メルマガ登録

バルビローリ 名盤 ブラームス 交響曲第1番

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

ジョン・バルビローリ。1899年12月2日にイタリア人の父、フランス人の母との間に生まれました。

そして1970年7月29日死去。70歳でした。
今日は没後53年目の命日です。

実は、その死は特に日本のファンにとっては衝撃的な出来事だったのです。
今回は、バルビローリの命日にちなんで彼の遺した名演の一つである、ウィーンフィルとのブラームス交響曲全集から1曲ずつ丁寧に聴いて行くことにします。

スポンサーリンク

バルビローリ 来日直前の急逝

僕が参考用に持っているONTOMO MOOKの『世界の指揮者名鑑866』のバルビローリのページでは、評論家の吉井亜彦氏が、哀惜の念を持って記しています。

吉井氏が、1970年のバルビローリがニュー・フィルハーモニア管を伴って初来日するのを心待ちにしていました。
ところが来日直前に届いた訃報。
なんとロンドンでの来日公演に備えてのリハーサル中に急逝したという報でした。

吉井氏は、それについて次のように記しています。

“ただ「実際にきけなかった」だけでなく、彼のへの想い出にはなにやら切ない色調がつきまとうのだ。”

スポンサーリンク

バルビローリのブラームス交響曲第1番を聴いて

バルビローリの演奏は、グラマラスでのパワフルでもない。むしろ淡々と控えめに印象を受けるかもしれない。

このブラームスの交響曲第1番は、コンサートでももっとも演奏される作品で、その盛り上がりの効果も大きいです。

しかし、バルビローリは、この録音では、遅めのテンポで、大河の流れを思わせるような悠々として演奏を展開しています。

そこには、親しみと深い味わいを感じさせるのです。
特に終楽章が印象的で、主題に入る前のウィーンフィルの朗々と歌う金管も清々しく、それに続くぐっとテンポを落として淡々と進める演奏は、まさに細部まで愛情に満ちているように感じるのです。

多くの指揮者が、ここは見せどころと力こぶを入れて盛り上げようとするところをバルビローリは、丁寧に一つ一つの音を積み重ねていくように展開させていきます。

だからその落ち着きがよりスケールの大きな印象を受けます。

ブラームスの交響曲第1番というとそれこそ何百種類の録音が出たと思いますが、僕が聴いた物の中でももっとも滋味溢れる名演の一つだと思います。

ぜひ、聴いてみてください。

スポンサーリンク

バルビローリ 名盤 ブラームス 交響曲第1番

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(15:34) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:34) II. Andante sostenuto
3.(05:10) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(19:18) IV. Finale. Adagio
total(49:36)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ジョン・バルビローリ – John Barbirolli (指揮)
録音:1966年12月4-6日 Vienna, Musikvereinsaal

ブラームス: 交響曲全集、悲劇的序曲、大学祝典序曲、ハイドンの主題による変奏曲<タワーレコード限定>

没後50年企画。バルビローリ最大の遺産、ウィーン・フィルとの奇跡のブラームスを、従来のディスク史上最高の音質を目指して完全新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻!新規解説付

多くのバルビローリ・ファンにとってもバイブル的存在であるウィーン・フィルとの永遠の「ブラームス:交響曲全集」が、最新のデジタル化を経て現代に蘇りました!一期一会の奇跡の録音はバルビローリらしい慈しみに満ちた、他に代わるものがない孤高のブラームス演奏です。今回、現況での最高音質を目指して、あらたに本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化をおこなったマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。1,500セット限定のシリアル・ナンバー付。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました