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新垣隆&礒絵里子 珠玉のヴァイオリン名曲集がいい!

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こんにちは、
ともやんです。

ヴァイオリンとピアノのディオによる素敵なアルバムを見つけました。
ヴァイオリニストは礒絵里子(いそえりこ)さん、ピアノが新垣隆(にいがきたかし)さん。

礒さんのヴァイオリンは初めて聴きました。
確かなテクニックと豊かで澄み切った響きを聴かせてくれます。

このアルバム紹介文の中に、次のコメントがあります。

“本場ベルギーで学んだ礒絵里子のヨーロッパ本流のヴァイオリンと、陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた新垣隆のピアノによる珠玉のヴァイオリン名曲集です。”

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新垣隆 ゴーストライターの作曲家

アルバム紹介文で”陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた”と称された新垣隆氏。

2014年2月5日に週刊文春で、佐村河内守氏は、自作の作品がゴーストライターのもので、聴覚障害というのも「うそ」、という衝撃的な事実がすっぱ抜かれました。

佐村河内氏名義の作品は、既に著名な指揮者やオーケストラによる初演や録音が行われていました。
メディアでも積極的に取り上げられ、作曲賞などの最終候補にもなりかけたほど。
当時の音楽専門誌などでは、難聴ということから『現代のベートーヴェン』というコピーも見受けられました。

一方、一部には怪しいという意見などもあったようですが、当初はスルーされていました。

僕自身は、なんかうさん臭いなという懐疑心を持ち、新しもの好きの僕として珍しく聴こうとも思いませんでした。

そんな中で暴かれた衝撃的な事実。
そして佐村河内氏のゴーストライターを18年間務めた新垣隆氏がいきなり時の人になってしまったのです。

その衝撃的な事件からしばらく後、TVのバラエティー番組にも出演して変なギャグなどやらされていた新垣氏が可哀そうでした。
僕はTVを1日30分程度しか観ませんが、本当に低俗な番組が多い。

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新垣隆 本物の芸術家

新垣氏は、諸事情でTVに出ざるを得なかったかもしれませんが、それなりに彼の凄さを感じさせる番組も観たことがあります。

礒絵里子とのディオが、同年12月の録音。
新垣隆の作品の最初と最後に入っていて、感銘深い。

新垣氏も、この頃にはようやく落ち着いて自分のやりたいことが出来るようになったのだろうか。
彼自身は、普通の会社員の家庭に生まれたが、ピアノ好きな母の影響からピアノに興味を示し、桐朋学園大学を卒業しています。同大で非常勤の講師を務めていましたが、収入も少ないので佐村河内氏の依頼にアルバイト感覚で応じていたようです。

佐村河内氏が良識を持った人なら、新垣氏の才能を見出し、自分はプロデューサー的な立場で新垣氏を売り出せばよかったのに、虚言癖があったと言われる佐村河内氏はなんと自分の作品と偽っては発表して、しかもそこに捏造した経歴を付けることで箔を付けたようです。

アルバム『珠玉のヴァイオリン名曲集 礒絵里子&新垣隆』は、新垣氏がそんな諸々の音楽以外の雑念から解き放されて純粋に音楽と語り合っている録音です。

僕は、以前はクラシックの小曲を軽く見ていましたが、自分がヴァイオリンを始めてからそんな考えを改めました。

このアルバムはそんなことも考えさせくれる素敵なものです。

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礒絵里子&新垣隆 珠玉のヴァイオリン名曲集

新垣隆 – Takashi Niigaki (1970-)
ロンド
1.(03:13) Rondo

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エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
朝の歌 Op. 15, No. 2
2.(02:34) Chanson de matin, Op. 15, No. 2 (version for violin and piano)

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夕べの歌 Op. 15, No. 1
3.(04:04) Chanson de nuit, Op. 15, No. 1 (version for violin and piano)

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マヌエル・マリア・ポンセ – Manuel Maria Ponce (1882-1948)
エストレリータ(小さな星)(ハイフェッツ編)
4.(02:55) Estrellita (arr. J. Heifetz for violin and piano)
編曲 : ヤッシャ・ハイフェッツ – Jascha Heifetz

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クロード・ドビュッシー – Claude Debussy (1862-1918)
子供の領分 – 第6曲 ゴリウォッグのケーク・ウォーク(J. ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)
5.(02:37) Children’s Corner: VI. Golliwogg’s Cake-walk (arr. J. Heifetz for violin and piano)
編曲 : ヤッシャ・ハイフェッツ – Jascha Heifetz

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グリゴラス・ディニーク – Grigora? Dinicu (1889-1949)
ひばり
6.(02:24) Ciocarlia (Skylark)

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ヴィットリオ・モンティ – Vittorio Monti (1868-1922)
チャールダーシュ
7.(04:07) Csardas

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アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
ジプシーの歌 Op. 55, B. 104 – 第4曲 我が母の教え給いし歌(F. クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)
8.(03:04) Zigeunermelodien, Op. 55, B. 104: No. 4. Als die alte Mutter (Songs my Mother Taught Me) (arr. F. Kreisler for violin and piano)
編曲 : フリッツ・クライスラー – Fritz Kreisler

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パブロ・デ・サラサーテ – Pablo de Sarasate (1844-1908)
ツィゴイネルワイゼン Op. 20
9.(08:17) Zigeunerweisen, Op. 20

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アレクサンドル・コンスタンティノーヴィチ・グラズノフ – Alexander Konstantinovich Glazunov (1865-1936)
瞑想曲 ニ長調 Op. 32
10.(03:12) Meditation in D Major, Op. 32

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ジュール・マスネ – Jules Massenet (1842-1912)
歌劇「タイス」 – 第2幕 瞑想曲(ヴァイオリンとピアノ版)
11.(04:36) Thais, Act II: Meditation (version for violin and piano)

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愛の喜び
12.(03:12) Liebesfreud (version for violin and piano)

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愛の悲しみ
13.(03:15) Liebesleid (version for violin and piano)

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カミーユ・サン=サーンス – Camille Saint-Saens (1835-1921)
動物の謝肉祭 – 第13曲 白鳥(J. ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編)
14.(02:50) Carnival of the Animals: XIII. Le Cygne (The Swan) (arr. J. Heifetz for violin and piano)
編曲 : ヤッシャ・ハイフェッツ – Jascha Heifetz

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エイトール・ヴィラ=ロボス – Heitor Villa-Lobos (1887-1959)
黒鳥の歌
15.(02:44) Song of the Black Swan

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新垣隆 – Takashi Niigaki (1970-)
哀しい鳥
16.(06:32) Sad Bird

礒絵里子 – Eriko Iso (ヴァイオリン)
新垣隆 – Takashi Niigaki (ピアノ)
録音: 3-5 December 2014, Miyoshi City Cultural Hall, Japan

ロンド~珠玉のヴァイオリン名曲集 礒絵里子 新垣隆

陰の天才から、真の天才へ!
鬼才・新垣隆が盟友・礒絵里子と紡ぐ16の音の花束

本場ベルギーで学んだ礒絵里子のヨーロッパ本流のヴァイオリンと、陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた新垣隆のピアノによる珠玉のヴァイオリン名曲集です。

このアルバムでは、新垣隆の作曲による「ロンド」「哀しい鳥」という2曲の魅力溢れる新曲を収録、多彩な音のパレットを持つ彼の非凡な才能が開示されています。

新垣隆自身の名前が冠されるクラシック・アルバムとしては初となるこの「ロンド」は、新曲以外に、数多ある世界中のヴァイオリン名曲の中からまさに宝石のような全16曲を収録、薫り立つような音の花束は、聴く人の琴線に深く触れることでしょう。

学生時代から長きに渡り深い友情と信頼を醸成してきた礒と新垣による至高のデュオ・サウンド、その芸術が今、ここに結晶し、そして飛翔します。



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