こんにちは、
ともやんです。
小澤征爾が、1968年にシカゴ交響楽団を指揮した、ベートヴェン交響曲第5番”運命”とシューベルトの交響曲第8番”未完成”を聴きました。
まず、小澤とシカゴ交響楽団?と思ったのですが、その他、シカゴ響を振った録音では、他にヤナーチェク、バルトークなどを振ったものがあるようです。
この録音は、小澤33才の時の録音です。
どんなやんちゃな演奏かなと期待したのですが、既に端正で落ち着いた演奏を展開しています。
かといって老成した演奏ではなく、楽器の鳴らし方など思い切りの良さを感じるし、録音のせいか弦セクションもチェロ、バスも良く歌っています。
むしろ後年のボストン響とのよりまとまった演奏よりも挑戦的な印象があり、好感をもちます。
なお、このCDは、村上春樹著の偏愛するクラシック音楽についてのエッセイ『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で取り上げています。
小澤征爾&シカゴ響 “運命”&”未完成”
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67
1.(07:24) I. Allegro con brio
2.(10:35) II. Andante con moto
3.(05:18) III. Allegro –
4.(08:37) IV. Allegro
total(31:56)
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フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D. 759
Symphony No. 8 in B Minor, D. 759, “Unfinished”
5.(12:10) I. Allegro moderato
6.(10:56) II. Andante con moto
total(23:06)
シカゴ交響楽団 – Chicago Symphony Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
録音:1968年
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 シューベルト:交響曲第8番「未完成」<期間生産限定盤> 小澤征爾
“ソニー・クラシカル名盤コレクション1000″第1弾。本作は、30歳代前半でシカゴ交響楽団の夏の本拠地”ラヴィニア音楽祭”の音楽監督を務めていた小澤征爾による「運命」「未完成」の1968年初録音盤。
この後、サンフランシスコ交響楽団、ボストン交響楽団とアメリカのビッグ・オーケストラの音楽監督を歴任することになる小澤征爾の、颯爽たる若武者ぶりが聴ける快演。
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