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バスクラリネットアルバム-アマービレ 船木喜行

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こんにちは、
ともやんです。

バスクラリネットというと、オーケストラの中でも脇役中の脇役で、目立つことはなし、しかも僕に取っては、なにか不吉な音を感じさせる楽器です。

だから、バスクラリネットのソロアルバムと聴いて、えっ!?どんなキワモノのアルバムかと思ったら、その多彩な表現力に圧倒されました。

第一人者船木喜行のバスクラリネットのソロと野代奈緒のピアノ伴奏による『バスクラリネットアルバム-アマービレ』を聴いたので感想を記したいと思います。

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バスクラリネットアルバム-アマービレを聴いて

まず、その音域の広さと多彩な音色に感銘を受けます。

独特の渋みのある低音域。確かマーラーの交響曲第9番で使われていて、それで不吉な印象を持ったのでしょうか。中音域は温かさをたたえ、高音域になると張り詰めたパッションを感じさせます。

こんなに七変化な楽器とは思いませんでした。

全体的に落着きはらった渋みは、安心感を与え、やすらぎも与えてくれます。
このバスクラリネットの魅力を知ると病みつきになるかもしれません。

ソリストの舟木喜行は、東京都の出身で、東京藝大別科在学中にクラリネット奏者として多数のプロオーケストラ公演やレコーディング等に参加。

同時に、マルチリードプレイヤーとしてこれまでに東京宝塚劇場、東宝ミュージカル、劇団四季、松竹、新国立劇場など多数の公演やレコーディング等に参加。バスクラリネットを軸としたソロコンサートやライブ活動も展開しており、これまでに11回のリサイタルを開催と幅広い活動をされている方です。

今後ぜひ、リサイタルなどで実演を聴きたいと思います。

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船木喜行 バスクラリネットアルバム-アマービレ

オトマール・シェック – Othmar Schoeck (1886-1957)
バス・クラリネット・ソナタ Op. 41
Bass Clarinet Sonata, Op. 41

1.(06:22) I. Gemessen
2.(04:45) II. Bewegt
3.(03:36) III. Bewegt
total(14:43)

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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op. 120, No. 2
Clarinet Sonata in E-Flat Major, Op. 120, No. 2

4.(08:27) I. Allegro amabile
5.(05:12) II. Allegro appassionato
6.(08:04) III. Andante con moto – Allegro
total(21:43)

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オーギュスト・ヴェルベッセルト – Auguste Verbesselt (1919-2012)
シクルス
Cyclus

7.(03:01) I. Amabile
8.(01:56) II. Retrograde
9.(02:52) III. Liberamente
10.(02:40) IV. Semplice
total(10:29)

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ジョナサン・ラッセル – Jonathan Russell
バス・クラリネット・ソナタ
11.(11:11) Bass Clarinet Sonata

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フランシス・プーランク – Francis Poulenc (1899-1963)
愛の小径 FP 106 (バス・クラリネットとピアノ編)
12.(03:24) Les chemins de l’amour, FP 106 (arr. for bass clarinet and piano)
編曲 : 不詳 – Anonymous

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福田洋介 – Yosuke Fukuda (1975-)
さくらのうた
13.(04:39) Sakura Song

船木喜行 – Yoshiyuki Funaki (バス・クラリネット)
野代奈緒 – Nao Noshiro (ピアノ)
録音: 13-15 October 2020, Recording location: Inagi City i Plaza Hall, Tokyo, Japan

バスクラリネットアルバム – アマービレ 船木喜行 野代奈緒

独特の渋みと存在感のある音色の低音域、温かさをたたえる中音域、パッションと張りが特徴的な高音域……こうした『広い音域それぞれに違う表情を持つ多彩な表現力』は、バスクラリネットの特筆すべき魅力の一つである。
この魅力を遺憾なく発揮できる音楽性を有する作品として、クラリネット室内楽の白眉である『ブラームスのソナタ』に挑む。
バスクラリネットのオリジナル作品からは、20 世紀前半のスイスの作曲家O.シェックによる当時のダンスミュージックやバロック音楽に影響を受けた『ソナタ』。
ベルギーの作曲家A.ヴェルベッセルトが当代随一のソリストのために書いた十二音技法による近現代音楽『シクルス』。
現代アメリカ気鋭のプレイヤーであるJ.ラッセルのジャズやフュージョンのテイスト香る『ソナタ』という、いずれも楽器の特性を存分に発揮した良曲を収録。さらに、楽器特有の音色を紹介できる作品として、美しい旋律を持つ『愛の小径』『さくらのうた』が入っている。バスクラリネット。
その新たな境地とさらなる可能性を追求した、希少なオリジナル作品を収録含むバスクラリネット作品集。
タワーレコード・オンラインショップより



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