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ハンス・ロスバウト 名盤 ベートーベン交響曲第8番&ヴァイオリン協奏曲

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こんにちは、
ともやんです。

オーストリアの名指揮者ハンス・ロスバウト。1895年7月22日グラーツ生まれで、1962年12月29日ルガノで67歳で没している。
つまり昨日が、127回目の誕生日でした。
2020年にロスバウトの生誕125年を記念してリリースされた、「ロスバウト・コンダクツ・ベートーヴェン」から交響曲第8番とヌヴーの独奏によるヴァイオリン協奏曲を聴きました。

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ロスバウト 20世紀音楽の使徒

CDジャケットの指揮姿を見ると、痩身であごの尖った神経質そうな外見。いかにも厳格で鋭い印象を与えるハンス・ロスバウト。僕の持つ「世界の指揮者名鑑866」では、同時代(20世紀)音楽の使徒としての存在感を私たちに印象付けている、記されています。そう記しているのが矢澤孝樹氏。音楽評論家にして現在ニューロン製菓の代表取締役でもあります。
私たちに印象付けると書いているのでもっと上の世代かと思ったら僕よりひと回りも下の人。へえ、そうなんだ、と変に納得。

矢澤氏は、ロスバウトの経歴を紹介しながら、まとめとして次のように記しています。

“新即物主義の厳格さと、そこから逸脱する表現衝動との危うい均衡が、再評価を促す。その個性が際立つマーラー録音の今後の発掘に期待したい。”

なんかほぼ同時代に活躍して異彩を放ったヘルマン・シェルヘンを彷彿さえます。ちなみにシェルヘンは、1891年生まれで66年没なので、ロスバウトの生涯がすっぽり入っている。
シェルヘンも端正で厳格で明晰な演奏の印象があったが、晩年のベートーヴェンのライブは、狂ったような演奏で、まさに逸脱しまくった演奏でした。

果たしてロスバウトではそんな録音が発掘されるのでしょうか?

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ロスバウトのベートーヴェン 印象

取り上げたCD「ロスバウト・コンダクツ・ベートーヴェン」には、ベートーヴェンの交響曲が、7曲8種類が収録されています。

録音がないのが、第4番と第9番で、第8番が2種類の演奏があります。

聴くまでは、上記のシェルヘンの演奏をイメージしていましたが、意外とテンポも遅めで大らかな印象を受けました。しかし、大らかと言っても緩いものではなく、随所に念を押すような厳しさを感じ、矢澤氏の指摘する厳格さと表現衝動のとの危うい均衡を感じされるのではないでしょうか。

他の作品もぜひ聴いてレビューしたいと思います。

ロスバウト 名盤 ベートーヴェン交響曲第8番&ヴァイオリン協奏曲

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93

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1.(10:36) I. Allegro vivace e con brio
2.(04:28) II. Allegretto scherzando
3.(05:29) III. Tempo di menuetto
4.(08:25) IV. Allegro vivace
total(28:58)

—————-

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61※
Violin Concerto in D Major, Op. 61

5.(23:48) I. Allegro ma non troppo
6.(09:50) II. Larghetto
7.(10:20) III. Rondo: Allegro
total(43:58)

ジネット・ヌヴー – Ginette Neveu (ヴァイオリン)※

バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団 – South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden and Freiburg
ハンス・ロスバウト – Hans Rosbaud (指揮)
録音: 1961年6月23,24日
録音: 1949年9月25日 場所: クアハウス、バーデンバーデン※

ロスバウト・コンダクツ・ベートーヴェン

ベートーヴェン・イヤー注目盤、ヌヴー、アンダとの共演を含むロスバウトの堂々たる名演がBOX化!

古典派から現代まで幅広いレパートリーを持ち、特に同時代音楽の擁護者として続く世代の音楽家たちに大きな影響を与えたロスバウト。彼が南西ドイツ放送交響楽団の音楽監督時代に録音した、主に放送用音源からベートーヴェンの名演を集めたBOXが登場。西部ドイツ放送(WDR)提供音源によるケルン放送響との初発売の第2番と、2種類の第8番を含む交響曲集と序曲集、ヌヴーとのヴァイオリン協奏曲、アンダとの「皇帝」など評価の高い演奏がまとめられています。
今のピリオド解釈を経た世代を思わせるような切れ味の鋭さ、重心の低い堂々とした響きと圧倒的な解放感というロスバウトの様々な顔と、往年のヴィルトゥオーゾたちの妙技を際立たせる手腕を併せて堪能できるセットです。SWRのオリジナルマスターテープからのデジタルリマスタリング。



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