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岩城宏之 命日に聴く札響とのベートーヴェン

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こんにちは、
ともやんです。

縁とは面白いものです。
発信している方は、とくにそこまで考えていなくても、それを受取った人は、大げさに言えば運命と感じてしまうこともある。

僕と岩城宏之さんの縁もそんなもので、小学生、多分高学年の時にたまたま観ていたNHK交響楽団の番組でたまたま指揮をしていた岩城宏之さんの指揮姿に一目惚れしてしまいました。

そしてその時からN響のコンサート番組を定期的に観るようになりました。
最初は、もちろん岩城さん見たさでした。しかしその内に音楽自体にも興味を持つようになったのです。

つまり岩城さんの指揮姿をテレビで見なければ、僕はクラシック音楽についてここまで深く聴いてこなかった思うのです。

今日は、岩城宏之さんの命日。2006年6月13日に永眠されました。享年73歳。
現在も作家と思想家として活動している五木寛之さんと同年同月生まれですが、もっと活躍して欲しかった方です。

僕は、音楽好き本好きになったのは、このお二人の”ヒロユキ”さんのお陰と思っています。

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岩城宏之とヤマザキマリと札響交響楽団と

さて、今朝は岩城さんの命日ということで、岩城宏之指揮札幌交響楽団のCDで、ベートーヴェンの交響曲第4番と第7番の録音を聴いています。
1977年と79年の録音なので、もう40年以上前のものです。

岩城さんというとNHK交響楽団というイメージがありますが、札幌交響楽団とも強い関係があり、75年に正指揮者、78年に音楽監督、そして88年に桂冠指揮者として強いつながりがあります。

75年に正指揮者に就任した時、札響を日本のクリーブランド管に!」とハッタリ的な発言も飛び出したほどで、当時まだ40歳になったばかりの岩城さんが心血を注いで育てたオーケストラとも言えます。

ではなぜ、札響の録音を聴くようになったか?
それはヤマザキマリさんの影響です。

彼女の母親リョウコさんが、札響の創設メンバーだったのです。
リョウコさんは、1933年生まれで現在もご存命のようですが、マリさんの著書「ヴィオラ母さん」(私を育てた破天荒な母・リョウコ)で、鵠沼のお嬢様として育った母リョウコさんが、27歳で単身、全く未知の世界である札幌に乗り込んで行く姿が描かれています。

知人も友人もいない世界にヴィオラ一丁抱えて乗り込んでい行く雄姿は痛快です。
しかも時代は、敗戦からまだ15年ほどしか経っていない1960年。

そんな岩城さんとヤマザキマリさんとの縁で札響の録音を聴くようになりました。
僕はまだ札幌には行ったことがありませんが、そのうち札響の定期公演を聴きに行きたいと思っています。

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岩城宏之 札響 ベートーヴェン 交響曲第4番&第7番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60

1.(09:33) I. Adagio – Allegro vivace
2.(09:38) II. Adagio
3.(06:08) III. Allegro molto e vivace
4.(05:08) IV. Allegro ma non troppo
total(30:27)

札幌交響楽団 – Sapporo Symphony Orchestra
岩城宏之 – Iwaki Hiroyuki (指揮)
録音: 1977年10月25日 第175回定期演奏会 北海道厚生年金会館

———————

交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

5.(12:31) I. Poco sostenuto – Vivace
6.(07:58) II. Allegretto
7.(07:35) III. Presto, assai meno presto
8.(07:20) IV. Allegro con brio
total(35:34)

札幌交響楽団 – Sapporo Symphony Orchestra
岩城宏之 – Iwaki Hiroyuki (指揮)
録音: 1979年7月27日 第195回定期演奏会 北海道厚生年金会館

ベートーヴェン: 交響曲第4番, 第7番<タワーレコード限定> 岩城宏之 札幌交響楽団

岩城のベートーヴェンと言えば、1968年にNHK交響楽団と録音した、日本人による初めての交響曲全集が有名であり、晩年のマラソン・コンサートやオーケストラ・アンサブル金沢と収録した第5,7番と合わせ、多くの日本人指揮者のなかでもベートーヴェン演奏の評価が高いひとりです。1975年に、前任のペーター・シュヴァルツから札響を引き継ぎ、正指揮者からその後音楽監督に就任し、1988年まで13年間にわたり札響を育て上げました。その功績は大きく、言わばペーター・シュヴァルツが築いた基礎の上に、より力強いオーケストラの機能やパッション、柔軟さを植え付けたのが岩城でした。その上昇期には、武満をはじめとした日本の作曲家の作品も多く取り上げ、まさに札響の響きが確立したと言っても良いと思います。
byタワーレコード・オンラインショップより



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