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武満徹 ノヴェンバーステップス 初演

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こんにちは、
ともやんです。

本来なら、昨日発信したかった記事ですが、いろいろな用事が重なり本日になってしまいました。

11月9日は、武満徹の傑作「ノヴェンバー・ステップス」が、ニューヨークで初演された日なのです。

武満徹は、映画音楽の世界でも活躍していて、僕が愛読している『日本映画300』佐藤忠男著の中でも、パラパラめくっただけでも何作も担当していることがわかります。
『不良少年』1961年羽仁進監督、『人間動物園』1961年久里洋二監督、『切腹』1962年小林正樹監督、『乾いた花』1964年篠田正浩監督、『砂の女』1964年勅使河原宏監督、『ブワナ・トシの歌』1965年羽仁進監督、『心中天網島』1969年篠田正浩監督など、多くの作品の音楽を担当しています。

その中でも62年の『切腹』を端の発し、邦楽器を使用した作品を琵琶の鶴田錦史、尺八の横山勝也と共同作業で制作をしていくことになりました。
担当作品としては、。『暗殺』1964年篠田正浩監督、『怪談』1965年 小林正樹監督、そしてNHK大河ドラマ『源義経』と続くのです。

そしてこの経験を元に現代音楽純音楽作品として、琵琶と尺八のための『エクリプス』を作曲するに至ります。

この作品を武満と親しくしていた小澤征爾が、ニューヨーク・フィルの副指揮者をしていたこともある関係で、音楽監督のレナード・バーンスタインに聴かせたところ気に入り、ニューヨーク・フィルハーモニック125周年記念委嘱作品のひとつとして『ノヴェンバー・ステップス』が作曲されたのです。

初演は、1967年11月9日、ニューヨーク・リンカーン・センターにおいて、鶴田錦史と横山勝也のソロ、小澤の指揮でニューヨーク・フィルハーモニックによって行われました。

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武満徹 鶴田錦史 横山勝也 今井信子&小澤征爾

武満徹 – Toru Takemitsu (1930-1996)
ノヴェンバー・ステップス
1.(19:06) November Steps

鶴田錦史 – Kinshi Tsuruta (琵琶)
横山勝也 – Katsuya Yokoyama (尺八)
サイトウ・キネン・オーケストラ – Saito Kinen Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
録音: September 1989

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エクリプス(蝕)
2.(10:56) Eclipse

横山勝也 – Katsuya Yokoyama (尺八)
鶴田錦史 – Kinshi Tsuruta (琵琶)
録音: August 1990

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ア・ストリング・アラウンド・オータム
3.(16:15) A String Around Autumn

今井信子 – Nobuko Imai (ヴィオラ)
サイトウ・キネン・オーケストラ – Saito Kinen Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
録音: August 1990

武満徹:ノヴェンバー・ステップス/エクリプス/ア・ストリング・アラウンド・オータム(鶴田錦史/横山勝也/今井信子/小澤征爾)

武満徹の代表作《ノヴェンバー・ステップス》に、武満が今井信子のために書き、1989年秋のフランス革命200年記念にパリ管弦楽団で初演された《ア・ストリング・アラウンド・オータム》などをカップリング。

圧倒的な成功を収めた1989年、90年の小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラのヨーロッパ・ツアーの折に録音された武満徹の世界に誇りうる名レコーディングです。



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