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ギュンター・ヴァント カルミナ・ブラーナ

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こんばんは、
ともやんです。

今日はドイツの偉大な指揮者ギュンター・ヴァントの命日。2002年2月14日に90歳で亡くなりました。

90年代の日本では、朝比奈隆と共に最後の巨匠と呼ばれ、朝比奈の方が4歳年上でしたが、2001年12月29日に亡くなるとヴァントも僅か2ヵ月余りで世を去りました。

二人の音楽は聴こえてくる音としては大らかな朝比奈と緻密なヴァントで違うようですが、似ている部分もあり、奏者一人一人まで徹底的に演奏させるというところでしょうか。

今日はヴァントの命日を偲んでオルフのカルミナ・ブラーナを聴きました。

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ギュンター・ヴァントって誰?

ギュンター・ヴァントは、1912年生まれ。同年生まれではチェリビダッケ、ショルティ、クルト・ザンデルリンクという錚々たる名前が見受けられます。
4歳上にカラヤン、アンチェル、朝比奈、2歳上にケンペ、2歳年下にクーベリック、ジュリーニがいて、バーンスタインは6歳下。

僕は、1970年から本格的にクラシックを聴き始め、それなりに著名な音楽家の名前は耳に入ってきました。しかし不思議なのは1912年生まれの内、ショルティはアメリカで活躍していたので早くから知っていましたが、ヴァント、チェリビダッケ、K.ザンデルリンクの名前を知ったのはかなり遅く80年代の半ばを過ぎてようやく知ったのです。当時すでに彼らは、70歳前後で世界的な巨匠だったのに。

ひとつは当時の僕は、会社員として忙しい日々を送っていたのでそんな余裕がなかったことも要因かもしれません。

一方、チェリビダッケは、ベルリン・フィルのカラヤンの前任者として意識的に情報が抹殺されていたように思うし、K.ザンデルリンクは活動の舞台が旧ソ連下だったことである程度理解できます。しかし、西ドイツで活動していたヴァントの名前はなぜか届かなかったです。

僕は80年代にヴァント&北ドイツ放送響によるブラームス交響曲全集のCDを買ったのですが、いまでも憶えているけど「ギュンター・ヴァントって誰?」と思いながらなんか良さそうという勘が働いて購入したのでした。

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ギュンター・ヴァント 解釈より理解

ギュンター・ヴァントは、多分音楽においては相当に頑固で難儀な人だったと思われます。だからカラヤンと同世代(ヴァントが4歳年下)で、これだけの人でありながら日本で知名度が上がったのはかなり遅かったようです。

多分1982年に北ドイツ放送響の首席指揮者にようやく日本でも知られるように。僕が初めてヴァントのCDを買った時期と重なっています。

さてここで面白い文章を見つけました。ヴァントのCDの日本盤の解説に「究極の目標は、音楽を解釈せず理解することである」というヴァントの言葉が記載されていたというコメントです。

「音楽を解釈せず理解すること」とは何?解釈と理解は、似て非なるもの。
ヴァント自身「究極の目標」としていることから、言うは易い行うは難しということか。
つまり浅い理解しかしなかったら、適当な解釈しかできないということでまるで近年の政権を見るようです。

で、このヴァントの言葉を紹介した人は、ヴァントはこのことをリハーサルでオケに徹底させることで、あちこちで楽員たちとのトラブルにも発展したらしい。

ここで思い出すのは、音楽ではなくプロ野球での話しですが、解説者の田淵幸一氏がラジオ番組で「人の良い監督は名監督になれない」という言葉。つまり自分の考えをコーチ陣や選手に徹底させられないということだと思う。

だからヴァントは自分の考え、やり方を徹底させようとしてことで壮年期までは苦労したがその後時代の変と共にオーケストラからも尊敬される存在になったようです。

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ヴァント&北ドイツ放送響の『カルミナ・ブラーナ』は古今東西あらゆる演奏の中でも最高峰に位置する衝撃的大名演・大名盤。異様なボルテージでありながら声楽と管弦楽が完璧なバランスで鳴り渡り、緻密に構築された激情が終曲で途轍もないカタストロフを生み出す圧巻の大演奏です。タワーレコードより

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ギュンター・ヴァント カルミナ・ブラーナ

オルフ:カルミナ・ブラーナ(北ドイツ放送響/ヴァント)
ORFF: Carmina Burana (NDR-Sinfonieorchester/Wand)

カール・オルフ – Carl Orff (1895-1982)
カルミナ・ブラーナ – 全世界の支配者なる運命の女神
Carmina Burana: Fortuna Imperatrix Mundi
作詞 : 不詳 – Anonymous
1.(02:38) O Fortuna
2.(02:45) Fortune plango vulnera
total(05:23)

カルミナ・ブラーナ – 第1部 初春に
Carmina Burana: I. Primo vere
3.(03:43) Veris leta facies
4.(01:55) Omnia sol temperat
5.(02:38) Ecce gratum
total(08:16)

カルミナ・ブラーナ – 芝生の上で
Carmina Burana: Uf dem anger
6.(01:47) Tanz
7.(03:23) Floret Silva
8.(05:48) Chramer, gip die verwe mir
9.(02:59) Reie
10.(00:54) Were diu werlt alle min
total(14:51)

カルミナ・ブラーナ – 第2部 酒場で
Carmina Burana: II. In taberna
11.(02:36) Estuans interius
12.(03:24) Olim lacus colueram
13.(01:53) Ego sum abbas
14.(03:06) In taberna quando sumus
total(10:59)

カルミナ・ブラーナ 第3部 愛の誘い 「天秤棒に心をかけて」
Carmina Burana: III. Cour d’amours
15.(03:10) Amor volat undique
16.(02:25) Dies, nox et omnia
17.(01:03) Stetit puella
18.(02:59) Circa mea pectora
19.(00:57) Si puer cum puellula
20.(00:58) Veni, veni, venias
21.(02:20) In trutina
22.(02:23) Tempus est iocundum
23.(00:47) Dulcissime
total(17:02)

カルミナ・ブラーナ – 白い花とヘレナ
Carmina Burana: Blanziflor et Helena
24.(01:52) Ave formosissima

カルミナ・ブラーナ – 全世界の支配者なる運命の女神(II)
Carmina Burana: Fortuna Imperatrix Mundi (II)
25.(02:34) O Fortuna

マリア・ヴェヌティ – Maria Venuti (ソプラノ)
ウルフ・ケンクリーズ – Ulf Kenklies (テノール)
ピーター・バインダー – Peter Binder (バリトン)
北ドイツ放送合唱団 – North German Radio Chorus
ハンブルク少年合唱団 – Hamburg Boys Choir
ハノーヴァー・ニーダーザクセン州立歌劇場合唱団 – Hannover Niedersachs State Opera Chorus
北ドイツ放送交響楽団 – North German Radio Symphony Orchestra
ギュンター・ヴァント – Gunter Wand (指揮)
録音:1984年5月14日 ハンブルク、ムジークハレ

ギュンター・ヴァント不滅の名盤[11]北ドイツ放送交響楽団編 《展覧会の絵》、カルミナ・ブラーナ他

Profilの名盤を丁寧にSACDハイブリッド化!
1作ずつじっくりと向き合って味わいたい〈ヴァント不滅の名盤〉
衝撃的大名演カルミナ・ブラーナが、更なる音質大改善で迫る!
ロシア音楽もヴァント節全開で他に代え難い魅力たっぷり



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