – Concertgebouw Orchestra
エドゥアルト・ファン・ベイヌム – Eduard van Beinum (指揮)
録音:1947年9月、アムステルダム

———————–

ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
Variations on a Theme by Haydn, Op. 56a, “St. Anthony Variations”
total(16:30)

ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
エドゥアルト・ファン・ベイヌム – Eduard van Beinum (指揮)
録音:1949年5月、ロンドン

デッカ&フィリップス録音全集<限定盤> エドゥアルト・ファン・ベイヌム

急逝したオランダの名指揮者の録音を集大成。
CD44枚組BOXセット

オランダの名指揮者エドゥアルト・ファン・ベイヌムがデッカとフィリップスに行った録音全集です。

ベイヌムは暴君としてではなく”仲間の代表者”として楽団のメンバーとの関係を築き、その一人一人から可能性を引き出しました。1959年4月13日、リハーサル中の心臓発作で惜しくも58歳で亡くなりましたが、彼の死後、抜群の洞察力、音楽作りのセンスの良さなどその録音は改めて見直されました。

これはベイヌムが首席指揮者を務めた2つのオーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏を中心にデッカとフィリップスに行われた全録音です。「オランダ・デッカ」、テレフンケン、ドイツ・グラモフォンに行われた珍しいSP録音も初めてCD化されます(CD 41-42)。

ベイヌムと仕事をした音楽家たちによる回顧録で綴る、ジョン・トランスキーのプロデュースによるオーディオ・ドキュメンタリーCD付き(CD 44)。
CD44枚組BOXセット。オリジナル・ジャケット仕様。
ユニバーサル・ミュージック/IMS



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コメント

  1. ドラコ より:

    ベイヌムは極めて優れた指揮者でアムステルダムコンセルトヘボウ管弦楽団(現ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団)との仕事は類い希なもので、言われる通り早逝のため活動期間が短かったことが惜しまれます。1961年発売フィリップス(日本ビクター)のステレオLPを買い当時からその演奏に感銘を受け、まさに足すものも引くものもない「厳正な」解釈と思い、今も変わりません。ブラームスの交響曲第一番は孤島に流される時の一曲なのです。ベイヌム以外フルトヴェングラー、ケーゲル、ミュンシュ、ワルター、グイード・カンテッリ、へルマン・アーベントロートなども持っていますが聞くことはありません。さらに今回紹介の1951年(モノ)録音のLP(キングLY1)も持っていてますが1958年録音(ステレオ)に比し荒削りで私は好みません。後年の演奏を覇気がないとする評論家がいますが全くおかしいことで、緻密で円熟した指揮ぶりを団員も正確に受け止め演奏、ブラームスの内面へも迫ったものと考えます。

    この外ベルリオーズ幻想交響曲、ヘンデル水上の音楽、ウイリアムテル序曲、ハイドン交響曲第98番、ベートーヴェンヴァイオリン協奏曲/グリュミョーなどを持っていて夫々品格ある演奏は昨今の癖と個性を間違えた一部指揮者と明確に次元が異なります。今回の記事が少しでもベイヌムを知るきっかけになってほしいと思っています。記述中メンゲルベルクが新ナチとありましたが親の変換ミスでしょう。お知らせします。

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