こんばんは、
ともやんです。
今日は、ワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世の名作『美しく青きドナウ』が初演された日です。
1867年2月15日にウィーンのディアナ・ザールで初演されました。
初演は現在のような管弦楽版ではなく、合唱曲でウィーンの男性合唱団に捧げられました。
ということで今日は、『美しく青きドナウ』はじめ、ヨハン・シュトラウス2世の名曲を聴きました。演奏は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。ですが指揮がなんとカール・ベーム。
美しく青きドナウは合唱曲だった
『美しく青きドナウ』が、初演された時は、合唱曲でした。それを作者自ら管弦楽に編曲して、不滅の名曲となりまました。
初演された時の歌詞が以下のものでした。
「悩み多い君
君は美しく優しい
坑穴に光る黄金のように
そこに真実は育つ
ドナウのほとり
美しき、青きドナウの」
カール・ベックの詩によるもので、最後の1行がそのまま曲名になったのでした。
その後、ヨハン・シュトラウス2世は、2管編成のオーケストラのためのワルツに編曲し、これが現在ヨハン・シュトラウス2世の最高傑作として愛されています。
ベーム&ウィーン・フィル 美しく青きドナウ
ウィンナワルツと言われば、本場の名門ウィーン・フィル。
そして往年の巨匠オーストリア出身のカール・ベーム。
ウィーンフィルのウィンナワルツはいいに決まっている。
ところが指揮がカール・ベーム。
厳格で辛口なベームとどうもウィンナワルツが結びつかない。
でもベームもオーストリア人。
どんな演奏なんだろう?て聴きだしてすっかり楽しく聴きました。
録音は1970年初頭。ベームが、ウィーンフィルとベートーヴェンの交響曲全集を録音したころ。でもわかるな、あのベートーヴェンは緩かったしな。
ところがベートーヴェンで緩かった、よく言えば大らかだった演奏がヨハン・シュトラウス2世では味のある名演となったのです。
ベームは、ウィーンフィルに任せて楽しく指揮している姿は目に浮かんできます。
おすすめの名盤です。
カール・ベーム ヨハン・シュトラウス2世作品集
ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899)
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op. 314
1.(09:42) An der schonen, blauen Donau (The Beautiful Blue Danube), Waltz, Op. 314
———————
02:53トリッチ・トラッチ・ポルカ Op. 214
2.(02:53) Tritsch-Tratsch-Polka, Op. 214
———————
11:03皇帝円舞曲 Op. 437
3.(11:03) Kaiser-Walzer (Emperor Waltz), Op. 437
———————
ポルカ・シュネル「雷鳴と電光」 Op. 324
4.(03:26) Unter Donner und Blitz (Thunder and Lightning), Polka, Op. 324
———————
ワルツ「南国のバラ」 Op. 388
5.(09:43) Rosen aus dem Suden, Op. 388
———————
ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899) / ヨーゼフ・シュトラウス – Josef Strauss (1827-1870)
ピッツィカート・ポルカ
6.(02:42) Pizzicato-Polka
———————
ヨハン・シュトラウスII世 – Johann Strauss II (1825-1899)
アンネン・ポルカ Op. 117
7.(04:16) Annen-Polka, Op. 117
———————
常動曲(無窮動) Op. 257
8.(03:03) Perpetuum mobile, Op. 257, “Musikalischer Scherz” (Musical Joke)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
カール・ベーム – Karl Bohm (指揮)
J. シュトラウスII:管弦楽作品集(美しく青きドナウ)(ウィーン・フィル/ベーム)
ベーム没後40年企画。
一流のJ.シュトラウス解釈が聴く者を圧倒する、ベームのウィンナ・ワルツ集。
優秀録音!新規で本国のアナログ・マスターテープより最新復刻。世界初SA-CD化!
コメント