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1982 武満徹世界初演曲集 岩城宏之 札幌交響楽団

岩城宏之
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こんにちは、
ともやんです。

今年2021年は、武満徹(1930-1996)の没後25年です。

武満が愛した札響と岩城宏之が、世界初演を一挙3曲手掛けた伝説の公演を完全パッケージ。当日行われた武満自身の講演の模様も収録した、全て世界初商品化音源による歴史的ドキュメンタリーが7月7日にリリースされます。

タワーレコードでは、現在予約受付中です。

僕は、収録されているライブの一部の演奏と他の演奏は、別の録音で聴きました。

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武満徹、岩城宏之&札幌交響楽団 世界初演公演 1982

1982年6月27日、札幌市民会館において『武満徹世界初演曲 札響特別演奏会』が行われました。今回リリースされるUHQCDは、その時のものでまさにドキュメンタリー音源です。

その時の公演では、「ア・ウェイ・ア・ローンII (弦楽オーケストラのための)」「海へII (アルト・フルート、ハープ、弦楽オーケストラのための)」「夢の時 (オーケストラのための)」という3曲が披露されました。

さらに当日は武満自身が自身の音楽や演奏曲について解説する講演も行われたのです。

この模様は、北海道FMで1982年と2017年に一部ラジオで放送されただけで、非常に貴重な録音です。

そして今回、ドイツグラモフォンからのリリースが実現したのです。

武満自身、岩城と札幌交響楽団に対する信頼が厚く、黒澤明の映画『乱』の音楽を任された時も、サウンドトラックの録音に対して、当初黒澤は、ロンドン交響楽団を希望したそうですが、武満は、札響との録音を主張したそうです。

結局、黒澤監督が折れるのですが、札響との録音を聴いていたく感銘を受けたそうです。

その札響への惚れ込みようが伝ってくるエピソードです。

今回僕は、「夢の時」のみ当日のライブ録音を聴きましたが、「ア・ウェイ・ア・ローンII」「海へII」は、それぞれ尾高忠明、オッコ・カムの指揮で聴いてみました。

どの曲も幻想的なまさに武満ワールドですが、たはり当時のライブ録音である「夢の時」の迫力の凄まじさは、目を見開かされました。

リリースが楽しみです。

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1982 武満徹世界初演曲集 岩城宏之 札幌交響楽団

武満徹:
[CD1]
1. ア・ウェイ・ア・ローンII (弦楽オーケストラのための)

海へII (アルト・フルート、ハープ、弦楽オーケストラのための)
2. I. 夜
3. II. 白鯨
4. III. 鱈岬

5. 夢の時 (オーケストラのための)

[CD2]
武満徹講演

小泉浩 (アルト・フルート)(2-4)
篠﨑史子 (ハープ)(2-4)
札幌交響楽団/指揮:岩城宏之(CD1)

1982年6月27日
札幌市民会館ホール(ライヴ)

1982 武満徹世界初演曲集 岩城宏之 、 札幌交響楽団

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武満徹 – Toru Takemitsu (1930-1996)
ア・ウェイ・ア・ローン II
1.(14:09) A Way a Lone II

BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団 – BBC National Orchestra of Wales
尾高忠明 – Tadaaki Otaka (指揮)

武満徹:ア・ストリング・アラウンド・オータム/ウォーター・ドリーミング/ア・ウェイ・ア・ローンII(BBCウェールズ・ナショナル管/尾高忠明)

武満徹 – Toru Takemitsu (1930-1996)
海へ II (アルトフルート、ハープと弦楽のための)
Toward the Sea II

1.(03:43) I. The Night
2.(04:25) II. Moby Dick
3.(03:57) III. Cape Cod
total(12:05)

ペトリ・アランコ – Petri Alanko (フルート)
タピオラ・シンフォニエッタ – Tapiola Sinfonietta
オッコ・カム – Okko Kamu (指揮)

武満徹海へ II (アルトフルート、ハープと弦楽のための)

漫画「テルマエ・ロマエ」の原作者として有名で最近はコメンテーターとしてテレビでの出演も多いヤマザキ・マリさんのお母さまは、札響のヴィオラ奏者だったそうです。
そのため、母親について幼少期は、千歳市で暮らしていました。
1982年というとマリさんは15歳、当然お母さまは、札響のメンバーとしてこの演奏に参加していたものと思います。

そんなことも考えて聴くと余計楽しくなりますね。



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