こんにちは、
ともやんです。
コロナがどうの、非常事態宣言がどうの、とかく気が重くなる日々が続いてますね。
そんな中、重く積もった心がじんわりと空っぽになれるようなCDを一枚紹介します。
藤澤仁奈さんの「リサイタル」と言うマリンバ独奏のアルバムです。
マリンバと言えば、つまりは木琴、小学校の時に叩いたあの楽器なんですが、断然進化していて、音板(叩かれて音を出す木の板)の下に設置された共鳴管のおかげで、心地よい響きが広がり、凝り固まった心を癒してくれます。
少し難解な現代曲やポピュラーなどで構成されたCD の中で、少し驚いたのは、バッハの無伴奏チェロ組曲の3番を取り上げている点です。
弦楽器であるチェロは弓を弾く間は音が出続けるが、打楽器であるマリンバは悲しいかな叩いた瞬間しか音は出ません。そのハンディを持ちながらも、演奏はあたかもマリンバのために作曲されたかと思う程です。
またフランスの作曲家エマニュエル・セジョルネ(1961年生まれ)の作品が3曲収録されています。この人の作品にはマリンバ協奏曲などマリンバのための曲を多く作曲されています。
ぜひ、これから聴いていきたいですね。
リサイタル 藤澤仁奈
1.(01:43) ヘネラリフェ
2.(06:02)プレリュード 第1番
3.(05:37)ロマンティカ
4.(04:00)無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 Prelude
5.(03:25)無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 Allemande
6.(03:20)無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 Courante
7.(03:57)無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 Sarabande
8.(03:26)無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 Bourree I-II
9.(03:04)無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009 Gigue
10.(08:10)ミザール、あるいは並行する反射 マリンバのための
11.(05:11)ルミノシティ I
12.(05:17)ルミノシティ II
13.(04:56)星に願いを
14.(03:45)アメイジング・グレイス
国立音楽大学打楽器科を首席で卒業し、目覚ましい活躍を見せる藤澤仁奈。
2016年 The Great Plains 国際マリンバコンクール(アメリカ)第1位、2013年 国際マリンバコンクール(ベルギー)第3位、併せて審査委員長Igor Lesnik賞受賞、2012年 第22回日本クラシック音楽コンクール最上位(1位なしの第2位)ほか、受賞歴多数。
繊細かつ上品、優しさに満ちた演奏は、聴き手の心をあたたかく包み込む。
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